2016年5月11日水曜日

109円台円安もレンジ抜けれず

おはようございます。
5月に入り、新緑の季節です。

連休中からも為替は大きく変動をしていますが、国内は海外価格と為替の狭間でいまひとつ方向感がはっきりしません。細かい逆張り相場が続いていますが、いずれはどちらかに・・・。

米株式が持ち直し。5月に入りダラけていた株式市場は久しぶりに大きく反転し、月初の高値を更新。原油在庫取り崩しの思惑から在庫発表前に原油価格が上昇し、石油関連株を中心に買いの展開から上伸。アジア、欧州市場での株高に追随する展開となりNYダウは前日比222.44ドル高の17928.35ドル。ドル円は、米国が日本を為替政策の監視対象国に選定したことに対して日本政府高官の円高けん制発言が続いており、介入警戒が残り緩やかに円安ドル高の動きで109円台。米長期金利は動きなく米10年国債利回りは1.76%と低水準が続いています。


【NY金 日足】
ドル高進行でも長期金利の上昇はなく「金」ほぼ動きなし。最大水準に近い現在のファンド買いポジションが続くのかどうか。EU離脱について6月英国民投票が控え世界経済規模のリスク要因はありますが、現在の買い越し枚数、総取組高の増加がこの先維持されるのかどうかは疑問です。ファンドの買い玉取り崩しの場合は大幅急落の可能性もあることだけは認識しておく必要があります。予想レンジは1280~1230ドル。


【東京金 日足】
フロアポジションは若干の売り越し。4月後半からのレンジ相場になっています。細かいレンジで推移し4450~4350円予想。


【東京白金 日足】
ドル建て価格は日足で見れば やや下降気味。国内は円安要素が強いように考えますが、「金」同様にレンジ相場の気配。予想レンジは3710~3580円。


【東京ドバイ原油 日足】
昨晩NY市場は高く入電されていますが、米在庫発表では市場予想を上回る増加。ただ生産力も落ち込んでおり目先の在庫増加はあまり材料視されていないようです。予想レンジは32000~27100円。


【東京とうもろこし 日足】
昨晩の5月USDAでは新穀年度(2016~2017年度)の見通しを公開。
主だった項目は

       (旧穀)2015/2016年度  (新穀)2016/2017年度
作付面積    8800万エーカー       9360万エーカー
単収       168.4bus          168.0bus
生産高    136億0100万bus     144億3000万bus
輸出      17億2500万bus      19億0000万bus
期末在庫   18億0300万bus      21億5300万bus

需要面では今年は昨年のようなドル高傾向ではなく米国の輸出競争力が回復すると見られており輸出が増える見通し。供給面では現在作付け進捗率も極めて順調で今のところ過去最大規模の豊作が見込まれています。

しかしながら、南米産の生産落ち込みが予想されており、特に大豆では在庫率も低下が予想され大幅に買い進まれています。コーンもスプレッド取引の関係から全くの別問題ではなく上昇しています。




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