昨晩15日の米株式はまちまち。米中貿易摩擦の激化を懸念しダウが反落。NYダウは前日比17.15ドル安の46253.31ドル。一方、ナスダックは米追加利下げ観測に支えられ後半盛り返しプラス圏へ反発し前日比148.379ポイント高の22670.079で取引を終えました。S&P500も前日比26.75ポイント高の6671.06と反発。ドル円は米中貿易摩擦に対する不安、米追加利下げ観測からドルが売られ1ドル150円台中盤までドル安円高が進んでいます。ベッセント財務長官は日本銀行が適切な金融政策の運営を継続すれば、円相場は適正な水準に落ち着くとの見解を示しており、日銀の利上げを肯定している様子。ベッセント氏は8月のブルームバーグのインタビューで、「日銀はインフレを抑制する必要があるため将来的には利上げを行うだろう」と述べています。また日本の政局では自民党の高市早苗総裁と日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)が、維新の連立入りを含めた政策協議を本日16日から始めます。維新が掲げる「副首都構想」などの政策が自民と一致すれば、近く行われる首相指名選挙で維新が高市氏に投票する可能性も出てきており、ドル円にも大きく影響するものと思われます。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】【OSE金標準先物 日足】15日のNY金12月限セツルメントは前日比38.2ドル高の4201.6ドルで4日続伸。米中対立や米政府機関閉鎖の影響を受けて安全資産買いの需要が強くなっています。昨日同様、アジア時間でさらに上昇し4255.4ドル(12:11)まで高値を更新しています。OSE金標準先物8月限も3日続伸で前日比271円高の21004円(14:19)まで過去最高値を更新。フロアでは金標準先物の順ザヤ幅拡大が話題になっています。理論値からすれば、金利分や保管料などが上乗せされて当限から先限にかけて高くなっていくのが通常の限月毎のサヤとなります。しかし、ここのところの急騰で金の順ザヤ幅が拡大して、今日現在各限月間で約100円のサヤ幅に。相場が激しくなると得てして、このように歪みが生まれるのですが、そのような歪みをプロディーラーが裁定取引(割安な限月・市場を買い、割高な限月・市場を売る)をおこなって、歪みが修正されるわけですが、現在は規定外の動きとなっており、その修正を担う裁定業者の手口が出てきてないといった市場構造になっている様子。割高でも上昇していく勢いが強く、割高なまま推移しているというのが、現在の「金」先物市場の状況です。【NY白金 日足】【OSE白金標準先物 日足】 OSE白金標準先物8月限は前日比37円安の7943円(14:37)で推移。一時8045円(11:20)まで最高値を更新しましたが、午後にはマイナス圏に沈んでいます。ただ出来高は少なく、「閑散に売りなし」の展開。
セミナー 今後の予定
10/18(東京) 講師:水上紀行
11/1(東京) 講師:三世一目山人(細田哲生)
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【2025年】
9/20(東京) 講師:エミン・ユルマズ
8/2(東京) 講師:藤代宏一
7/26(東京) 講師:YEN蔵
6/28(東京) 講師:水上紀行
5/17(東京) 講師:江守哲
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
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