2022年1月13日木曜日

金 米12月消費者物価指数前月比+0.5%前年比+7.0%

 おはようございます。

昨晩は米12月消費者物価指数の発表。事前から高インフレが予想されていた通り、前月比で+0.5%、前年同月比では+7.0%と強い結果が示されました。株式市場やコモディティ市場では織り込んでいたこともあり反応は限定的だった印象ですが、長期金利上昇を伴なってきた為替市場ではドル高の動きが材料出尽くしの反応を見せ、対主要通貨で反落しています。ドル円市場では115円台中盤から114円台中盤へと約1円の円高ドル安。ユーロドルや対新興国通貨においても同じようにドル安が進んでいます。米株式はNYダウが前日比38.30ドル高の36290.32ドル、ナスダックは前日比34.943ポイント高の15188.392、S&P500は前日比13.28ポイント高の4726.35と小幅高。高インフレによる早期利上げ観測も一服し、米企業決算に対する期待感から堅調な動きとなったようです。米長期金利でも米10年債の入札で最高落札利回りが1.723%で終えたことも買われてきたドルを一旦売るきっかけになったかもしれません。

【ドル円 240分足】


 【金標準先物 日足】

NY金2月限は前日比8.8ドル高の1827.3ドルと4営業日続伸。ただ年明けに116円台をつけていたドル円相場が昨晩は114.33円まで円高ドル安が進んでおり、円建て価格ではNY金の上昇を円高が相殺しています。年が明けてからNY金は1800~1830ドルでのレンジではありますが、今週からまた取組高の増加傾向がみられます。先週のFOMC議事録で早期利上げ観測が強まり、FRB要人の発言からもテーパリングが終了される3月には利上げに踏み切る可能性は高くなっているように思われます。当然利上げは「金」にとっては上値を抑え込む要因ですが、今週に入りNY金の取組高が増えつつあるのは高インフレに対する警戒が強まっているからに他ありません。過度な投機的な動きではなく、緩やかなトレンドの中の『根雪』の部分にインフレヘッジニーズが高まっているとみられます。国内円建て価格の場合はNY金価格にドル円相場を加味して価格が決定される故、向こう3か月、3月FOMC(3/16)までの期間はドル円相場の動向が大切になってきそうです。

【白金標準先物 日足】

3500円で下支えられ反発しても3600円で上値が抑えられてしまう展開が続きレンジ相場の様相。ただ英国や南アで猛威を奮ってきたオミクロン株の感染拡大も徐々に縮小の兆候があらわれピークアウトした感が出てきています。日本国内でのオミクロン感染の広がりが話題になっていますが、一足先に感染拡大していた国々では重症化リスクも低く落ち着きを見せていることからも白金相場にとっては反発要素になり得るとみられます。原油価格などコモディティ価格は高インフレにより中長期では値下がりしにくい環境ができつつあるような印象を持ちます。

 

 

 

 

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