2016年3月24日木曜日

「金」ポジション調整

おはようございます。
春の訪れ前にして寒暖差が激しくなっています。体調にはご留意を。

原油下落、セントルイス連銀総裁の追加利上げの可能性の指摘から株式は下落。NYダウは前日比79.98ドル安の17502.59ドル。ドル円も連日の要人による追加利上げの可能性に対する発言より早期利上げが意識されややドル高円安の動きで112円台で推移。ただ米10年国債利回りは原油安の影響から再び買いが集まり1.88%に低下。

本日、報道で大手商社三菱商事、三井物産の2016年3月期に連結最終赤字となることが伝えられています。三菱商事で1000億円台、三井物産で700億円台です。先にも住友商事が1700億円台を計上していますが、 主な要因は資源価格にあります。当初の見込みから大きく資源価格が下落しこのような結果を招く資源ビジネスはリスクの大きいビジネスだと痛感させられます。ただ、某著名投資家が述べていたように、悪いものが表面化しウミを出さないと相場のサイクルが機能しません。そういった目で見ると昨年からの資源価格下落には一区切りついてきたのではないかと考えさせられます。


【NY金 日足】
 ペンキが剥がれてきました。2月中旬以降の上澄み分が調整されている動きではないかと推測します。しかし、本日債券が再び買われ始め米長期金利は低下しています。その点から考えると今回の下げは単なるポジション調整の色が強く今後大きく下落していくような展開にはなりにくいと判断しています。ただ追加利上げに関する発言が出だしてきており今しばらくは安値探りかもしれません。予想レンジは1250~1210ドル。


【東京金 日足】
 結果的にテクニカル指示どおりの動き。楔が入ったことにより2月中旬以降の上げ分の調整になっています。市場では売玉が利食いの動きに入り買いが晒されてくる時間帯です。まだ戻りは限定的となりそうですが、下値を大きく期待できるのは4350円を下回ってからと判断しています。予想レンジは4450~4350円。


【東京白金 日足】
「金」の連れ安。下げ幅が「金」より大きいですが気にする必要はないと考えています。流動性の違いです。白金は振るい落とされる上澄み分は少なく安値をコツコツ拾う方針です。予想レンジは3660~3440円。


【東京ドバイ原油 日足】
米エネルギー情報局(EIA)発表の米原油在庫は前週比940万バレル増の5億3250万バレル。市場予想を大きく上回ったことから材料視されていますが、取って付けた感が否めません。連休前の単なるポジション調整と判断。予想レンジは変わらず30000~27000円。


【東京とうもろこし 日足】
農務省発表まであと1週間。小幅持ち合い。



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