2026年7月22日水曜日

金 ドル円39年ぶりに1ドル163円台へ

 米軍が20日まで10日間連続でイランを攻撃を継続。米​国とイランの攻撃応酬に加え、イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるサウジアラビアへの海上⁠封鎖表明を受けて中東情勢の緊張が高まり原油価格が再び上昇して、米国FRBの利上げ実施観測が強まりました。米長期金利10年国債利回りは4.63%まで上昇し、ドル円相場は1986年12月以来、39年半ぶりに1ドル163円台へと円安ドル高が進んでいます。 21日の米株式は反発。中東情勢の緊張や関税戦争が影を落としているものの、半導体株​が買われ、ナスダック総合指数が上げを主導しました。NYダウは前日比385.38ドル高の52224.64ドル、ナスダックは前日比329.134ポイント高の25837.206、S&P500は前日比65.92ポイント高の7509.20。

【ドル円 日足】

【WTI原油 日足】
【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】
21日のNY金8月限は前日比60.5ドル高の4076.4ドル。原油供給の混乱による高止まりしたエネルギー価格がインフレ懸念を強め、金相場にとっては重しとなって​いましたが、短期的な下落トレンドを上​抜けたことでテクニカルな⁠買いも入った模様。OSE金標準先物6月限は本日入り付きから100円以上上昇し、7/10以来7営業日ぶりに一時22000円台を回復。現在は前日比146円高の21964円(9:36)で推移。

NY金の総取組高は7月に入って4000ドル割れの攻防で36万枚台から38万枚台まで増加。ドル高、金利上昇に伴った短期的な投機売りによって下値を模索する動きの中で、長期保有を目的とする中銀などの買い方にとっては保有拡大の機会が提供された環境となっているようです。6月に中国は自国通貨高も追い風に一気に購入量を増やしています。中国人民銀行(中央銀行)が7日公表した6月末のバランスシートによると、金の保有量は前月より15トン増加。増加幅は2023年10月(23トン)以来の大きさ。購入ペースは1トン前後だった2月までと一変し、26年に入って累計40トンを超え、26トンほどだった25年を既に大きく上回っています。また、買い向かっている中銀は中国だけではなく、WGCによれば世界の中銀は5月に41トン金を買い越しています。5月から6月にかけては、米金利上昇を意識して金を手放す機関投資家と、長い目線で安値を拾う中銀の姿勢の違いが鮮明となっています。 

 

 

 

 

 

セミナー 今後の予定


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