金 中国景気減速懸念強まり原油価格下落

おはようございます。

米市場レーバーデー連休明け3日の米株式は大きく反落。米雇用統計前でリスク資産を縮小する動きとなり、ドル円も円買いの動きが見られました。NYダウは前日比626.15ドル安の40936.93ドル。ナスダックは577.326ﾎﾟｲﾝﾄ安の17136.298、S＆P500は前日比119.47ﾎﾟｲﾝﾄ安の5528.93。米8月製造業PMI改定値が下方修正され株式市場は売りが先行する展開に。米8月ISM製造業景況感指数も47.2と市場予想を下回り、景気への不透明感が募った模様。原油価格も大きく値下がりし中国景気減速懸念も広がり世界経済の先行き不透明感も株売りの要因となっています。ドル円は145.20円台まで円買いドル売りが進みましたが、145.80円台へと反発。リスク回避での円買いとみられ、株安局面で円が買われやすいようですが、今朝144.88円（9:42）までの145円割れの円高ドル安局面では巻き戻されやすくなっている印象です。

【ドル円　日足】

【NY金12月限　日足】

【OSE金標準先物　日足】

NY金12月限は前日比4.6ドル安の2523.0ドルと小幅に2営業日続落。中国の経済指標が弱く原油などコモディティ全体の下げに少なからず影響を受けています。欧州への景気減速懸念にも繋がりユーロが対ドルで売られ、ユーロ安ドル高の影響からドル建て価格の上値を抑えられた動きでした。ただ安値は2504.4ドルと2500ドル台を維持しており、9月FOMC以降、年内の利下げ観測が価格の下支え要因。国内円建てのOSE金今日準先物8月限今朝の寄付きは前日比98円安の11681円でスタート。一時円高に伴い11655円（9:42）まで値下がりし夜間立ち合いの安値11609円（3日23:20）が意識されましたが、レンジ下限とみる安値拾いの手口も散見されます。値動きは11700～11740円のレンジに収束されてくるか・・・。

【OSE白金標準先物　日足】

NY白金10月限は前日比22.3ドル安の909.9ドルで2日続落。中国経済への不透明感で原油価格が大幅に下落しており、白金もその影響を受けている様子。国内OSE白金標準先物8月限は前日比97円安の4233円（11:23）で推移。先限つなぎ足の直近終値ベースの安値は6月限で4250円（8/5）でその価格を下回っています。チャート上は2番底確認の動きでありドル円の影響が強いようです。ドル建てつなぎ足の価格での年初来安値は870.1ドルで900ドル割れはこの数年の安値圏でもあり、中長期では買い場水準と考えます。

 

 

 

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