2017年1月27日金曜日

中国春節入り

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おはようございます。

トランプ相場続伸。NYダウは前日比32.40ドル高の20100.91ドル。20000ドルを突破し、乗り遅れまいとする投機筋の買いに押し上げられています。PERから高値警戒感もありますが、潮流を止めることは今はできず。リーマンショック後2009年3月に6469.95ドルまで下げてから昨晩高値20125.58ドルで3.1倍まで上昇した計算になります。ダウ構成銘柄のうち、上位3社は「アップル」「マイクロソフト」「エクソンモービル」といずれも海外に販売網を拡げる企業ばかり・・・。でも相場は理屈よりも勢い。ドル円は連れてドル高114円台。米長期金利は横ばい、米10年国債利回りは2.51%。


【NY金 日足】
株価上昇のなかでは買われる余地なし。金融不安や地政学リスクで買われる「金」にとっては現在の環境は一定の積み増し以外、必要性が薄れてしまいます。 ボリンジャーの中心線を割り込み、下値探り濃厚。予想レンジは1202~1172ドル。


【東京金 日足】
東京は半値押し4340円寸前。ドル高はダウ20000 ドル突破にしては弱く、ドル高円安の恩恵が少ない状態。ボリンジャー中心線は4376円でこれを下回ってきているので流れは下。26日取組高は84,458枚前日比+1,591枚。一般投資家の買いが+3,492枚、取次者経由の買いが+799枚。外国商品先物取引業者経由と当業者の売り建てが増加しているようです。予想レンジは4370~4310円。


【東京白金 日足】
「金」と同じくして買い意欲薄れてきています。レンジ内の動き。予想レンジ3650~3500円変わらず。


【東京ドバイ原油 日足】
株高・ドル高でやや持ち直し。OPECの協調減産の履行状態がどうなのか来週の報告待ち。OPEC減産VS米国シェールオイル増産でバランスが取られています。予想レンジは40200~37500円。


【東京ゴム 日足】
 今日から中国は春節入り。1月限納会は受け渡し89枚と少なく期近は品薄で逆ザヤ状態。気配の薄い中、やりたい放題やられ放題・・・。怖い銘柄です。


【東京とうもろこし 日足】
やはり農業政策の先行きが見えないことには動けず。




明日です!




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2017年1月26日木曜日

矛盾のなかの米ダウ20000ドル

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おはようございます。

米株式が上昇。NYダウはついに史上初の20000ドル乗せ。終値で前日比155.80ドル高の20068.51ドル。就任後、TPP廃止や原油パイプライン建設の推進、メキシコ国境の「壁」建設など選挙戦から掲げていた公約を次々と実行に移してきており、これを市場が好感しています。ドル円はわずかなドル高。保護主義政策に対する懸念もあり、やや重たげ。長期金利は債券が売られ上昇。米10年国債利回りは2.51%。

勢いづく「トランプ相場」ですが、ただ今はまだ期待先行の色が強く、保護主義政策への不透明感は拭いきれていないと感じます。公約を実現する一方で、様々な矛盾も生まれてきています。過度な期待はまだ尚早。


【NY金 日足】
金ETF残高が3日連続の減少。先週わずかに増加した分はそっくり減少し800トン割れ。トランプ大統領への期待感から株式市場へと投機資金は流れ、再び人気離散です。イスラエルの米大使館問題もあり、下支えの買いもあるでしょうが投機資金の主流は株式に。予想レンジは1208~1179ドル。


【東京金 日足】
株高=金安の構図。25日の取組高は83,862枚と前日比+2,343枚。まだ取組内訳が公表されていませんが、おそらく一般投資家の押し目買いと外国商品先物取引業者経由の新規売り建てによるものと推察されます。今日はドル円がそれほどの動きではありませんが、ドル高けん制になか、NY金で人気離散の動きとなっており安値探りの展開。予想レンジは4370~4325円。


【東京白金 日足】
 米株式上昇のなか、「パラジウム」が大幅に急落。「金」下落により連れ安の動き。NYでは1000ドルの壁が厚く足踏み。東京市場は上下迷う位置にあり3650~3500円のレンジができつつあります。米国の景気拡大期待が強いとはいえ、まだ貴金属への需要拡大は期待でそうにありませんが・・・。予想レンジは3650~3500円変わらず。


