米東部時間2日午後4時(日本時間3日午前5時)の発表を控え、政権チームは1日の会合で、取り得る選択肢の詳細な議論を引き続き行い、最終調整が続いています。相互関税は貿易相手国・地域の関税率と非関税障壁に応じて10%ないし20%の税率を一律に適用する2段階の関税制度や、相互関税を各国・地域の状況に合わせ個別に調整する案を含む複数の選択肢が検討されているとされていますが、一部では全ての国・地域からの輸入品に20%のユニバーサル関税を一律に適用するトランプ大統領の当初案に戻ることも協議されていると伝えられ、米株式は景気減速が避けられないとの不安から金融株などが売られ、NYダウが前日比11.8ドル安の41989.96ドルと反落する一方で、前日まで4日続落していたナスダックは前日比150.604ポイント高の17449.890と反発、S&P500は前日比21.22ポイント高の5633.07。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】NY金6月限は前日比4.3ドル安の3146.0ドルと小幅に反落。上昇スピードの加速により利益確定による持ち高調整もみられるようですが、2日に米トランプ大統領が発表する相互関税の行方を睨み、安全資産を物色する動きから高止まり。根強い景気先行き不安や地政学リスク、各国中央銀行の旺盛な購入意欲が「金」需要を押し上げています。OSE金標準先物2月限は前日比80円安の15112円(15:45)で反落し日中取引を終えています。昨晩の2月米雇用動態調査(JOLTS)の求人数が市場予想を下振れし、労働市場の成長鈍化から米利下げ観測もやや高まりました。今晩のADP雇用者数は前月から増加する市場予想となっていますが、週末の米3月雇用統計については雇用者数が前月から減少する見込み。景気減速、成長鈍化が金の押し上げ要因になるか?
【NY白金 日足】
【OSE白金標準先物 日足】NY白金7月限は前日比22.9ドル安の1004.6ドルと反落。景気減速懸念から買い上げる勢いはまだなく低空飛行。OSE白金標準先物2月限は前日比50円安の4598円で終了。トランプ関税による影響を見据え、様子見ムード。
セミナー 今後の予定
4/5 岡地セミナー(東京)
講師:池水雄一・大橋ひろこ
5/17 岡地セミナー(東京)
講師:江守哲
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【2025年】
1/25岡地セミナー(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19岡地セミナー(東京) 講師:水上紀行
9/21岡地セミナー(東京) 講師:三次理加
9/7岡地セミナー(東京) 講師:高野やすのり
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7/6岡地セミナー(東京) 講師:YEN蔵
4/6岡地セミナー(東京) 講師:山中康司
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