2022年3月10日木曜日

金 ウクライナ ロシアに譲歩案で停戦期待

 昨晩は原油や小麦など高騰してきたコモディティ価格が一服し反落したことでインフレ懸念が和らぎ米株式は5営業日ぶりの反発。NYダウは前日比653.61ドル高の33286.25ドル。ナスダックは前日比459.995ポイント高の13255.546、S&P500は前日比107.18ポイント高の4277.88。安全資産とされる債券も売りに押され米長期金利は上昇。2年債は1.676%、10年債は1.951%の利回りとなっています。

【金標準先物 日足】

※本日から11日まで委託者証拠金額が臨時見直しとなり1枚156,000円から270,000円に引き上げられています。

昨日の急騰から一転、本日は大幅に反落。NY金価格は前日、米国のロシア産原油の禁輸を発表後、上値が限られロシアの侵攻が進むウクライナはNATO加盟を主張しないといった報道から停戦への期待も徐々に生まれてきたとみられます。昨晩ウクライナは非武装化への協議を始めさらに停戦への期待が高まることで安全資産への逃避買いの勢いが後退。ウクライナ・ゼレンスキー大統領は「一定の譲歩をする用意がある」としてロシア・プーチン大統領との直接対話を呼びかけています。ボラティリティの高まった金価格の動きは急騰の反動から急落の動き。国内、大阪取引所金標準先物も前日9日の安値も割り込み8日の終値7398円も現在割り込んでいます。テクニカル上でも行き過ぎた水準まで達していたこともあり利益確定の売りに押されている様子。本日7336円(10:20)までの安値をつけ下髭をつけ戻してきていますが上値を取り切る勢いはなく新値更新の勢いは途絶える形となります。日足の新値足陰転値は3/3終値の7179円となりますので、深押しして試す可能性が出てきていると考えます。強基調が続くのであればこれを割らず反転することになりますが、割り込んだ場合にはロシアがウクライナに侵攻後に急落した7020円台辺りまでの調整安も考えておく必要があると考えています。昨日のフロア売買比率は8:2で買いに傾いて高値をつけていることからも目先ピークアウトした感があります。

【白金標準先物 日足】

株価は反発しましたが、「金」など国際商品価格の反落の流れから白金も大幅に下落。流動性が低いために変動幅が大きくなってしまっているとみられますが、トレンド内での調整を強いられた形です。ただテクニカル上は4003円を終値で下回ると日足の新値足は陰転。これまで「金」ほどの上昇はなかったため、ここから下に向かうトレンドにはなりにくいと判断していますが、「金」が調整安の動きとなると頭の重い展開になってしまう可能性があります。しばらくは下値試しの展開か。

 

 

 

 

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