2015年6月16日火曜日

本日も黒田発言

お疲れ様です。

本日昼にはまた黒田日銀総裁の発言が注目されました。参院財政金融委員会での答弁で先日の発言には円安けん制の意図はなかったとの内容が一時ドル買い円売りを誘いましたが、やはりまだ警戒感もあり、米FOMCも控えていることから動きは限定的でした。今週は発言で一喜一憂しそうなムードです。

【東京金 日足】
先限4月限は+21円の4694円で引けました。高値安値はいづれも夜間立会いで、その幅63円。上も抜けず下も抜けず。フロアポジションは高値で4700円を回復していたことから売りの手口が多かったようです。目先逆張り相場になっています。

【東京白金 日足】
4318円(4/27)を割り込み安値4315円を夜間立会いでつけ、引値は4368円の-5円。安値からは急速に切り返しはしましたが、下向きの流れはまだ変わらないように考えています。今だ売り方ペース。

【東京原油 日足】
高値を抜けるのに時間がかかっています。今週の米週間在庫の事前予想は前週比180万バレルの減少ですが、前週の事前予想との乖離がインパクトが大きかっただけに、今週の反応は薄いかもしれません。海外はBRENT、WTIともに3日続落してきていますので、上抜けていくためには今晩切り返しがほしいところです。

【東京とうもろこし 日足】
 ファンド機関店は差引15枚の買いのみでほぼ限月間の裁定取引と思われますが、5月売玉の期先7月への乗り換えは見られませんでした。シカゴは安値を更新してきていることからも大勢下向きは変わらないと考えています。


逆張りの真骨頂

おはようございます。
すぐにも雨がぱらつきそうな曇り空。湿気ムンムン。

米FOMCを控えての動きですが、ギリシャリスクを嫌いユーロ売りが続いています。米株式は続落し、NYダウは-107.67ドルの17791.17ドル。債券は買われ米10年物国債利回りは2.36%に低下。

【NY金 日足】
ギリシャの先行き不安から買われました。CFTCで見ると1170ドル台で新規売りがだいぶ見られますので突っ込めばすぐ買い戻しが入ってきています。商品市場は『ミセス・ワタナベ』がうまく立ち回っているようです。

【東京金 日足】
 上下50円の動きがあればすぐに食いつかれています。市場はボラに飢えているようで、トレンド形成までなかなか・・・。

【東京白金 日足】
ドル建てでは6年3ヶ月ぶりの安値となり、直近安値を更新し下げトレンドが継続されています。国内は直近安値4318円(4/27)を取っています。一般投資家の大半が買い辛抱となっており、内部要因は一番悪いかもしれません。

【東京原油 日足】
 先週の上抜け失敗で結局レンジに逆戻り。現在値付近を中心に上下3000円幅のレンジです。上抜けを待ちます。

【東京とうもろこし 日足】
新甫発会7月限は25100円から始まりました。発会から手前5月限と逆ザヤになっており、先限の売り圧力が強まるかどうか、ファンド手口に注目していきたいところ。シカゴは5日続落し、直近安値348.25セント(5/28)を下回り旧穀7月限は346.75セントをつけています。新穀12月限を一代足で見ると昨年安値364.25(10/1)を下回り安値更新。先週のUSDA発表を境に買い戻しが止まり再び売り込まれてきてるのでは?

今朝発表されたクロッププログレス(6/14現在)は
[とうもろこし]
発芽率  97%(+6P)  前年同期 96%  過去5年平均 95%
作柄状況  Very poor  1   Poor 4  Fair 22  Good 59  Excellent 14
[大豆]
進捗率  87%(+8P)  前年同期 91%  過去5年平均 90%
発芽率  75%(+11P)  前年同期 64%  過去5年平均 77%
作柄状況  Very poor  1   Poor 5  Fair 27  Good 56 Excellent 11


 
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