おはようございます。
米株式はインフレ観測が低下したことで米長期金利が低下し、ハイテク株や消費関連株・景気敏感株が買い戻されるかたちで株価が押し上げられました。NYダウは前日比264.36ドル高の33180.14ドル、ナスダックは前日比113.862ポイント高の12175.232、S&P500は前日比39.25ポイント高の4160.68と堅調な動き。ただ米イエレン財務長官は上院財政委員会の証言で「インフレは高い状態が続くと想定している」と警告。昨年物価上昇は一過性と述べたのは誤りだったとの見解を示しています。インフレに対処することが重要でFRBの金融引き締め姿勢を肯定する発言とも言えそうです。ドル円相場は約20年ぶりの水準で連日の安値を更新。今朝アジア時間入り後に1ドル133.21円(10:09)まで円安ドル高が進んでいます。またユーロ円も142.20円と円安ユーロ高で円が対主要通貨で安くなっています。国内商品価格は円安で押し上げられています。週末に発表される米5月消費者物価指数は前月比+0.6%、前年比+8.3%と依然高い水準でいることが予想されています。今週は利上げ観測の強まりがそのままドル高に反映されやすい環境になっていると考えています。
【金標準先物 日足】
昨日132円台へとドル高円安が進む中でドル建て価格は軟調な動きとなりましたが200日線移動平均線が位置する1842.5ドル付近がサポートラインとなって下げきれず国内円建て価格は円安の動きをそのまま反映して値上がりしています。今週発表される米CPIは前年比+8.3%が予想されており、また先日発表されたユーロ圏HICPも過去最高の伸び率となる前年比+8.1%と欧米でのインフレへ警戒は強まる一方で、5月に発表された日本の4月消費者物価指数(コアCPI)は前年同月比で+2.1%と物価上昇への危機感は雲泥の差となっています。当然欧米との金利格差は広がっていく見通しが強まり円安圧力が強まっています。国内外で「金」市場の総取組高は減少しており出来高も多いとはいえず、値動きは小さい一方で国内市場は為替の影響を受けやすい環境となっています。9日(木)ECB、15日(水)FOMCが焦点となってきます。【白金標準先物 日足】
昨日のドル高の動きによりNYドル建て価格はアジア時間で1030ドルから約30ドル下げる調整安を強いられましたが、NY金と同じくNY白金価格もドル建て価格チャートでは200日移動平均線が位置する996.5ドルのサポートラインが意識され安値では1000ドルを割り切れずに反発しています。国内円建て価格では3月高値4310円、4月高値4180円から反落したことがが警戒され取組高もやや減少していますが、円安が進行する状況では下値は切り上がりやすくなっています。中国ロックダウン解除で経済活動が再開されると需要の回復にもつながり買われる要因となっているとみられます。年初からの終わりベース高値は①番の高値は4275円(3/9)、次いで②番目は4185円(3/8)であり、それに迫ります。
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