金 米政策金利発表前夜

おはようございます。

米株式は反発。昨晩の米経済指標は強弱まちまちの内容でしたが、前日に大きく売り込まれた半導体大手エヌビディアが買い戻され、相場全体を押し上げました。NYダウが前日比136.77ドル高の44850.35ドル、ナスダックが前日比391.753ﾎﾟｲﾝﾄ高の19733.586、S＆P500は前日比55.42ﾎﾟｲﾝﾄ高の6067.70。
今晩（30日4:00）にはFOMC終了後に政策金利が発表されますが、据え置きとなる見通し。市場のコンセンサスでは6月と12月に年2回の利下げが想定されています。ただ市場はトランプ大統領の政策を警戒しており、「全ての輸入品に課す」とトランプ大統領が公約してきたユニバーサルベースライン関税（一律関税）については2.5％より「大幅に高く」設定したい考えを示しているため、今後のトランプ大統領の動向に注意が必要。

【ドル円　日足】

【NY金　日足】

【OSE金標準先物　日足】

NY金は前日の急落から反発。NY金2月限は前日比29.1ドル高の2767.5ドル、中心限月4月限は前日比28.4ドル高の2794.6ドルのセツルメントで取引を終えています。前日の下げがハイテク株の急落に伴った利益確定による一部『換金売り』との見方がありましたが、この元サヤに戻る切り返しを見る限り、その可能性は高かったのかもしれません。国内OSE金標準先物12月限は前日比114円高の13901円（10:25）と朝寄付き13886円から円安要因で小幅に上昇。終値ベースの過去最高値13934円（1/23）を抜くと、再度14000円超えを狙う展開が予想されます。

【NY白金　日足】

【OSE白金標準先物　日足】

OSE白金標準先物12月限は前日比4円高の4685円とほぼ横ばいの動き。典型的な三角持ち合いの相場展開となっており、次の放れを待つ段階。トランプ大統領は鉄鋼や銅・アルミニウム製品に関税を賦課すると述べており、関税による上昇圧力は影響を受けるとみられますが、関税への警戒からNYの指定倉庫在庫も急激に増加しているため関税による圧力が薄れると下値うかがいとなることも注意か？

 

 

 

 

 

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