2009年公開の映画です。富裕層向けのプライベートバンクである金融機関の裏側を描いた映画です。しかも、実際にBCCIという1991年に破綻した国際商業銀行がモデルとなっています。今、世界を動かしているのは国家や宗教ではなく、多国籍企業かもしれない。そんな不安を映画化した作品です。
ストーリーは、ルクセンブルクに拠点を置く国際銀行、IBBC(モデルとなっている名前ににているが微妙に違う)。この銀行の不審な取引情報をつかんだインターポール捜査官のサリンジャー(クライヴ・オーウェン)とニューヨーク検事局のエラ(ナオミ・ワッツ)は本格的な捜査に乗り出すが、核心に迫ろうとするたびに関係者が消されてしまう。要するに、武器取引の仲介・斡旋をしていたのがこのモデルとなった銀行なんです。
観る前の前知識として、
①地理
イタリア(ミラノ・トリノ・ローマ) スペイン(マドリード) フランス(リヨン・パリ) ドイツ(ベルリン・ミュンヘン) スイス ルクセンブルク スイス ベルギー オーストリア チェコ ポーランドとインターポール(国際警察)ものを扱っているので島国な我々には、一体今どこにいるの状態になりなすので注意。
②企業
(1)トルコ・エアテック社 アメフット・スナイ社長
(2)カルビーニ・ディフェンス社 ウンベルト・カルビーニ社長
(3)IBBC(商業銀行)
(1)と(2)は武器製造会社で世界で唯一この2社だけがボルコン(誘導装置)を製造できる会社。(3)は中国などから安いミサイルを買いつけ、それにボルコンを搭載してイランやシリアに転売している。
この前知識があれば特別な金融知識がなくても観れますので、一度ご覧になってみては。
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