ウィーラード・ボイル
博士受賞
ジョージ・スミス
・撮像半導体回路(CCDセンサー)の発明
CCDとはいったいなに?デジタルカメラでは多くの場合、イメージセンサにCCDを採用しています。CCDは昆虫の複眼のような構造をしており、一枚のCCD上に光を受ける素子がびっしりと敷きつめられている。 この一粒一粒の受光素子が光を受け、それを電荷として信号化している。そして、それをバケツリレーのように隣の素子に渡していくという仕組み。このことにより、平面で受けた光の情報を次々にバケツリレーのように順番に送り出していくので、一列に並んだ情報に変換できる。しかも、一個一個の素子に情報を読み出す配線をする必要がないので、素子の構造を大幅に簡略化できた。この発明は、1970年代なんです。
世界で最初に実用化されたのは10年後くらいで、白黒のCCDを松下電器(現パナソニック)が市販しました。1年後にソニーがカラーのCCDカメラを市販しました。
2009年の2つのノーベル物理学賞を取り上げましたが、2つともデジカメやインターネットには欠かせない技術だが、まさか40年も前からあったアイデアだったとは。最近のものだと思っていました。
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