2026年8月7日金曜日

金 OSE金4日大幅続伸

米株式は主要3指数が下落。企業決算を消化しつつ、米国とイランの和平合意に向けた進展を見極める展開となりました。宇宙開発企業スペースXはこの日のロックアップ(既存株主の売却制限)解除で売り圧力が強まるとの見方が‌出ていた⁠が、取引時間中の下げから反発し、事なきを得ています。NYダウが前日比464.02ドル安の53885.10ドルで6日ぶりの反落。ナスダックは前日比15.087ポイント安の26348.352で2日続落。S&P500も前日比13.59ポイント安の7709.96で2日続落です。
市場では米国とイランの協議の行方に加え、今晩の米雇用統計(21:30)に注目が集まっています。非農業部門雇用者数(NFP)は8万人増が見込まれており、今春の10万人超の伸びからは鈍化するものの、6月の5.7万人増はやや上回る見込み。7月は、W杯に伴う一時的な雇用が剥落し、建設、レジャー・接客業の雇用は減少が予想される一方、卸売・小売、運輸、公益事業がそれを補うと見られているようです。短期金融市場では10月までのFRBの利上げをほぼ確実視している状況ですが、その見方を正当化する内容になるか注目されます。

【ドル円 日足】



【NY金 日足】


【OSE金標準先物 日足】
本日7日のOSE金標準先物6月限は一代高値を更新し、直近の戻り高値22373円(7/6)を上回り、終値ベースでは6月中旬以来の水準まで回復し、前日比258円高の22378円で取引を終えました。チャート上は次の目標が6/18の高値23103円となり、23000円を取り戻すかどうか?今晩の雇用統計で動きが出る可能性があります。SPDR金ETFや中国でのETF購入も徐々に回復傾向が見えてきています。 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2026年8月6日木曜日

金 ホルムズ海峡再開への​期待

昨晩5日の米株式は米国とイランの和平合意に向けた進展の兆しが買いを誘い、ダウが5日続伸し、3営業日連続で終値ベースの最高値を更新。一方でスペースXと半導体大手AMD​の下落が重しとなり、先導役となっていたハイテク株には戻り売りが出て、ナスダックは序盤の上げから下げに転じています。6日からスペースXのロックアップ(保有株式の売却制限)の解除が始まるため、株式相場はさらなる売り圧力にさらされるとの指摘も見られます。半導体株の下げや米スペースXロックアップ解除に警戒感が強く、日本株、韓国株も本日は下落。NYダウは前日比263.24ドル高の54349.12ドル、ナスダックは前日比221.554ポイント安の26363.439、S&P500は前日比12.97ポイント安の7723.55。 

【ドル円 日足】

【SOX指数 日足】
【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】
OSE金標準先物6月限は前日比534円高の22230円(11:35)で3日続伸。米国債利回りの低⁠下やホルムズ海峡の開放進展への期待を背景に、昨晩のNY金中心限月12月限も前日比152.6ドル高の4305.6ドルと大幅に続伸し、約7週間ぶりの高値を付け、2月以来最大の単日上昇でした。NY金では7月のレンジを上抜け、6月の戻り高値をうかがう動きとなっていますが、OSE金標準先物では、先日の円買い協調介入の影響もあり、午前には22328円(10:01)まで上伸しましたが、7月のレンジ上限の直近高値22362円(7/23)、また6月限一代高値である22373円(7/6)には、まだ届かず。NY時間外では4363.7ドル(11:05)まで上昇。ドル円は介入警戒感が落ち着いたこともあり堅調な地合いが意識されていますが、今週発表された関連指標はISM製造業景気指数が強かったものの、JOLTS求人件数、ADP雇用者数、ISM非製造業景気指数と弱めのものが続いており、上値追いにも少し慎重なムードで明日の米雇用統計への警戒感も出ているようです。

【NY白金 日足】


【OSE白金標準先物 日足】 
5日のNY白金10月限は前日比9.1ドル安の1746.9ドルと小幅安。今朝からの時間外で上昇していますが、国内OSE白金標準先物は、11:50現在67円安の8835円とマイナス圏での推移。株価も下落しており、追随の動きにはまだ勢いがない印象。

 

 

 

