2014年7月31日木曜日

「金」新たなステージへ

おはようございます。
朝から暑いです。ビールがおいしい季節ですが、本日も日中の暑さに注意。

昨晩はまず米ADP全国雇用者数は21万8000人の増加で予想の23万人増加を下回りました。しかし、その後の米4-6GDP速報値が前期比+4.0%で予想以上の回復を示し、米長期金利10年国債利回りは2.56%に急上昇。ドル円は4月以来の103円台まで上昇しています。

また、注目のFOMCでは、資産買取規模を予想通り月額100億ドル縮小。米GDPからすると、景気回復基調から早期利上げ観測も立ってきますが、イエレンFRB議長は会合後の声明で、労働市場には改善の余地が大きいと指摘し、依然として低金利政策が「相当な期間」維持される公算が大きいことを示唆する内容となっています。引き続き今後の経済指標が重要視されることに変わりはありません。

【NY金 日足】
 【東京金 日足】
【ドル円 日足(日銀発表)】

NY金では先行スパン2(52日)付近。東京金はドル高円安の分、転換線上を維持しています。MACDは上向き出しており、目先強基調が続くと予想します。
先般、申し上げたとおり、金融緩和縮小から利上げへの出口戦略については昨年6月からの一年で織り込んでいると思われます。価格的にも昨年6月末がここ一年の最安値であり、「金」は新たなステージを模索している段階ではないでしょうか。




本日の予定

<国内>
08:50 前週分対外対内証券売買
10:30 木内日銀審議委員講演(神戸)
14:00 6月住宅着工件数(前年比予想:-11.5%、5月:-15.0%)
14:00 木内日銀審議委員会見
19:00 7月外国為替平衡操作実施状況
<海外>
08:05 英・7月GfK消費者信頼感指数(予想:2、6月:1)
10:30 豪・6月住宅建設許可件数(前月比予想:0.0%、5月:+9.9%)
15:00 英・7月全国住宅価格(前月比予想:+0.5%、6月:+1.0%)
15:00 独・6月小売売上高(前月比予想:+1.0%、5月:-0.6%)★
16:55 独・7月失業率(予想:6.7%、6月:6.7%)★
18:00 ユーロ圏・6月失業率(予想:11.6%、5月:11.6%)★
18:00 ユーロ圏・7月消費者物価指数速報値(前年比予想:+0.5%、6月:+0.5%)★
21:00 南ア・6月貿易収支(予想:-63億ランド、5月:-66億ランド)
21:30 米・前週分新規失業保険申請件数(予想:30万件、前回:28.4万件)★★
21:30 米・4-6月期雇用コスト指数(前期比予想:+0.5%、1-3月期:+0.3%)
22:45 米・7月シカゴ購買部協会景気指数(予想:63.0、6月:62.6)

2014年7月30日水曜日

株は高値警戒

おはようございます。
夏休みをとる方も、ちらほらと見られるようです。

昨晩は、米S&Pケースシラー住宅価格指数は前月比9.34%と低い伸びとなり、株価は下げ、「金」は上値を窺う局面もありました。その後の7月米消費者信頼感指数が90.9と、2007年10月以来の高い水準となりましたが、ドル円は102円台に乗せてきたものの、株価は伸びずNYダウは16912.11ドルの70.48安で取引を終了。10年国債利回りも2.46%に低下しています。経済指標が高い伸びを示すなか、警戒感の強い展開となっています。

【NY金 日足】
 【東京金 日足】

NYダウは昨晩、一目均衡表の26日基準線を下回ったところ。今まで春以降は、押し目となっていましたが・・・。
今晩は経済指標、目白押しです。

本日の予定

<国内>
08:50 6月鉱工業生産速報(前月比予想:-1.2%、5月:+0.7%)
<海外>
18:00 ユーロ圏・7月景況感指数(予想:101.9、6月:102.0)★
18:00 ユーロ圏・7月業況判断指数(予想:0.20、6月:0.22)★
20:00 米・前週分MBA住宅ローン申請指数(前回:+2.4%)
21:00 独・7月消費者物価指数速報値(前年比予想:+0.8%、6月:+1.0%)
21:15 米・7月ADP雇用統計(前月比予想:+23万人、6月:+28.1万人)★★
21:30 米・4-6月期国内総生産速報値(前期比年率予想:+3.0%、1-3月期:-2.9%)★★★
02:00 米財務省7年債入札(290億ドル)
03:00 米連邦公開市場員会(FOMC)声明発表(債券買い入れは100億ドルの減額予想)★★★

