決算発表は予想を上回るものが続いているが、今週トップバッターのアルコア(アルミ会社。社名の由来は「Aluminum Company of America」の頭文字を取ったものである)は失望を誘った。
資源株の業績は、需給によって左右されるがそのカギを握るのが中国。しかし、中国は自前でアルミを作れてしまい世界全体としてのアルミの在庫は、ダブつくのではという懸念が出てきたそうです。
ロンドン金属取引所(LME)の在庫をみると、08年の初めには100トンの在庫だったのが現在450トンと在庫増加が著しい。にもかかわらず、アルミ価格は過去1年間で6割も上昇してきています。理由としてあげられるのは、世界1位の生産量であるロシアのルサール社が信用危機時に資金難に陥りLMEの在庫を担保に借り入れをおこなったためである。在庫はあっても担保になっていて動かせないということで、タイト感があったためです。
しかしアルミ価格の上昇もそうだが原油価格も上がってきているということで、資源国ロシアは潤ってきていることを考えるとタイト感が無くなってきているのでは。
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