おはようございます。
9日の米株式は米トランプ大統領が「報復しない国・地域に90日間相互関税の一時停止を承認する」と発表を受けて急騰。NYダウは前日比2962.86ドル高の40608.45ドル、ナスダックは前日比1857.060ポイント高の17124.972、S&P500は前日比474.13ポイント高の5456.13と全面高。NY取引開始時は中国が米国に対して50%の追加関税の報復措置を発表、欧州も25%の追加関税措置を講じてきたことを受けて軟調な展開でしたが、米トランプ大統領が自身のSNSで「Be Cool!」と投稿し、その後、中国に対してさらに追加関税を125%に引き上げ即時発効しましたが、報復しない国・地域に対しては90日間の関税一時停止を承認することを発表したことで株価は急騰、ドルも大幅に買われドル円は1ドル144円台から一気に148円台へとドル高円安が進みました。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】【OSE金標準先物 日足】NY金6月限セツルメントは前日比89.2ドル高の3079.4ドルと2日続伸。米国に対して中国、欧州が報復関税を発表し、景気後退への警戒が強まるなかでアジア時間帯からジリジリと上昇。これに対し米トランプ大統領が中国に125%に関税を引き上げると発表し、3117.1ドル(02:21)の高値をつけました。ただ報復しない国・地域には90日間関税一時停止を承認すると、NY金は3063.4ドル(3:15)まで急落。それでも再び3118.5ドル(04:45)まで切り返し、アジア時間でも3117.4ドル(9:36)をつけ堅調に推移しています。ドル円も大幅に円安に振れたことで、国内円建て金価格も急騰。OSE金標準先物2月限は一時前日比587円高となる14800円(4:44)まで上昇し直近高値を大幅に上抜け、今朝の日中取引寄付きは前日比507円高の14720円でスタート。朝からはやや利益確定売りが先行する展開で14660~14700円付近で推移しています。株価は相互関税による景気後退リスクが和らいだことで反発し、ドル建て金価格は上昇が緩みますが、リスク選好でドル円がドル高円安になることで、国内の円建て金価格が上昇しています。数年に渡るこれまでの下値切り上げペースは結果的に維持されているかたちです。
【NY白金 日足】
【OSE白金標準先物 日足】NY白金7月限は前日比8.6ドル高の919.9ドル。南アランドが対ドルで史上最安値をつけ、ドル建て価格は上値が抑制されますが、900ドル台前半では下値も限定的とみられ下支えられている様子。OSE白金標準先物2月限は前日比94円高の4296円で反発し、今週この4日間、4200円台中心に保ち合っています。株価のように景気に対する見方が今後も相場を左右する?
セミナー 今後の予定
5/17 岡地セミナー(東京)
講師:江守哲
過去開催の相場セミナー
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【2025年】
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
4/6(東京) 講師:山中康司
以上の講演動画以外にも大阪会場、また昨年以前に開催の講演動画もございます
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