おはようございます。
昨晩の米株式は長期金利上昇をからインフレに対する警戒も強まり小幅反落。NYダウは12.86ドル安の36087.45ドル、ナスダックは前日比7.112ポイント安の15853.846、S&P500は前日比0.05ポイント安の4682.80で終えています。欧州通貨に動きがみられユーロ安が目立っています。ロシアとウクライナの緊張、ポーランド、ベラルーシの国境移民問題などの地政学リスクが重しとなっているほか、新型コロナの感染再拡大で行動制限に向ける動きもみられることがユーロ安につながっている模様。一方、お隣の英国ではBOE総裁はインフレに不安を抱え次回以降どの会合においても利上げの可能性があることを示唆しポンド高。これに対しECBラガルド総裁はインフレ率の急上昇について中期的には抑制されているとこれまでの一時的とし、引き締め策については利益よりも害があるとして姿勢は変えていません。ただインフレ低下には予想よりも時間がかかるとしており今後のインフレに対する見解の変化には、米国同様に注目度が高まりそうです。またある国内証券会社レポートにおいてFRB人事での議長変更ではサプライズとなりドル安円高の可能性を指摘する声も。
【金標準先物 日足】
< NY金 CFTV建玉明細11/15発表11/9現在 >昨晩NY市場の金12月限セツルメントは前日比1.9ドル安の1866.6ドルと小動き。昨日アジア時間でつけた高値1872.6ドルを超える1873.0ドル(22:17)をNY開始直前につけましたがNY時間での伸びは見られませんでした。WGCで先週末11/12時点のETF残高が公表されましたが世界全体で3557.6トン(前週比-4.3トン)で内訳が北アメリカ1806.7トン(同-0.3トン)、欧州1557.8トン(前週比+1.1トン)、アジア131.8トン(同-5.1トン)、その他61.3トン(同±0トン)と地政学リスクから通貨安となっている欧州圏での増加がみられる一方で金利先高感の強い米国、また高値圏での現物売却がみられるアジア減少。これに対しNY先物市場では12日時点で総取組高が610,797枚でコロナ渦以降最大だった610,722枚(2020年7/27)を超えました。金価格の主導権がコロナ発生後ETF市場に移っていましたが、ここのところは再び先物市場が主導権を回復しているようで投機筋のポジション推移が価格変動に大きく反映されてきています。本日、日中立ち合いで国内は高値更新中。【白金標準先物 日足】
< NY白金 CFTC建玉明細11/15発表11/9現在 >白金も総取組高増加、投機筋買いポジション拡大の傾向が強まってきました。白金は他貴金属と比較してユーロ安がマイナス要因になりやすいですが、金融市場におけるインフレ警戒が強まることで白金にもその影響が遅れて出てきている模様。自動車生産台数の回復の兆候も見られることが価格の回復に寄与しているとみられます。ただ欧州での新型コロナ感染再拡大の動きもあり、サプライチェーンへの影響は注意しておく必要があります。国内は200日移動平均線を上抜けていますがNYは1110ドルに位置する200移動平均線超えへトライしてくると思われます。
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