昨晩の米株式は原油上昇も一服し反発。NYダウは前日比126.13ドル高の42080.37ドル、ナスダックは前日比259.013ポイント高の18182.916、S&P500は前日比55.19ポイント高の5751.13。主だった経済指標はありませんでしたが、中東リスクがやや後退との見方も市場に安心感を与えたようです。なお日経平均株価も前日比340円42銭高の39277円96銭で取引を終えました。米株式の買い優勢の展開に加え、午後から中国で12日に財政政策強化などが発表されると伝えられ期待が広がり株価を押し上げた面もあった模様。
【ドル円 日足】
【NY金12月限 日足】
【OSE金標準先物 日足】本日9日のOSE金標準先物8月限は前日比90円安の12536円で取引を終えました。NY金12月限が昨晩30.6ドル安の2635.4ドルと大きく下落。一旦、利下げ観測が後退したことで利益確定売りで押されたとみられます。 レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラのナイム・カセム副政治局長が8日、レバノンでの停戦に向けた取り組みを支持すると述べたことで中東リスク後退の見方も出ましたが、演説の大半は挑戦的でイスラエルとの戦闘を続けるヒズボラの備えと能力を強調しており収まりは見えません。レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは、同国南部の国境地帯でイスラエル兵を標的にした攻撃を9日に実施したと発表しています。バイデン米大統領は9日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談。関係筋によると、イスラエルによるイランへの報復が主要議題になる見込みで、米政府としてはイスラエルの対応が適切かどうか意見を出したい考えのようです。バイデン氏は先週、イスラエルがイランによるミサイル攻撃の報復としてイランの石油施設や油田を攻撃する可能性について、自身がイスラエルの立場であれば「それ以外の選択肢を検討する」と述べており会談内容が注目されます。
【NY白金1月限 日足】
【OSE白金標準先物 日足】
OSE白金標準先物8月限は前日比41円安の4559円で3日続落。14時に中国が12日に会見を開くと報道されると利食い売りに押されていた中国株も反発し、財政政策強化に期待が強まったようです。中国において資源高の勢いが続くか…。
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