2022年10月5日水曜日

金 利上げペース減速観測で8000円台を回復

昨日はオーストラリア準備銀行(RBA)が利上げを決定しましたが利上げ幅は0.25%にとどまり利上げペースを減速させました。これが欧米の利上げ観測にも影響を与えたのか、利上げペース鈍化への期待が膨らんでいます。米8月雇用動態調査(JOLT)が低下し週末に控える米9月雇用統計での労働市場の悪化が利上げペースを鈍化させるといった観測が広がり市場はこれを好感し株価は大幅に上昇しています。米株式市場はNYダウが前日比825.43ドル高の30316.32ドルとなり2営業日で約1590ドルの上昇。ナスダックは前日比360.971ポイント高の11176.405、S&P500も前日比112.50ポイント高の3790.93。米10年債利回りは一時3.5%台まで低下し、為替は対主要通貨でドル安の動きをみせました。

【金標準先物 日足】

米国経済指標では前日のISM製造業景気指数に続き雇用動態調査でも労働市場軟化の兆候がしめされ利上げペースの減速が意識されました。米長期金利が低下しドル安の動きからNY金12月限は前日比28.5ドル高の1730.5ドルと大きく上昇しています。前日の上昇で総取組高は45万枚台から43万枚台まで減少しながら反発をしておりショートカバーが主導している上昇と言えます。さらにドル円は1ドル144円台を維持していることからOSE金標準先物は昨晩の夜間立ち合いで直近の高値7937円(9/8)を超え7984円(00:35)まで上昇し直近高値を更新しました。現在、今朝の日中立ち合い寄付き7950円からは軟化し7920円台での推移となっています。米長期金利が3.641%まで持ち直しているためドル建て金価格が1726ドル近辺まで軟化していますが、1700ドルを回復し値固めをしている段階と言えそうです。SPDR金ETF残高が10/3に942.89トンと前日から約3トン増加、10/4でも944.63トンと前日比で増加。米長期金利が低下したことで、金利商品に流出していた投機資金が金ETF市場にも戻ってきている様子。NY先物市場においても先週まで7週連続で投機筋が売り込んできたことからすると巻き戻しの日柄経過にはまだ余地がありそう…。国内市場の力関係は売り方から買い方へ形勢逆転、7904円(9/8終値)を本日終値で超えると上昇への流れは強まるか?昨晩は期先2限月の6月限・8月限以外は8000円台を回復しています。レンジの変化に期待。

【白金標準先物 日足】

昨晩の夜間立ち合いで4140円(00:33)まで上昇し直近高値の4109円(9/22)を上抜けました。金・銀などの貴金属市場では投機的な売り込みからの買戻しの動きが活発となり昨晩大きく値上がりしています。今月納会を迎える当限10月限との価格差は150円を超える逆ザヤとなっています。ドル建て市場では直近終値ベースでの高値を更新し950ドルを目指す動きとなっています。白金は国内外で一目均衡表の雲を上抜けており形勢は買い方ペースでの動き。

 

 

 

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