2014年7月29日火曜日

イベント控え膠着

おはようございます。
蝉の鳴き声が響き渡り、高校野球の各都道府県代表が出揃ってきました。夏本番。

米株式市場は、今週のイベントを控える中小動きの展開。ドル円もほぼ変わらずで101.80円台。米10年物国債利回りは2.47%。

「金」も前日から上昇した水準を維持していますが、後続の動きなく前日比ほとんど変わらず。
【NY金 日足】
【東京金 日足】


 【7/28発表 USDAクロッププログレス】

トウモロコシ(7/27現在)    今週発表(前週比)   前年同期    過去5年平均
シルキング率           78%( +22ポイント )    67%       75%
ドウ率             17%( ------- )     8%       16% 
作柄「優」「良」        75%( -1ポイント )     63% 

大豆(7/20現在)      今週発表(前週比)    前年同期    過去5年平均
開花率            76%( +16ポイント )    62%        72% 
着さや率           38%( +19ポイント )    18%        31% 
作柄「優」「良」        71%( -2ポイント )     63%   

本日の予定

<国内>
08:30 6月完全失業率(予想:3.5%、5月:3.5%)★
08:30 6月有効求人倍率(予想:1.09倍、5月:1.09倍)★
08:30 6月家計調査消費支出(前年比予想:-4.0%、5月:-8.0%)
10:30 石田日銀審議委員講演(山口)
12:45 2年国債入札の結果発表
14:00 石田日銀審議委員会見
閣議(終了後に麻生太郎財務相や甘利明経済再生担当相らが記者会見)
東証住宅価格発表
<海外>
20:00 南アフリカ・4-6月期失業率(予想:25.4%、1-3月期:25.2%)
22:00 米・5月S&P/ケース・シラー住宅価格指数(前年比予想:+9.95%、4月:+10.82%)★
23:00 米・7月消費者信頼感指数(予想:85.4、6月:85.2)★
02:00 米財務省5年債入札(350億ドル)
米連邦公開市場委員会(FOMC)会合(1日目)
米・決算発表:ファイザー、UPS、アフラック、アメリカン・エキスプレス、ツイッター

2014年7月28日月曜日

今週の予定

28日(月)
米中古住宅販売成約指数(6月)

29日(火)
日本雇用統計(6月)
米S&Pケースシラー住宅価格(5月)
米消費者信頼感(7月)

30日(水)
日銀議事録
スペインGDP速報(第2四半期)
米GDP速報(第2四半期)
米ADP雇用者数(7月)
米FOMC

31日(木)
独失業率(7月)
ユーロ圏失業率(6月)
ユーロ圏消費者物価(7月)
米新規失業保険申請件数(26日までの週)

1日(金)
黒田日銀総裁、講演
中国製造業PMI(7月)
米雇用統計(7月)
米自動車販売統計(7月)
米ISM製造業景況指数(7月)

2014年7月26日土曜日

「金」 切り返す

おはようございます。
暑い週末を迎えています。

NY株式市場は続落。来週からのイベントを控え、高値維持の動きからAmazon.comの予想を下回る決算報告などを受け、調整が入った様子。米長期金利は2.46%に低下。

「金」は株価下落、米長期金利の低下から再び1300ドル台を回復。終値は中心限月8月限で12.5ドル高の1303.3ドルで引けています。東京市場も朝の4時、夜間立会い終わりは前日比29円高の4266円で終了していますが、NY金は時間外で上昇し1307ドル台まで伸びており、時間外が終了した時点で換算は25日終値4237円から51円高の計算です。
SPDRのETF保有残高は801.84トン。

【NY金 日足】
 【東京金 日足】
一目均衡表、雲のラインで押し目反発。
6月以降、米雇用統計発表後は発表の瞬間はブレた局面もありましたが、その後は上昇しています。今月高値から調整安の動きが入った現時点からは再度切り返しの動きも期待でき、週末までには「金」買いを仕込んでいくところと考えます。
フロアポジションはチャートのとおり、木、金曜日で買い越しに転じており、一般投資家の多くはうまくポジションを転換されています。


