寒の戻り、桜も葉桜になりかけてきたにもかかわらず、まだ冬の気配が残ります。
【今週の予定】
4月11日(月) | <国内> 2月機械受注(8:50) <海外> 中国3月消費者物価【CPI】(10:30) 中国3月生産者物価(10:30) アルコアなど決算発表 |
4月12日(火) | <国内> 10年物価連動国債入札 <海外> 米3月輸入物価(21:30) 米3月財政収支(13日 3:00) 米3年国債入札 |
4月13日(水) | <国内> 3月国内企業物価指数(8:50) 3月マネーストック(8:50) <海外> 中国3月貿易収支 米3月小売売上高(21:30) 米3 月生産者物価(21:30) 米地区連銀経済報告【ベージュブック】(14日 3:00) 米10年国債入札 JPモルガンなど決算発表 |
4月14日(木) | <国内> 3月首都圏新規マンション販売 30年国債入札 <海外> BOE金融政策委員会 米新規失業保険申請件数(21:30) 米3月消費者物価【CPI】(21:30) 米30年国債入札 G20財務相・中央銀行総裁会議(~15日 ワシントン) バンカメ、ウェルズファーゴなど決算発表 |
4月15日(金) | <海外> 中国1-3月期GDP(11:00) 中国3月小売売上高(11:00) 中国3月鉱工業生産(11:00) 中国3月都市部固定資産投資(11:00) 米4月NY連銀製造業景気指数(21:30) 米3月鉱工業生産(22:15) 米4月ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】(23:00) 米2月対米証券投資(16日 5:00) 国際通貨基金(IMF)・世銀春季総会(~17日 ワシントン) シティグループなど決算発表 |
先陣を切ったアルコア決算は減益。商品価格の下落やドル高の影響が出たようです。ただ航空機関連のアルミ需要見通しは下方修正したものの、全体のアルミ需要見通しは供給を上回るものと示しています。米株式は小動きでNYダウは前日比20.55ドル安の17556.41ドル。主要500社の決算はアルコア同様、商品価格の下落、ドル高などにより落ち込みが予想されています。ドル円は107円台後半から108円台へ。今週末にワシントンで開かれるG20、5月の伊勢志摩サミットを控え、日本政府・日銀の市場介入への警戒感は薄く、閣僚などの円高けん制発言の影響は一時的と見る向きが多いようです。米10年国債利回りは低い水準が続いており1.73%。
【CFTC建玉明細 2016/4/5現在】
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ロング
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ショート
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ネット
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総取組高
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CMEドル円
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98,130
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38,057
|
60,073
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166,831
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NY金
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263,781
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73,381
|
190,400
|
474,094
|
NY銀
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79,942
|
27,931
|
52,011
|
179,913
|
NY白金
|
40,313
|
11,690
|
28,623
|
55,898
|
NYパラジウム
|
14,295
|
8,839
|
5,456
|
22,736
|
NY原油
|
541,716
|
251,586
|
290,130
|
1,773,774
|
シカゴコーン
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338,427
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423,969
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-85,542
|
1,439,814
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シカゴ大豆
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215,027
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153,967
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61,060
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772,217
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週末発表されているCFTC建玉明細。顕著なのは「金」の買い越し。依然として高水準の買い越し枚数を維持しています。米株式市場も高値警戒感が強くリスクオンになりきれないなか、ドル金利も低水準で推移しており上がらずとも売り込む材料にも乏しいところがあります。また「コーン」が再び売りポジションが拡大されています。作付け意向面積の発表から投機筋は売りポジションを強めています。
【NY金 週足】
先週は調整からの切り返し。先週予想は1245~1190ドルとしていました。実際の推移は高値1245ドル~安値1215.7ドル。投機筋の大幅な買い越し枚数から1200ドルまで調整を余儀なくされると考えていましたが、相場は1200ドルを維持し切り返してきました。約4週間も高値からの上値抵抗を抜け出し再度1287.8ドル(3/11)を窺う気配です。円高ドル安が続くなか堅調さが維持されることになり、テクニカルでも一目均衡表の転換線を下値支持としてサポートされてきていますが、個人的には現在のCFTC建玉明細からみる投機筋の買い越し残では更なる買い越し拡大の可能性は低く、ドル安による上値も前回高値1287.8ドル越えはまだ厳しいと判断しています。今週の予想レンジは1273~1200ドル。
【東京金 週足】
先週は円高要因もありトレンドを崩した下げになりました。先週の予想レンジは4480~4250円としていましたが、実際の推移は高値4431円~安値4266円。国内4300円が相場の分岐点になりそうですが、今週は切り返しをみせています。しかし、一旦相場は崩れたことからするとV字回復は困難とみられ、中勢持ち合いの中心ラインを探るような動きと見ています。テクニカルではNYと異なり一目均衡表の転換線を割り込み基準線まで差込みましたので買い方の値洗いは悪化しており頑張って4400円回復がいいところと判断します。今週の予想レンジは4420~4260円。
【東京白金 週足】
「金」同様、国内は円高にも押され大きく下ブレ崩れました。先週の予想レンジは3500~3270円としていましたが、実際の推移は高値3550円~3292円。今週は一旦突っ込みを見せたあと切り返してきています。安値から100円以上切り返してきましたが、流動性の低さから荒っぽいブレで決して力強い上昇とは判断できません。こちらも年初からの下値は切り上げてはいるものの、相場は一旦崩れたと見てもう一段の安値を警戒しています。年初上海ショックによる急落で「白金」では時間足で窓の空いているところがあります。売り方買い方の顔ぶれがここで変化しており、ここを割り込むまではいかないと考えていますが、試す可能性はあるのではと考えています。今週の予想レンジは3490~3270円。
【東京ドバイ原油 週足】
先週は産油国協議に対する思惑で上下し円高で押されましたが、今週は切り返しています。先週の予想レンジは28200~23200円としていましたが、実際の推移は高値27350~安値24360円。テクニカルでは崩れるところまで下げきれず切り返していることから押し目として年初からの上昇基調は継続していると判断できます。円高が上値を押さえる要因にもなりますが、まだボラが低いながらも上値を窺う展開と予想します。今週の予想レンジは29200~25600円。
【東京とうもろこし 週足】
戻り売りの展開に変化はありません。今週からクロッププログレスの発表が始まり第一週目は平年並みの作付け進捗になっています。投機筋のポジションからも売り方有利の展開とみます。
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