2016年2月3日水曜日

振るい落とされる原油買い

おはようございます。
本日は節分、季節の分かれ目です。

原油相場が続落。協調減産への期待が後退し、WTIでは185万枚まで増加していた取組高が振るい落とされる展開となりました。約2週間ぶりにセツルメントで30ドル割れ。
米株式は原油相場下落を嫌気して下落。NYダウは前日比295.64ドル安の16153.54ドル。ドル円もリスクオフムードが強まり119円台までドル安円高が進みました。リスク回避から再び債券に資金が集まり米10年国債利回りは1.84%まで下落し10ヶ月ぶりの水準。


【NY金 日足】
 リスク回避ムードが高まりドル建て金にとっては上昇気配の環境ですが、1130ドル近辺で足踏み。後退しつつも利上げ観測が完全に消え去っているわけではなく週末に米1月雇用統計を控えていることからも小動き。予想レンジは1145~1115ドルと前日と変わらず。


【東京金 日足】
昨日9連騰はならず、円高で押さえられています。本日もドル建て水準はほぼ変わらずで今朝からの円高で4300円割れもあり。週末金曜日から昨日にかけて一般投資家の売り手口が目立ちます。フロアではトータル売り越しのポジションに変化しています。市場では先週93000枚以上まで増加した取組高は82000枚台に減少し、主に買い玉の手仕舞い中心で一般投資家の取組高が減少している様子です。円高の進み具合次第では下値がないとは言えませんが、現在の水準では目先買い方主導の動きとなっており、利食いをした買い玉は押しどころは再び買い直してくる可能性が高いとみて深い下げは可能性としては低いのではと考えます。予想レンジは4390~4280円。


【東京白金 日足】
 昨日今日の動きを見る限り下げ局面は相変わらず脆い印象ですが、売り転換となっていると判断するには時期尚早。リスクオフムードは白金にとってはマイナス要因ですが、年初の中国リスク、原油安リスクは軽減しており円高リスクは雇用統計前では軽妙ではないかと考えられます。190円安を見せた今年1/12の水準が分岐点と考えており、そこから買い方売り方の顔ぶれが逆転しているように感じています。1/12朝9:00の寄り付き価格は3220円です。予想レンジは3440~3240円。


【東京ドバイ原油 日足】
 協調減産への期待が続かず。昨晩の米石油協会(API)の週間原油在庫は前週比380万バレル増加し5億0040万バレル。増加ではありますが市場予想480万バレル増加を下回っています。WTIでは今年に入り取組高の増減が激しく26ドル台まで下げた局面で168万枚台まで減少した取組高は34ドル台までの上昇過程で増加し185万枚台まえ膨らんでいます。しかし、先日のGSからの減産見送り観測などもあり協調減産への期待が後退し、上昇時買い進んだ玉が振るい落とされている展開と想定されます。個人的には一旦底打ちしている相場と判断して上値を再度チャレンジと考えています。予想レンジは27600~23100円。


【東京とうもろこし 日足】
為替、原油価格にたいした影響を受けるわけではなく国内市場は蚊帳の外状態。何とか・・・。





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