おはようございます。
注目されていた米11月消費者物価指数(CPI)は市場予想を下回るインフレ鈍化が示され、14日今晩(15日未明)の米FOMCでの急速な利上げペースが縮小される見通しが強まり長期金利が大きく低下しました。米11月CPIは前年比で+7.1%(予想+7.3%)、前月比+0.1%(予想+0.3%)、エネルギーと食品を除くコア指数でも前年比+6.0%(予想+6.1%)、前月比で+0.2%(予想+0.3%)と上昇率が低下しています。ただ低下しているとはいえ依然インフレ圧力が高い水準でいることには変わりません。
米FOMCでは政策金利が発表されると同時にFOMCメンバーにおける2022~2025年の年末政策金利見通し(ドットチャート)も公表されます。特に来年2024年末の政策金利見通しがどこまで引き上げられるのか?前回9月FOMCでは4.50-4.75%(中央値4.625%)の見通しが示されています。米株式は米CPIがインフレ鈍化を示したことで利上げ観測が和らぎ続伸。NYダウは前日比103.60ドル高の34108.64ドル、ナスダックは前日比113.075ポイント高の11256.813、S&P500は前日比29.09ポイント高の4019.65。NYダウは一時700ドル超まで上伸しましたが米FOMCを控え利益確定売りに押された様子。
ドル円は12/5以来となる一時134円台へ3円以上の下振れし、134.65円(23:26)までドル安円高が進みましたがドル売りが一巡後は135円台を回復し135円台中盤での動きとなっています。
【NY金 日足】
【金標準先物 日足】NY金2月限は前日比33.2ドル高の1825.5ドルのセツルメント。米CPI直後に急騰し直近高値を上回り、またインフレ観測が最大に強まっていた8月の高値も上抜きました。200日移動平均線を挟んだ動きを繰り返しながらも下値を切り上げています。ただ円建て価格は3円近いドル安円高もありNY金の上昇分を相殺し、現在(11:44)も前日終値7877円とほぼ変わらずの水準での推移。年内最大のビッグイベントとされる米FOMC政策金利発表を控えていますが、上昇圧力は強まっているとみられます。また銀の国際調査団体による需給報告では2022年での銀需給が1億9400万トロイオンスの供給不足になることが示されました。2022年は米国をはじめ世界各国での金融引き締め(利上げ)が進んできたため、金利のつかない『貴金属』の投機人気は低迷してきましたが、利上げ終着点が意識され始めた今、ドル高要因によって隠れていた需給面での強さが11月以降価格上昇につながってきています。銀は過去10年で最高の供給不足であるため当面堅調な展開になることが予想され、他の貴金属への影響も大きくなるとみられます。【NY白金 日足】
【白金標準先物 日足】NY白金1月限は前日比30.9ドル高の1038.9ドル。NY白金の総取組高の増加傾向は続いており投機資金の流入が続いているようです。国内OSE白金標準先物10月限では4300円割れでW底を形成し下値確認後の上昇となっています。円建て換算は本日60円高以上の計算となりますが、国内は出来高が進まずレンジ内にとどまっていることからも積極的な買いが手控えられている印象です。チャート上は遅行線が実線に沿った動きとなっており11月高値からの調整が一巡してきたとみられます。4300円台は割安感があると思われますが・・・。
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