2015年1月9日金曜日

株式反発は本物か?

おはようございます。
インフルエンザが流行っていて今がピークのようです。流行り出すのが例年よりも1ヵ月早いらしく、乾燥した気候が続いていますので気をつけましょう。

米株式は大幅反発。NYダウは+323.35ドルの17907.87ドルで、年末12/31終値の17823.07ドルを超えてきました。今晩の米雇用統計に対する期待感、ECBの追加緩和期待などが上げ材料となっています。特にECBの追加緩和策についてはユーロ圏消費者物価指数が低下しユーロ圏にデフレ懸念が強まるなか、 ドラギ総裁はソブリン債購入を含む量的緩和策の可能性を示唆しています。ソブリン債は各国政府機関が発行する信用格付けの高い債券ですが、追加緩和となると世界的に一段と債券へ資金が流れることになりそうです。

【NY金 日足】
 上向きだした基準線は1203.2ドル。昨晩安値は1204.2ドルと基準線近辺までの押し。ECB追加緩和観測は、世界的な長期金利低下が想定され「金」は下げにくくなります。

【東京金 日足】
ここからの上昇は12月の高値因果玉があることから、抵抗ありと思われます。4600円付近までの押しは想定しながら買いにいくところでしょうか。

【東京白金 日足】
どうしてもユーロ安の影響は避けられません。しかし、1月2月は売りにいく相場ではないと考えています。

【東京原油 日足】
転換線に触る程度までの戻りがほしいところです。今までも急落するなか、戻った場面では転換線を挟む持ち合いがあります。動き出すとすると今晩の米雇用統計後でしょうか。戻りは待ちますが、新安値をまた取ればそこはついて売りにいくところと考えます。

【東京とうもろこし 日足】
 なかなか年明け27030円を割り込まず。米USDA需給報告では市場予想にやや揺れがあるようですが、生産高見通し、期末在庫は若干の下方修正。数字的にはあまり大きくありませんので、相場への影響は少ないかも知れません。また、シカゴではインデックスファンドの配分調整により買いの手仕舞いが出るとの憶測もあるようです。完全な押し目買いの展開でもなく、買う場合はしっかりと押しを待つべきと思います。現在は売りスタンス。


今晩の米12月雇用統計は日本時間 22:30です。