2014年3月19日水曜日

国内最大のリスクは?

おはようございます。
春一番も来て快晴ですが、今朝の気温はまた寒さが戻ってきています。

ロシアのプーチン大統領は昨晩の演説でクリミアのロシア編入を承認しました。ただ、これ以上のウクライナ分割は望んでいないとの発言から、更なる緊張は避けられたようです。しかしながら、ロシア回帰への運動がウクライナ東部・南部に拡大する可能性もあり、欧米とロシアの対立は今のところ解決には至らず、冷戦後最悪と言っていいほどの緊張状態が続いています。
来週24、25日にオランダで開かれる核安全保障サミットでG7首脳によるウクライナ問題の協議が予定されており、今後の欧米・ロシアの動向に注意が必要です。

海外商品相場は貴金属安、石油・穀物高の動きとなっています。「NY金」は今のところのウクライナ情勢の落ち着きと米FOMCにて金融緩和縮小観測から2日続落。1351.1ドルまで安値をつけており、12日EMAまで値下がりしMACDはやや下降気味。この1350ドルは関門です。「NY白金」は終値ベースで12日EMAを割り込んできており、デッドクロス後3本目。こちらは目先、売り転換しています。「BRENT原油」はMACDに続き、シグナル線もゼロラインを下回り下降中、底入れ確認までは売り継続で考えます。

株式市場は「NYダウ」「S&P500」は2日続伸で高値を再び取りに向かっているような動きですが、テクニカル的には戻り売りの展開を脱しきれていません。再度下げ局面にはいる可能性は十分あると考え、要注意。

今晩(明朝未明)に米FRBから金融政策の発表があります。政策金利は据え置き、資産買取規模を650億ドルから550億ドル規模へと緩和縮小が予想されています。1月、2月と100億ドルずつ緩和縮小してきていますので、この流れのままかどうか。緩和縮小が今回見送りとなるとサプライズ的な反応となります。

国内は三連休前にFOMCの結果を受け、連休明けのサミットを迎えることになります。