金 トランプ政権カナダ・メキシコへの関税先延ばし

おはようございます。

米株式は反発。NYダウは前日比485.60ドル高の43006.59ドル、ナスダックは前日比267.572ﾎﾟｲﾝﾄ高の18552.734、S＆P500は前日比64.48ﾎﾟｲﾝﾄ高の5842.63。取引序盤、米2月ADP 雇用報告が市場予想を下回る弱さが示され売りが先行する展開でしたが、カナダ、メキシコに対する関税で自動車を対象に1か月先送りする方針が示され、貿易戦争の深刻化への懸念が和らぎ、全般に買いが優勢となりました。ドルも売られる展開からドル円は1ドル148.50円付近までドル安円高の動きでしたが、今朝の日本時間には再び1ドル149円台を回復しています。

【ドル円　日足】

【NY金　日足】

【OSE金標準先物　日足】

NY金4月限は前日比5.4ドル高の2926.0ドルで3日続伸。トランプ関税の行方、ウクライナ停戦協議を巡る不確実性が投資家のリスク回避姿勢を強めています。国内OSE金標準先物2月限は前日比57円安の14093円で夜間取引を終了し前日比で下押し。やや円高での下押しでしたが、ドル円は1ドル149円台まで戻し、円安の下支えから14122円（11:07）まで買い戻されてきています。週末の米2月雇用統計を控えますがADPも弱い内容であったため追加利下げへの見通しも高まり、水準を押し上げてくるものとみられます。

【NY白金　日足】

【OSE白金標準先物　日足】

昨日WPICの2024年第4四半期と2024年通年の需給、2025年の予測がプレスリリースされました。白金市場は構造的な不足の問題を抱えており、2024年は31トン、2025年は 26トンと3年連続供給不足の見込み。ただこの発表は鉱山会社側（供給サイド）が発表しているものであり市場への反応は限られているようです。OSE白金標準先物2月限は前日比23円高の4571円で現在推移し、じり高の展開が続いています。

 

 

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