【7/25発表 CFTC建玉明細 ~7/22現在~ 】

           ロング     ショート     ネット
CME円先物    11,979    65,895     -53,916
NY金       197,835    51,689   146,146 
NY銀        64,277   16,752       47,525
NY白金      55,037    7,027    48,010
NYパラジウム  31,853      6,439    25,414
NY原油     467,574     96,130   371,444
CBOTコーン  428,526    342,142    86,384
CBOT大豆   188,777    194,429    -5,652

「金」は若干買い越し増加。「原油」は大幅買い越し減少。

2014年7月25日金曜日

「金」長いもち合い

おはようございます。
連日の猛暑日です。明日は隅田川の花火があがり夏真っ盛りですが、弊社では「今井澂」先生のセミナーがあります。ご興味のある方はぜひお申し込みください。

米新築住宅販売件数は数字が伸び悩んだものの、米新規失業保険申請件数が予想を大幅に下回り、雇用の回復が示されたことでドル高が進み、101.80円台に。米長期金利は2.51%に上昇。
一方、株価は連日の企業決算を好感して高値で推移していますが、警戒感も強く方向感なし。

【NY金 週足】
 【東京金 週足】

週足で見ると、完全な三角もち合いのなかにあります。来週は米FOMC、米4-6GDP速報値、米雇用統計が控えています。もち合い後の相場は大きく動きますので、チャンスを掴みましょう。



2014年7月24日木曜日

「金」ボラ低下

おはようございます。
蒸し暑い日が続きます。熱中症で搬送されている方が急増しています。気をつけましょう。

アップルなどの企業決算を受け、ナスダック・S&P500が最高値を更新。NYダウは26.91ドル安。
ドル円は101円台中盤の狭いレンジで推移。来週にビッグイベントを控え、手がかり難。米10年国債利回りは2.46%。

NY金は小幅続落。中国の上半期金需要は569.5トンで前年同期比19%の減少。そのうち宝飾品需要は426.2トン(+11%)、投資需要が105.6トン(-62%)となっており、昨年大幅に増加していた投資需要の反動が出ているようです。SPDRのETF保有残高は805.44トン。

【NY金 日足】
【東京金 日足】
高値から調整安9営業日目になります。


本日の予定

<国内>
08:50 6月貿易収支(予想:-6429億円、5月:-9108億円)★
<海外>
07:45 NZ・6月貿易収支(予想:+1億NZドル、5月:+2.85億NZドル)
08:00 韓国・4-6月期国内総生産(前年比予想:+3.7%、1-3月期:+3.9%)
10:45 中国・7月HSBC製造業PMI速報値(予想:51.0、6月:50.7)★★
17:00 ユーロ圏・7月製造業PMI速報値(予想:51.7、6月:51.8)★
17:00 ユーロ圏・7月サービス業PMI速報値(予想:52.7、6月:52.8)★
17:00 ユーロ圏・7月総合PMI速報値(予想:52.8、6月:52.8)★
17:30 英・6月小売売上高(前月比予想:+0.3%、5月:-0.5%)
21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:30.7万件、前回:30.2万件)★
23:00 米・6月新築住宅販売件数(予想:47.5万戸、5月:50.4万戸)★★
米・決算発表:ゼネラル・モーターズ、フォード・モーター、スターバックス、ビザ、キャタピラー、アマゾン・ドット・コム、3M
欧・決算発表:ノキア、ロシュ・ホールディング

2014年7月23日水曜日

ふみの日

おはようございます。
朝から蒸し暑く、熱中症にもなりかねない暑さです。ご注意を。

米消費者物価指数は前月比0.3%の上昇で市場予想どおり。物価の上昇がこのまま抑制されるようであれば、早期利上げの観測も後退します。

石油、穀物が値下がりしているだけで、貴金属は大きな動きがありません。


 【7/21発表 USDAクロッププログレス】

トウモロコシ(7/20現在)    今週発表(前週比)   前年同期    過去5年平均
シルキング率           56%( +22ポイント )    39%       55% 
作柄「優」「良」        76%( 変わらず )     63% 

