オーストラリアブリスベンで行われていたG20はG20全体のGDPを2018年までに2.1%底上げすることを首脳宣言で採択し閉幕しました。
今朝に発表された日本の7-9月期GDP速報値は市場予想を大きく下回る内容でした。市場予想は前期比+0.5%前年同期比+2.2%でしたが、発表は前期比-0.4%前年同期比-1.6%。安倍首相はこのGDPの結果を消費増税を先送りするか否かの判断材料にするとされているため、発表当初は「増税先送り」への期待から117円までドル買い円売りが進みましたが、高値は維持することはできず株価は急落し、それに沿ってドル円も115円台中盤まで下落しています。
先ほど取引を終えた日経平均株価は16973.80円の-517.03円。ドル円は115.70円で推移。
【CFTC建玉明細 2014/11/11現在】
ロング
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ショート
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ネット
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総取組高
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CMEドル円
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47,271
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129,834
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-82,563
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227,576
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NY金
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177,268
|
121,225
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56,043
|
443,422
|
NY銀
|
57,465
|
47,033
|
10,432
|
170,684
|
NY白金
|
40,883
|
18,750
|
22,133
|
60,167
|
NYパラジウム
|
24,648
|
3,372
|
21,276
|
35,085
|
NY原油
|
442,119
|
165,287
|
276,832
|
1,509,371
|
シカゴコーン
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451,884
|
241,492
|
210,392
|
1,328,322
|
シカゴ大豆
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199,063
|
173,948
|
25,115
|
660,607
|
週末に発表されている11/11(火)時点のCFTC建玉明細では、「金」は雇用統計後大きく反発していたものの更にショートポジションは増えており買い越し7,182枚の減少で3週連続。「銀」などは逆に買い越し増加。「原油」も若干買い越しが増加しています。約2円ドル高円安が進んだ「ドル円」はドル買い円売りポジションが10,912枚の増加。「とうもろこし」は着実に買い越しが増加しており22,765枚増え、5週連続の買い越し増加。
【今週の予定】
11月17日(月) | <国内> 7-9月期GDP【速報値】(8:50) 10月首都圏新規マンション販売(13:00) <海外> 米11月NY連銀製造業景気指数(22:30) 米10月鉱工業生産(23:15) |
11月18日(火) | <国内> 日銀金融政策決定会合(~19日) 20年国債入札 <海外> 独11月ZEW景況感調査(19:00) 米10月卸売物価(22:30) 米11月NAHB住宅市場指数(19日 0:00) 米9月対米証券投資(19日 6:00) 米ロサンゼルス国際自動車ショー(~30日) |
11月19日(水) | <国内> 日銀金融政策決定会合結果発表 9月全産業活動指数(13:30) 10月全国百貨店売上高(14:30) 黒田日銀総裁会見(15:30) 10月訪日外客数 <海外> 米10月住宅着工・建設許可件数(22:30) FOMC議事録【10月28-29日分】(20日 4:00) |
11月20日(木) | <国内> 10月貿易収支(8:50) 10月コンビニ売上高(16:00) 10月日本製半導体製造装置BBレシオ <海外> 中国11月HSBC製造業PMI【速報値】(10:45) 独11月製造業・サービス業PMI【速報値】(17:30) ユーロ圏11月製造業・サービス業PMI【速報値】(18:00) 米10月消費者物価【CPI】(22:30) 米新規失業保険申請件数(22:30) 米10月中古住宅販売件数(21日 0:00) 米11月フィラデルフィア連銀指数(21日 0:00) 10月北米半導体製造装置BBレシオ(21日 8:00) 米10年インフレ連動国債入札 |
11月21日(金) |
【NY金 日足】
先週に続き、週末金曜日に安値から急騰。11/14高値1192.9ドルは26日基準線1193ドルで抵抗しています。値位置的には戻り一杯と見ていますが、日柄としてはもう少し必要かも知れません。
CFTC建玉明細からすると、結果論11/11時点ではまだかなりショートポジションが残っていたようですので、今回の上昇はショートポジションの買戻しと考えるの妥当と思います。1200ドルを越えていくのはまだ厳しいと判断しています。
【東京金 日足】
一般投資家の大半が売り越していたと思われますが、一般投資家のポジションに反し大幅上昇。チャートだけで行けば完全に上抜けました。国内チャートでは次の目標値が3/13高値4,545円となります。本日もフロアポジションは大幅に売り越しています。海外の戻り、ドル円の動きから上値は重いと判断していますが、値洗いが大きく変化したことによりまた明日は上下振られそうです。
【東京白金 日足】
持ち合いを上抜け雲の中。「金」の売りに対しての買いでは値上がりが追いつきませんが、「白金」単独で見れば順当な値上がりです。「金」に比べ地味ですが、今回上抜けたことにより下値リスクが浅くなったように考えています。買い維持方針。
【東京原油 日足】
こちらは先週チャート的にも崩れています。本日戻りは入りましたが、所詮アヤと見ています。「売り」方針継続。
【東京とうもろこし 日足】
CFTC建玉明細からも「買い」方針変化なし。国内ファンド機関店の売玉もあともう少し。押せば買いで対応。転換線は25860円、基準線は24905円にあります。
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