2010年9月19日日曜日

テレビ・新聞VSネット

  先日、行われた民主党の代表選に関連して「小沢 VS 管あなたならどちらに投票するか」という調査が盛んに行われていたが、大新聞各社とネット調査とでは、真逆の結果が出されていることは当方でもご指摘したとおり。具体的な数字で見ると、

【大新聞等】 読売新聞 小沢支持 14.0% VS 管支持 67.0% 日経新聞 小沢支持 17.0% VS 管支持 73.0% 毎日新聞 小沢支持 17.0% VS 管支持 78.0% 産経新聞 小沢支持 12.2% VS 管支持 75.5% 共同通信 小沢支持 15.6% VS 管支持 69.9%

 【インターネット】 読売オンライン 小沢支持 87.0% VS 管支持 13.0% ダイヤモンドオンライン小沢支持 55.6% VS 管支持 4.1% YAHOO! みんなの政治 小沢支持 48.0% VS 管支持 35.0% (民主党支持者では)小沢支持 71.0% VS 管支持 28.0% ライブドア 小沢支持 62.8% VS 管支持 37.2% スポニチネット 小沢支持 80.0% VS 管支持 20.0% goo ニュースネット 小沢支持 63.0% VS 管支持 34.0% ニコニコ動画 小沢支持 78.5% VS 管支持 21.5% Infoseek 内憂外患小沢支持 93.0% VS 管支持 6.0% (ツイッターアンケート)

このように、あたかもパラレルワールドのように割れてしまっていた。読売新聞などは、自社のアンケートとネット上の調査が、同じ会社にもかかわらずこれだけ異なる。では、大マスコミとネットで、なぜこのような結果が出るのか。大マスコミの調査は平日の昼間に固定電話に出られる人たちに限定される。だから、アンケートに答える中心層は自然と専業主婦や高齢者が中心となる。ニュース報道についてもテレビに多くを依存している層だ。これに対して、ネット調査に答える人たちは、自分で情報を探し、進んでアンケートに答えるという、政治に大きな関心を持ち、新聞やテレビに飽きたらず自分なりの意見を求める人たちだと考えられる。

そして、民主党代表選で管氏が選ばれ、テレビ・新聞の調査で民主党支持率が35%から63%にV字回復。脱小沢が功を奏したと。現状、ムダが蔓延るシステムをぶっ壊してから日本再生を考えていた小沢VS現状のシステム上で、個別政策により日本再生の管。有言実行内閣とのことだが、有害実行内閣にならなければよいが。やるならマスコミが見方のうちに。