【東京ドバイ原油 日足】
 米エネルギー情報局(EIA)発表の米週間原油在庫は280万バレル増と3週連続の積み増し。トランプ大統領が推進する原油パイプライン建設は景気拡大につながりますが、原油の需要増加、供給過剰解消にはおよばず、米市場で膨らんでいる投機筋の買い持ちが市場の重石になっていると思われます。予想レンジは変わらずの39400~37100円。


【東京ゴム 日足】
昨晩、上海夜間立ち合いで急騰。本日東京は7月限発会となり高値スタート。明日から中国市場は春節入りで約一週間の連休に入ります。トランプ政権は中国製タイヤに関税をかけることが決定されます。米国、中国の貿易摩擦が一層激化してくると予想されますが、その弊害が商品価格にどう影響してくるのかは不透明。
また、東京市場は証拠金が現在90,000円から来月100,000円に引き上げられます。


【東京とうもろこし 日足】
米国の穀物輸出の最大顧客が中国であり、通商政策にかなり左右されてきます。円高懸念もあり、上値追いはできません。



【1/26】




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2017年1月25日水曜日

方向感見えず

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おはようございます。

英ではEU離脱について議会の承認が必要だという昨年の高等裁判所の判決どおり、英最高裁でも議会承認が必要と判決を下しました。議会では国民投票を尊重して離脱を妨げる動きはないようですが、メイ首相の強硬路線についてはやや野党の反発もあり不透明です。

米株式は反発。トランプ大統領の政権運営に期待が蘇っています。規制緩和や減税面での効果を好感し、NYダウは前日比112.86ドル高の19912.71ドル。ドル円は前日のドル高けん制には警戒があるものの、景気拡大への期待が勝り、113円台後半へとドル高が進んでいます。長期金利はリスクオンで債券から株式へ資金が流れ上昇。米10年国債利回りは2.47%。


【NY金 日足】
先週増えかけた金ETF残高も今週23日、24日と減少しています。ドル安への可能性は高いと考えていますので、もう少し上値があっても良いと思われますが、ETF残が増加してこないというのは投資需要の弱さを感じざるを得ません。上昇しても1230ドルの壁は厚いか・・・。予想レンジは1230~1198ドル。


【東京金 日足】
24日取組高は81,519枚前日比+15枚。前日比では一般投資家の買い越し枚数は+2,669枚、取次者経由の買い越し枚数は+461枚、外国商品先物取引業者経由の買い越し枚数は-802枚。下げ2日の動きでは一般投資家の押し目買い意欲が見られます。それとは逆に外国商品先物取引業者経由では売り残が増え、買い越し減少。チャートで言えば短期のトレンドは崩れ、中心線から基準線を伺う流れか?予想レンジは4420~4350円。


【東京白金 日足】
米大手自動車会社CEOたちがトランプ大統領と会談。海外移転を中止し米国内に工場を残すことを受け入れているようです。ただその代わりに・・・。自動車業界がかなりトランプ陣営にすり寄っている姿が垣間見え、これが米自動車業界の発展につながるとの思惑からガソリン車触媒がメインである「パラジウム」が高騰。昨晩はその連れ高と思われます。しかし、「白金」の需要メインが欧州で推進されているディーゼル車であるため、連動が継続する可能性は低いと考えます。予想レンジは3650~3500円。


【東京ドバイ原油 日足】
 米石油協会発表の週間原油在庫は前週比290万バレル増の4億8220万バレルでほぼ予想の範囲内。トランプ大統領は、オバマ政権下で環境保護の観点から却下していた原油のパイプライン建設推進を指示し産業重視の姿勢が見られます。ゴールドマンサックスがトランプ氏の「国境税」が導入されれば原油が上昇するといった見通しを示しています。予想レンジは39400~37100円で変わらず。


【東京ゴム 日足】
ジンワリと切り返してきますが出来高はスカスカ。ショートカバーが中心の動きと見られます。一般の手口は変わらず。


【東京とうもろこし 日足】
トランプ大統領がTPP離脱を表明したことで米農業団体は失望し、シカゴでは価格も下落。代替え案を求めると思われ、農業政策が待たれます。今年は天候よりも政治。



