おはようございます。
米株式は相互関税を巡る世界貿易の不透明さが警戒され3日ぶりの反落。NYダウは前日比155.83ドル安の40368.96ドル、ナスダックは前日比8.316ポイント安の16823.167、S&P500は前日比9.34ポイント安の5396.63。欧州時間には欧州連合(EU)は関税について米国との交渉に進展がなく、相互関税がそのまま維持されるとの見方が広がりユーロが売られ、ドルが買われました。米国時間になると米銀行の決算発表が市場予想を上回る内容だったことや、自動車関税を巡る救済措置を検討されていることなどが好感され景気に対する過度な警戒は後退したものの、中国政府が米国相互関税の報復措置として国内の航空会社に対してボーイング機の追加納入を受け入れないように指示したとして伝えられたことで、米中対立の激化への警戒感が強まり、上値の抑制要因となりました。ドル円は1ドル143円を割れ142円台での推移。ユーロ、ドルなどからの逃避先となる位置づけから円買いが進みやすい環境になっていて、17日からおこなわれる日米通商協議への警戒からもややドル安円高に振れています。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】【OSE金標準先物 日足】NY金6月限セツルメントは前日比14.1ドル高の3240.4ドル。米中貿易戦争の激化への警戒から安全資産への買いが拡大で安値は即座に拾われる展開。今朝のアジア時間ではさらに時間外でドル建て価格は上昇し3280ドルを超えて史上最高値を更新しています。米投資銀行各社からの今年年内の金価格見通しもUBSストラテジストは3500ドル、ゴールドマンサックスは3300ドルから3700ドルへと年内見通しを上方修正しています。国内のOSE金標準先物2月限は今朝の日中取引は前日比47円高の14997円(8:45)で寄付き、10:00過ぎには15112円(10:06)まで到達。ここのところアジア時間帯では中国市場が開く10:00以降、値を伸ばす傾向が強まっています。昨日お伝えしたように中国市場における金ETFへの資金流入も拡大しており、中央銀行とともに官民一体で「金」を購入してきている様子がうかがえます。【NY白金 日足】
【OSE白金標準先物 日足】NY白金7月限セツルメントは前日比12.4ドル高の969.9ドルで6営業日続伸。貿易戦争の激化は弱材料ですが、投機筋が急落時に売り込んでいるとみられ買戻しが主導している相場展開になっています。OSE白金標準先物2月限は前日比44円高の4358円(10:27)近辺での推移。
セミナー 今後の予定
5/17 岡地セミナー(東京)
講師:江守哲
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【2025年】
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
4/6(東京) 講師:山中康司
以上の講演動画以外にも大阪会場、また昨年以前に開催の講演動画もございます
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