金 J&Jワクチン報道と長期金利低下

 おはようございます。

米株式は業種別でまちまちの動き。欧州時間にJ＆Jが開発した新型コロナワクチン接種者が血栓を発症したとして接種停止の可能性をNYタイムズ紙が報道。経済正常化による恩恵が大きいNYダウは続落となり前日比68.13ドル安の33677.27ドル。一方ハイテク中心のナスダックは大きく上昇し前日比146.10ﾎﾟｲﾝﾄ高の13996.10で終え一時最高値に迫る14000台まで上昇しています。S＆P500株価指数は前日比13.60ﾎﾟｲﾝﾄ高の4141.59となり最高値を4日連続で更新。米長期金利は低下。昨晩おこなわれた米30年債入札は応札倍率が前回を上回り旺盛な需要が確認されました。米10年国債利回りは1.62％。

 

【金標準先物　日足】

J&Jのワクチン停止報道を受けて20:00台にドル建て価格が上昇。米FDA（食品医薬品局）が23:00にワクチンに関する会見をおこなうということが金価格上昇を加速させたようです。米消費者物価指数は若干予想を上回る数字となり、一瞬金利上昇ドル高の動きを見せましたが、一巡後は長期金利も再び低下傾向となり金価格の押し上げ要因となっています。ただ米FDA会見前に価格は高値1749.5ドル（22:57）をつけ、米FDAの会見でJ&Jワクチンの停止は数日で納まることが伝えられると反落。その後は長期金利低下によるドル安の傾向が続き堅調推移。国内夜間立ち合いでも高値は6138円（22:57）まで上伸し6100円台を回復しましたが、ドル建てが堅調な分、ドル円でもドル安円高の動きとなり円建て価格を抑えています。

 

【白金標準先物　日足】

白金価格はワクチン報道を受け頭の重い動き．米株式でも景気循環株が売られたように白金には弱い材料として受け止められいます。またJ&Jｍｍのワクチンを世界で初めて採用したのが南アフリカということで南アでも精査が十分おこなわれるまで接種停止を発表しましたが、南アでは血栓の症例は報告されていないとのこと。停止報道後は南アランドが弱含みの展開となり白金価格の上値を押さえましたが、米国での接種停止が数日にとどまるとされると反転上昇。日足チャートでは遅行線が実線に、実線は雲に支えられるかどうかのポイント。今朝は○○○○を理由に買い推奨。

 

 

 

 

 

 

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