【1/25】


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2017年1月24日火曜日

トランプ大統領 狼煙を上げる

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おはようございます。
再び寒さ厳しい朝を迎えています。

トランプ政権「行動初日」。選挙戦から協調していたTPP(環太平洋連携協定)からの撤退に関する大統領令に署名。保護主義政策の推進に不安もあるなか、時期財務長官ムニューチン氏のドル高けん制の書簡による言及で円買いドル売りが進んでいます。米株式は反落し、NYダウは前日比27.40ドル安の19799.85ドル。ドル円は112円後半。米長期金利は米国債が買われる動きから低下し、米10年国債利回りは2.40%。


【NY金 日足】
ドル安、金利低下により堅調な動き。昨日お伝えしたように金ETF残高の減少も止まってきていますので緩やかながら上昇が続きます。取組高も47万枚へと増加。ショートカバーよりもロングの積み上げによる上昇になっているかもしれません。目標は1233ドルに?予想レンジは1235~1198ドル。


【東京金 日足】
昨日取組高は81,504枚で前日比+1,285枚。カテゴリー別内訳を見ると一般投資家の買い越し+2,788枚、取次者経由の買い越し+354枚、外国商品先物取引業者経由の買い越しは-2,581枚。上昇のペースがやや鈍化。一般の買い気がやや強まっている様子。予想レンジは4470~4370円。


【東京白金 日足】
目先高値からの1/2戻りを達成。上昇が続く状況にはまだなく、円高で引っ張られる可能性は高いと予想しています。前日上昇していたパラジウムは急落。トランプ大統領が経済界首脳らとの会合に出席し、規制緩和や大型法人減税を行う一方国境税を課すことを表明しています。自動車産業にとっては嫌気される内容か・・・。予想レンジは3600~3500円。


【東京ドバイ原油 日足】
OPEC加盟国と非加盟国の協調減産の履行状況が確認されており8割方達成しているとみられていますが、市場の反応は薄く織り込み済み。米国増産で下押しされています。今週発表の原油在庫の市場予想は前週比270万バレル増加。やや下降気味の持ち合いの展開。予想レンジは39400~37100円。


【東京ゴム 日足】
タイ政府が先週保有在庫のうち9万8000トン放出を発表しています。春節が意識され膠着。


【東京とうもろこし 日足】
シカゴでは、農業政策への期待があるようです。「米国第一」「保護主義」が期待を膨らませているという見方も・・・。



【1/24】



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2017年1月23日月曜日

ドル高はお預け

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米トランプ新大統領が就任し、早くもTPP(環太平洋連携協定)撤退やNAFTA(北米自由貿易協定)の見直しが伝えられています。具体的な減税策や財政策などは出ていませんが、就任早々不透明なムードが漂っています。
週末述べた投機筋ポジションも昨年の巻き戻しが見られず、ドル買いポジションが維持されており、一般教書演説までのあいだ、ツイッターのつぶやきやトランプ大統領への不信感が募ると「ドル安」に振れやすい地合いが続くと見られます。


【NY金 日足】
先週末のCFTC建玉明細ではポジションの変化は前週からほとんどなくショートカバーによる巻き戻しで上昇してきたとは言い難く、しばし堅調な動きが続くとみられます。ETF残高も増加。ドル安への動きが予想され、そのあいだは下げにくいと考えます。予想レンジは1230~1198ドル。


【東京金 日足】
CFTCの報告された数字から行けば、まだドル高が強まりそうな環境ではなさそうです。NY金高ドル安の綱引きの展開と見ています。東京市場は取組高が徐々に減少し、8万枚割れ寸前。チャートに沿う形で考えれば緩やかな上昇。予想レンジは4480~4400円。


【東京白金 日足】
 パラジウム急反発に連れたとも考えられますが、この切り返しも転換線3581円あたりで止まるのであればやはり展開は重いか。「金」に比べると、現在はまだ不安要素も多く、買い気は抑えるべきかと判断しています。予想レンジは3600~3500円。


【東京ドバイ原油 日足】
チャート上の流れは先週と変わっていません。緩やかな下落基調。何にしろ、NYでの買いポジションが偏りすぎではないかと考えますので、突発的な下落を警戒すべきと考えます。予想レンジは39500~37200円変わらず。


【東京ゴム 日足】
 今週末から中国は春節入り。ドル安に振れやすい環境と先週末長大陰線を引いたことで「売り」で勝負と判断してますが・・・。


【東京とうもろこし 日足】
 シカゴでは年明けから投機筋の買い越し枚数が増加を続けています。円高の可能性もあるので押目を想定しながら買いスタンスで良いと判断しています。



【1/23】



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