2010年7月20日火曜日

ハニートラップ

 ハニートラップとは、女性スパイが対象男性を誘惑し、性的関係を利用して懐柔するか、これを相手の弱みとして脅迫し機密情報を要求する諜報活動。直訳すると、「蜜の罠」。このハニートラップにホワイトハウスの経済アドバイザー、ニューヨーク大学のルービニ教授が引っかかってしまったのではという報道がされているそうです。

 この、イラン系ユダヤ人の教授を有名にしたのは、2006年のIMF総会の講演で今回の一連の米国を襲った未曾有の経済危機を予測したことからである。未曾有の経済危機には、未曾有の財政出動が必要だと唱えている。

 このアメリカの中枢人物の一人にハニートラップを仕掛けてきたのが

 ロシア人スパイのアンナ・チャップマン。ロシア西部のヴォルゴグラード出身。父親は元ソ連国家保安委員会(KGB)の幹部職員で現在はロシア外交官。

・2001年にロンドンのダンスクラブでイギリス人のアレックス・チャップマンと出会い翌年に学生結婚。チャップマン姓とイギリス国籍を取得している。

・2006年に離婚するも姓は変えず活動。元夫によればIQは162あったとされる。

・2010年2月、アメリカに核弾頭開発計画の情報を収集するスパイとしてアメリカへ入国、アメリカ人になりすまし、表向きにはマンハッタンの不動産会社、ベンチャー企業 を経営する敏腕女性社長を演じ、諜報活動を行っていた。

 最後はおとり捜査により御用となった。露領事館の職員を装ったFBIのおとり捜査官がアンナと接触、マンハッタンのカフェで落ち合った。普段、自分を“運営”する職員とは別人と知りつつ姿をあらわしたアンナ元被告に、捜査官は、ある人物に偽造パスポートを渡すようにと架空の任務を与えた。


 この際、アンナ元被告は捜査官に対し、連絡用パソコンの調子が悪いと苦情を伝え、しかも、修理してほしいと、そのまま手渡してしまっている。

 ルービニ教授自身は「二人はパーティーなどで出逢ったことがあるかもしれない」でも「一対一でおしゃべりとかはしてない」と主張しているそうです。



 

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