チャールズ・カオ博士受賞
・光通信のためのファイバーの光伝送に関する草分け的な業績
光通信を目的としたファイバー内光伝達に関する画期的業績を称え受賞となった。現在では、インターネットでの高速通信には欠かすことのできない技術だが、実はこのアイデアが生まれたのは1969年。今から40年も前のことなんです。電磁気の影響を受けずに極細の信号線で高速信号が長距離に伝送出来るため、デジタル通信を中心に多くの通信用途に使用されています。では、どのような仕組みなのか?
アイデアは40年も前からありましたが、この頃はガラスを引き伸ばしてつくったケーブルの中を通して、情報を伝達しようとしたがうまくいかなかった。当初は、光にのせて情報を届けられる距離は20mだけだった。ここでチャールズ・カオ博士は、純度の高い石英を光ファイバーの材料に使うというアイデアを思いたつ。すると光にのった情報は100Km以上も伝達可能となる。1970年代のことである。もちろん、すぐに100Kmが可能になったのではなく、アメリカのコーニング社という会社(世界最大のガラス製品メーカー)が、ガラス製造技術の向上により1Kmの情報伝達が可能となった。ここから更に技術が向上して、光伝達の距離も飛躍的に延びていった。
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