2022年3月25日金曜日

金 円建て金価格3/9以来史上最高値更新7009円/g

北大西洋条約機構(NATO)と主要7か国(G7)はブリュッセルで首脳会合を開き、NATOはウクライナ向けに追加の軍事支援を表明、またロシア軍が化学・生物兵器を使用する恐れに警戒感を示しました。またG7もロシアに対する追加制裁を検討する方針。米政府はロシアの400以上の個人・団体を制裁対象に追加すると発表。米株式は前日ガスパイプラインの輸出停止で高騰した原油価格が値を下げインフレ観測が後退したことでジワジワを値を回復。NYダウは前日比349.44ドル高の34707.94ドル、ナスダックは前日比269.235ポイント高の14191.839、S&P500は前日比63.92ポイント高の4520.16。ドル円はドル金利上昇を背景にドル高円安が進行し、日本時間今朝122.43円まで円安が進行。ただ5・10日による実需筋のドル売り需要に押され仲値に向けてドル買い円売りが巻き戻される展開。日銀からの指し値オペの通知がなかったことも日米金利差拡大を見越していた投機筋が週末を控え利益確保とみられるドル売り・円買いに動いている様子。13:34現在121.25円まで朝から約1円の円高ドル安。

【金標準先物 日足】

NY金4月限は前日比24.9ドル高の1962.2ドル。NATO、G7での首脳会議でロシアへの制裁強化が打ち出されたものの事態打開の糸口がみえず安全資産が物色される展開から続伸。ロシアに対する米欧の制裁強化やロシア中央銀行が保有する金準備の利用制限を表明したことも金を買う安心感につながっているようです。2000ドルに達してから一旦1900ドル以下まで反落した後、NY総取組高は60~61万枚で横這いの推移を続けていますが、SPDRなど金ETF残高の増加傾向が目立ちます。今月前半の短期筋主導からスタグフレーションなどによる世界経済のリセッション(景気減速)懸念から長期保有を目的とした安全資産買いが増加している様子がうかがえます。国内円建て価格は夜間立ち合いで7709円(03:11)の史上最高値を更新。これまでの終値ベースの最高値7622円(3/9)を超える気配。

【白金標準先物 日足】

一目均衡表基準線(3988円)に近づき鬼門である4000円超えにトライしてきている様子。本日の日本経済新聞で取り上げられていますが、2021~2022年の世界の白金需給では供給が需要を上回る見通しが出ているのは周知のとおりですが、WPICによると2021年の中国の輸入量(差引きネット)が約109トンと中国国内の需要68トンを大幅に超過しています。価格が高騰しているパラジウムの代替えに白金が使用される可能性があり、中国が将来に備えて白金を調達、貯蔵しているとの観測が出てきています。ロシアからのパラジウム供給が滞る可能性もあり、ロシア・ウクライナ情勢悪化が長期化した場合、パラジウムから白金への乗り換えの動きが中国以外にも広がる可能性があるかもしれません。

 

 

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