2016年3月2日水曜日

中国景気減速懸念和らぐ

おはようございます。
朝の寒さももうすぐ終りでしょうか。

前日の中国追加緩和で中国の景気減速懸念が和らぎ、NY株もリスクオンに傾いてきました。NYダウは前日比348.58ドル高の16865.08ドル。緩やかですが上昇トレンドを形成してきています。ドル円もリスクオンの流れでドルが買い戻されている展開。114.円台を維持してくると117~118円あたりまでの戻りがありそうです。長期金利も上昇し、米10年国債利回りは1.83%に上昇して1ヵ月ぶりの水準。


【NY金 日足】
下値が切り上がってきていますが、長期金利も上昇してきており上値は抜けず。ここ最近金利を睨みながらの展開でしたが、金利上昇でも大きく下げてきません。現在再び欧州各銀行の業績悪化に懸念も出てきており、信用不安が今後の「金」価格を支えていくことになるかもしれません。今月10日にはECB理事会で追加金融緩和の可能性も高く、マイナス金利の拡大となるとその懸念も更に強まる可能性もあります。ただ、CFTCでは投機筋ポジションが買いに傾いており勢いが続くかどうかは慎重に見る必要があります。予想レンジは1260~1210ドル。


【東京金 日足】
ドル建て価格は上値を抜けずですが、国内は円安分持ち上がり高値更新。相場のセオリーからはついていかなければいけませんが、高値追いはまだリスクありと考えます。しかし、円安を想定すれば上昇の可能性は十分あり、ドル建て1240ドルでもドル円118円までの円安が進行すれば4700円までの可能性があります。下値を考えるとドル建て1220ドルドル円113円で4432円、1200ドル113円で4360円となり、目先は下げてもここまでという計算で判断しています。予想レンジは4490~4390円。


【東京白金 日足】
下値を踏ん張り値を戻してきました。リスクオンムードによる上昇の可能性は「金」を上回るものと判断して買い方針継続。3480円を越えてからの上昇を期待しています。予想レンジは3480~3330円。


【東京原油 日足】
 先行スパンもクロスしかけています。チャートは明らかに好転。今朝発表された米石油協会(API)の原油在庫は前週比990万バレル増の5億1710万バレル。市場予想の360万バレル増を大きく上回っていますが、相場の反応は限定的。中国不安が和らぎ、ムードが変わりつつあります。予想レンジは28000~23000円。


【東京とうもろこし 日足】
 W底に見えてしまうのは錯覚と考えます。内部要因から見れば反転の兆しはありません。極端な円安、または天候異変が見られない限りまだ売り方主導の展開は変わりそうもありません。





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