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2026年8月5日水曜日

金 米株式大幅高 NYダウは2日連続での過去最高値更新

 米株式は2日連続で大幅高。NYダウは前日比907.47ドル高の54085.88ドルと4営業日続伸で2日連続で過去最高値を更新。ナスダックは前日比671.098ポイント高の26584.993で4日続伸。S&P500も前日比136.02ポイント高の7736.52で4日続伸です。AI関連企業による好決算に加え、ベセント米財務長官が、ホルムズ海峡の再開を巡り4日か5日にイランと合意する可能性があるとの見解を示し、米国とイランの和平合意への期待が相場を押し上げました。

【ドル円 日足】



【NYダウ 日足】


【NY金 日足】


【OSE金標準先物 日足】
4日のNY金中心限月12月限は前日比62.1ドル高の4152.6ドルと3日ぶりに反発。原油価格の急落を受けてインフレ懸念が和らぎ、米国の利上げ観測が後退したことで反発しています。今朝のOSE金標準先物6月限は前日比145円高の21240(10:40)円と2日続伸。週明け3日に、日米当局による円買い協調介入により、大幅な円高で値下がりした円建て金価格ですが、155.22円(3日09:45)まで進んだ円高も、現在は157.60円台で推移。介入警戒感はあれど、米長期金利との金利差や、日本の消費税減税による財源確保での財政悪化懸念などから、構造的なドル買い円売りの流れは変わっていないようです。加えて、米国株高によってリスク商品全般が買い先行の展開となっています。

【NY白金 日足】


【OSE白金標準先物 日足】 
NY白金中心限月10月限は前日比129.7ドル高の1756.0ドルと3日ぶりに大幅に反発。この一か月低迷していた安値1539.6ドル(7/1)から高値1701.7ドル(7/15)のレンジを上放れ、1800ドル乗せをうかがう展開になろうとしています。国内OSE白金標準先物6月限も本日は前日比432円高の8681円(10:50)。3日の米ISM製造業景気指数が好結果、今晩の同非製造業景気指数も前回からの改善が見込まれており、金曜日の米雇用統計に向けた期待感が出ていることも、ドル円のサポート材料となっており、為替面の押し上げとリスクオンが重なった上昇となっています。

 

 

 

 

 

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2026年8月4日火曜日

金 日米協調介入の実態

昨晩の米株式はNYダウが大幅に続伸。取引中の史上最高値には到達しなかったものの、終値ベースでは過去最高値を更新。前日のアマゾンの好決算でマグニフィセント7など、IT・ハイテク株に買いが集まりナスダックも大幅高となりました。またトランプ大統領がイランへの攻撃計画を撤回したことで、原油相場の下落、米国債利回り低下となったことも堅調な展開となった要因となりました。NYダウが前日比693.38ドル高の53178.41ドル、ナスダックが前日比540.042ポイント高の25913.895、S&P500は前日比110.78ポイント高の7600.50と、主要3指数は3日続伸。

ドル円は東京時間に一時155円台まで下落する場面が見られたものの、NY時間では157円台に買い戻される展開。なお日米の金利差がある中で、潮の流れが変わったと見る向きは少なく、FRBが以前のように利下げサイクルに転じない限り、ドル円は底堅く推移するとの見方は根強いとみられます。FRBの金融政策を占う材料として、週末発表の7月米雇用統計に注目。市場予想では、非農業部門雇用者数が前月の5.7万人増から8万人増へ加速する一方、失業率は4.2%から4.3%へ上昇する見通し。雇用関連指標の結果次第では、利上げ観測や米国債利回りの動向を通じて相場が大きく振れる可能性もありそうです。

【ドル円 日足】

【NYダウ 日足】
【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】
本日4日のOSE金標準先物6月限は前日比107円高の21067円(14:19)で推移。国内円建て価格は6日ぶりの反発、NY金は3日ぶりの反発です。

