おはようございます。
米株式は雇用統計発表後に12月の利下げ観測が強まったことでナスダック、S&P500が上昇し最高値を更新。一方NYダウについてはユナイテッドヘルスの大幅な下げが重しとなり反落し、全体ではまちまち。NYダウが前日比123.19ドル安の44642.52ドル、ナスダックが前日比159.050ポイント高の19859.773、S&P500は前日比15.16ポイント高の6090.27。
前日比週末の米11月雇用統計は非農業部門雇用者数が22.7万人増(予想20.0万人)、失業率が4.2%(予想4.2%)と概ね強い内容でしたが、「利下げを見送るほどのないようではなかった」と市場は12月利下げの可能性が高まったと判断された反応でした。FEDウォッチでは12月FOMC(12/18)での利下げ予想が86%に上昇しています。ドルは利下げを織り込み売られドル円は1ドル150円中盤から149円台中盤へとドル安円高が進みました。米FRBが利下げに踏み切ると、日銀も利上げを見送りやすくなると指摘されているようです。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】【OSE金標準先物 日足】 週末6日のNY金中心限月2月限は前日比11.2ドル高の2659.6ドル。雇用統計発表後に利下げ観測が強まり金利が低下したことから反発。週末にシリアのアサド政権が崩壊したことは大きな影響が出ていないようです。むしろ中国人民銀行(中央銀行)が半年間停止していた金購入を11月に再開したと週末に明らかにしたことで、今朝の中国市場が始まった時間帯でドル建て価格が上昇。人民銀の金保有高が先月16万トロイオンス(4.97トン)増加し7296万トロイオンス(2269.31トン)となったことが7日発表の公式データで明らかになっています。人民元安が続いており中国当局の準備資産の分散化と元安警戒への姿勢が見え隠れしてきています。本日のOSE金標準先物10月限は前日比18円高の12794円でスタート後は売りが先行し一時12721円(9:40)まで値下がりしましたが、その後はドル建て価格が反発し12800円台を回復。12:00現在、前日比48円高の12824円で推移しています。5月から10月までの6か月間、金の購入を停止していた中国が再び購入してきたことは大きな下支え要因となるか…?
【NY白金 日足】
【OSE白金標準先物 日足】NY白金1月限は7.8ドル安の933.8ドルと3日続落。ロシアがベラルーシにミサイルを配備するなどウクライナ情勢は悪化の一途でユーロ安のひとつの要因となっています。ユーロ安、人民元安など白金需要国の通貨安を背景に軟調な動きが続いている様子。NY総取組高は95000枚まで増加し売り込み型になっていますので、いずれ反発の種はあれど今は上値の重い展開。
セミナー 今後の予定
2025年1月25日(土)東京
講師:水上紀行過去開催の相場セミナー
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10/19岡地セミナー(東京) 講師:水上紀行
9/21岡地セミナー(東京) 講師:三次理加
9/7岡地セミナー(東京) 講師:高野やすのり
7/20岡地セミナー(東京) 講師:三世一目山人
4/6岡地セミナー(東京) 講師:山中康司
以上の講演動画以外にも大阪会場、また昨年開催の講演動画もございます。
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