2010年9月10日金曜日

米貿易収支の正しい見方

貿易赤字拡大→消費拡大→米景気にとってプラス

貿易赤字縮小→消費減退→米景気にとってマイナス

反対なのでは?と思うかも知れませんがこれが正しい見方。赤字拡大がプラスで赤字縮小がマイナス。昨夜のダウは赤字幅縮小により安心材料としてとらえられているが本当は逆。住宅価格が上昇し、与信枠が増え借金してバンバンモノを買う。これがアメリカンスタイル。

消費者メトリクス研究所成長指数

  Consumer Metrics Institute、日本語では、消費者メトリクス研究所が、毎日算出している成長指数で、会員に発表しています。この指数はGDPに先行しています。この指数は日々更新されますが、GDPは四半期毎に発表され、その後、月に1度の修正が加えらます。そのためGDPは過去の数値ですが、この指数は、先行指数です。同社の説明によると、商務省のGDP統計は、前世紀の供給サイドに立った統計手法で古く、同社の指数は、21世紀型のIT技術を駆使した、需要サイドに立った統計手法で、正確で早いとのことです
この指数は、リーマン・ショック直後のレベルにまで、下落しています。この指数がGDPに先行した動きになっていることもよく分かると思います。

10日 入電換算

おはようございます。

金    -16
銀    -0.2
白金   +7
原油   +140
コーン  +410
大豆   +370
コーヒー -120
粗糖   +2220
ドル円  83.99
NYダウ  10415.24 +28.23

今晩はUSDA穀物需給報告があります。
先週来の下方修正観測で上昇してきたコーンですが
今晩のイベントリスクを警戒して利食いを考えていく
つもりです。しかし、強気の見方は変わらず。
米新規失業保険申請件数は予想よりも良い内容で
減少していました。雇用悪化懸念が雇用統計に続き
和らいでいます。株もなかなか下げてこなくなりました。
上海市場のゴムについては今日も注目。
中国当局の調査が他市場にも拡がり続けるのか・・

今日もよろしくお願いします。

破綻、そしてペイオフ

  中小企業向け融資などを手掛ける日本振興銀行が債務超過に陥り、経営破綻する見通しであることが10日明らかになった。平成17年にいわゆるペイオフが全面的に解禁されているため、1000万円を超える預金の元本とその利息の一部が、事実上、戦後初めてカットされる可能性があります。

 しかし、世界的には当たり前の制度。守られすぎていた個人。本当の意味での自己責任到来。どこにどれくらい、そしてどのようなかたちでお金を置いておくかを再確認。

株・債券・通貨が信用できず、現金化しておいたはいいが、現金預け先が破綻し資産減。こんな状況では金(GOLD)の長期的なトレンドはなかなか変わらない。