2022年11月18日金曜日

金 ブラード・セントルイス連銀総裁のタカ派発言

おはようございます。

昨晩の米株式はFRBのタカ派姿勢を警戒し小幅安。NYダウは前日比7.51ドル安の33546.32ドル、ナスダックは前日比38.701ポイント安の11144.957、S&P500は前日比12.23ポイント安の3946.56。タカ派と知られる米ブラード・セントルイス連銀総裁は 講演で「インフレを抑制するためにさらに金利を引き上げる必要がある」と述べ5~7%の金利レンジを示唆しています。「制限的な政策金利の最低水準は5.00-5.25%」とすると市場の金利到達点(ターミナルレート)予想も5%を超える水準に上昇。米長期金利は幾分か上昇し、ドルも対主要通貨で買われる場面もありましたが、米11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米新規失業保険申請件数などの経済指標は悪化、低迷しドルも強弱まちまち。英国政府からは中期財政計画が発表されました。景気の下支えより物価高の抑制や財政健全化を優先し、総額年550億ポンド(約9兆円)規模の増税と歳出削減策が盛り込まれています。トラス前政権が大型減税案で市場を混乱させ、厳しい批判を受けたことを踏まえ、財政引き締めに転換しています。またGDP予想を大幅に下方修正し一旦ポンドは売られましたが、市場を混乱させるような大きな動きには至っていません。

 

【金標準先物 日足】

NY金12月限は利上げの長期化が意識され3営業日続落し前日比12.8ドル安の1763.0ドル。OSE金標準先物10月限は前日比27円高の7925円で日中立ち合いをスタートしています。7900円台の狭いレンジの動きで三角持ち合いとなってきています。遅行線はローソク足実線上を維持しており7900円台を維持する展開で緩やかに右肩上がりを続け8000円超えに向かう基調と予想します。

【白金標準先物 日足】

【白金標準 価格帯別出来高分布】
NY白金1月限は前日比24.7ドル安の991.5ドルと5営業日続落で1000ドルを割り込みました。1074.1ドルまで上昇した11/11から約80ドルの反落です。OSE白金標準先物10月限は前日比49円安の4330円で今朝の日中立ち合いをスタート。国内では3営業日続落です。早いペースでの上昇から調整安が強いられている動きですが、昨日指摘した通り国内の投資部門別建玉内容では買い方売り方の市場構造は変わっていないとみられます。国内白金市場では4000~3750円での持ち合いが長く続き、その持ち合い上放れのパワーが10月の上昇に繋がりました。上放れたあとに出来高をこなしたのが4350~4300円の価格帯。このレンジの上抜けで4600円までのパワーを得てその勢いが現在弱まり調整安。ただ4633円(11/14)の高値から昨晩の安値4322円(05:17)で311円の下落は9月からの上昇の約1/3となり調整安にも抵抗が入り出すところと考えます。11月入ってからの往って来いで再び上昇の力を蓄えているとみます。


 

 

 

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