ドル円のドル高円安傾向と米株価の推移はチャート見ると一目瞭然の相関関係。日米金利差の影響はもちろんありますが、世界の株価は米国が先導しており、世界中のお金が米国に集まっている様子がうかがえます。金利も上昇傾向、インフレともなれば企業の売り上げもかさ上げされますます株価上昇を促します。一方、「金」は年初、またイラン紛争勃発までは騰勢を強めていましたが、2026年に入り、当初は米利下げの可能性が予想されていたものの、イラン紛争の勃発で原油価格の上昇に伴いインフレ懸念が台頭。利下げ予想から利上げを意識するようになったことが、大きな転換点となり、現在までこの半年間、調整を強いられています。ただロシア・ウクライナ紛争勃発時に米国が0%から5.5%(上限)まで政策金利を引き上げた2022年の状況とは異なり、米政策金利は現在すでに3.75%(上限)。今後、利上げが実施されても上昇余地は限られ、また金利引き上げ打ち止め時には景気後退局面を迎えることとなります。
株価は2008年のリーマンショック以降、金融政策によって支えられ上昇。また2020年のパンデミックの急落なども経て、歴史的快挙となる長期間の上昇相場を続けています。昨年2025年4月には米トランプ大統領の相互関税による貿易戦争激化への懸念からリセッションへの警戒が強まったように、何かしらがきっかけとなり、長期上昇相場に楔(クサビ)を打ち込まれる局面がやってきます。
金の相場はこの半年間、日陰を歩いているような推移ですが、調整期間からの立ち上がり局面は遠い将来ではなく、刻々と近づきつつあると考えます。

豊島逸夫氏が本日のコラムで~日米「協調」為替介入の実態と限界~と題して以下のように述べています。
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『ベッセント財務長官は「ユーロ売り、円買い」の協調介入に踏み切ったが、「ドル売り、円買い」には言及していない。日本が保有する米国債を担保にドル資金を供給することには合意したが、自らドル売りによるドル供給は避けた。基軸通貨米ドルに対する信認が世界的に低下して、各国の中央銀行が「ドルの代替通貨」と言われる「金」を購入しているからだ。
金を買うという行為はドルに対する不信任票と言える。このような状況下で米財務省がドル売りを実行すれば、ドル離れ傾向を自らエスカレートさせる結果になりかねない。』
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以前にも指摘している通り、ドルの代替通貨として「金」を購入している筆頭は中国人民銀行です。2026年のこれまでの購入ペースは昨年の2倍以上を上回っています。何故、彼らは「金」を購入しているのか?米国もドル離れの流れを避けようとしていますが、世界の潮流を変えることは到底無理。

 

 

 

 

 

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2026年8月3日月曜日

金 日米協調介入 円買い協調介入は2011年東日本大震災以来

東京午前のドル円は円急騰。午前に片山さつき財務相が、週末7月31日の急速な円高に対し「米国財務省と協調の上、円買い介入を実施」と発表しました。ベッセント米長官もSNSを更新し、これを裏付けています。日米協調介入が行われたのは2011年の東日本大震災以来。今後、「さらなる協調介入に躊躇せず」と強い姿勢を示したことで、円が大幅に買われ、一時155.20円付近をつけ、5月上旬ぶりの円高水準となりました。円安進行の背景には、日本の積極財政姿勢について財源が不明確であることが、日本の長期国債売り・利回り上昇の構図となっていました。また米当局としても米国債売り・利回り上昇の波及が強い懸念となっていたことが、今回の協調介入に至ったとみられます。本日午後には156円台中盤での推移となり、東京市場を終えています。

週末31日の米株式は2日続伸。NYダウが前日比276.97ドル高の52485.03ドル、ナスダックが前日比251.676ポイント高の25373.853、S&P500は前日比52.09ポイント高の7489.72。前日引け後に発表になったアマゾンの好決算を受けて投資家心理が改善し、IT・ハイテク株に買い戻しが強まりました。しかし半導体は下げに転じています。急速なバリュエーションの調整を経て、月末にかけてポジティブなムードも見られていましたが、依然として上値は重いようです。

【ドル円 日足】

【CFTC IMM円先物ポジション】


【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】
本日3日のOSE金標準先物6月限は前日比566円安の20960円と直近安値を6月末以来に下回り、大幅下落となりました。週末の31日に日米当局で為替の協調介入をおこなったことを明らかにされ、週明けの本日アジア時間で155円台まで円高ドル安が進み、国内の円建て価格が抑えられました。本日は米トランプ大統領はイランの核開発停止と‌ホルムズ海峡再開に向けた早期合意を目指し、新たな対イラン攻撃を見送ったことを背景に原油価格が時間外で急落し、ドル建て金価格は反発していますが2~30ドル高と小幅な上昇にとどまっています。
日米当局の投機筋による過度なドル高円安を抑制する強い姿勢が示され、投機筋の動きにブレーキがかかる可能性はありますが、根本的なドル買い円売りの構図を変えられる可能性は低く、円買いの動きについては一時的なものとみています。

今週の主な予定では米雇用統計(7日)、日本実質賃金(5日) スペースX決算(4日、2日後にロックアップ解除)。

 

 

 

 

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