おはようございます。
昨晩は発表された米労働生産性指数(確報値)は0.8%と予想を上回る伸びを示しました。同時に発表されている単位労働コストは2.4%と前回、市場予想を下回る低下となり賃金インフレ圧力の鈍化が意識されています。来週のFOMC前には9日米生産者物価指数(PPI)、13日米消費者物価指数(CPI)の発表がありFOMC直前のインフレ指標として注目されています。米株式はNYダウが前日比1.58ドル高の33597.92ドル、ナスダックが前日比56.34ポイント安の10958.55、S&P500が前日比7.34ポイント安の3933.92と小動き。一方、債券が買われ米長期金利は低下。米2年債利回りが4.264%、10年債利回りが3.421%と低下し逆イールドが-0.843%と拡大しています。前日に金融大手CEOらが来年のリセッションについて言及していますが、米長期金利にその見方が映し出されています。また中国がゼロコロナ政策の制限措置緩和10項目を公表。中国経済への楽観的な見方も株価を支える要因となった模様。また露プーチン大統領が「世界で核戦争のリスクが上昇しつつある」と発言したことを受けて一時ユーロが売られドルが買われる場面も。株式市場への影響はほぼなかったようです。
【NY金 日足】
【金標準先物 日足】NY金2月限は前日比15.6ドル高の1798.0ドル。米長期金利の低下を受けて強含みの動き。OSE金標準先物10月限も今朝の日中立ち合い寄付きが前日比9円高の7827円でスタート。やや円安ドル高の動きで下支えられ現在7830円前後で推移しています。ここのところ金ETF残高の減少には歯止めがかかってきている様子でNY市場では大きな節目となる200日移動平均線を超えようとする動きを見せています。金融引き締めの長期化の観測もありますが、米長期金利の逆イールド現象は将来の景気減速(リセッション)を市場は先取りしてきている印象です。年内にNY金は大きな転換を迎えようとしていると考えています。【NY白金 日足】
【白金標準先物 日足】NY白金1月限は4営業日ぶりの反発で前日比16.1ドル高の1011.5ドルと再び1000ドル台を回復。米長期金利の低下でドル建て貴金属が強含んだ動きとなりました。中国衛生当局が制限措置緩和10項目を公式サイトで発表。リスク区分の最適化やPCR検査対象の縮小、隔離体制の見直し、高齢者のワクチン接種の加速、非高リスクエリアでの移動制限・営業停止の禁止などが盛り込まれています。この数年、毎年年間100トン以上輸入している中国の経済活動が活発になることは白金市場にとってはプラス要因とみられます。WPICの2023年供給不足の見通しが相場を押し上げる要因となり、また南アの電力不足の問題も深刻化しつつあり供給不安に陥る可能性も・・・。
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