大豆(7/20現在)      今週発表(前週比)    前年同期    過去5年平均
開花率            60%( +19ポイント)    43%        56% 
着さや率           19%( ------- )     7%         17% 
作柄「優」「良」        73%( +1ポイント )     64%   




各地では花火大会なども催され、学生さんは夏休みを迎えています。これから行楽シーズンに入っていきますが、相場はお休みとはならないはずですが・・・。


本日の予定

<国内>

10:00 日本銀行の営業毎旬報告(7月20日現在)
10:30 日本銀行の中曽宏副総裁が講演(14:00から記者会見)
14:00 民生用電子機器国内出荷(6月)
15:15 決算発表 日本電産<6594>(4-6月期)
17:00 日本銀行が保有する国債の銘柄別残高

日本ビューホテル<6097>が東証2部に新規上場(公開価格:2200円)

<海外>

10:30 豪 消費者物価指数(4-6月)
17:00 南ア・消費者物価指数(6月)
17:30 英・イングランド銀行(英中央銀行)議事録
20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)★
20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(7月22日まで1カ月間)

米・決算発表:ボーイング、AT&T、フェイスブック、ダウ・ケミカル、クアルコムなど
欧・決算発表:ダイムラーなど★★

欧・欧・ASEAN外相会議(ブリュッセル)

2014年7月22日火曜日

梅雨明け

おはようございます。
西日本は梅雨明け。こちらも間近です。

連休明け、入電は全体的に安く入ってきています。「金」は変わらず。



【7/18発表 CFTC建玉明細 ~7/15現在~ 】

           ロング     ショート     ネット
CME円先物     8,385    71,333     -62,948
NY金       199,950    57,492   142,458 
NY銀        65,907   16,629       49,278
NY白金      56,238    7,588    48,650
NYパラジウム  31,170      6,425    24,745
NY原油     489,729     90,126   399,603
CBOTコーン  425,458    321,736   103,722
CBOT大豆   187,688    187,806    -118

「金」は7週間ぶりの買い越し減少。「原油」は4週連続の買い越し減少。
また、穀物も買い越しが減少しており、「大豆」は売り越しに転じています。

【NY金 日足】

 【東京金 日足】
今週の流れは大切です。

2014年7月18日金曜日

「金」20ドル上昇

おはようございます。
大気が不安定な状態が連日続いています。雨雲が降りてきて雲のなかにいるようです。

昨晩、ウクライナ上空でマレーシア航空機が撃墜されたとの報道により株式市場はリスクオフ。ウクライナ政府は親ロシア派の反政府勢力によるものとしています。親ロシア派は関与を否定し、ウクライナ軍の誤爆と主張。またロシアがウクライナ反政府勢力に武器供与をしているとして米国が16日対ロシア制裁を強化していることもリスクオフの要因。
一方、中東イスラエルでもイスラエル軍がガザ地区に地上侵攻。限定的な作戦とのことですが、こちらも地政学リスクを高めています。

「NY金」は日本時間0:20~1:00の間に約20ドルの上昇。「東京金」では4382円から4232円の150円の下げに対して約50%の反発。押し目買いでの反発とみるか、半値戻りで戻り一杯とみるか、買い方・売り方双方の見方が分かれるところです。

【NY金 日足】

【東京金 日足】
チャート上では基準線付近で反発し、買い方が制空権を堅守した状態。一気に転換線上まで回復していきたいところ。売り方としてはこの転換線4307円付近からはまたアタマを押さえたいところです。フロアポジションは夜間立会いで新規売りにより売り越し枚数が増加しています。一般の手口は4300円で新規売り、それ以上になってから買い玉手仕舞い売りの手口が予想されます。しかし、今の状態は買い方優勢であり、押し目形成して一段高への動きになると考えます。

NY株はダウ・ナスダック・SP500が約1%の下げでVIX指数上昇。米10年債利回りは2.44%に低下。ETF保有残高は803.34トン。

https://www.okachi.jp/seminar/detail20140726.php

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2014年7月17日木曜日

NYダウ 再び最高値

おはようございます。
どんよりと湿気の多い朝を迎えています。週末3連休の天候は芳しくないようです。

昨日発表された中国GDPは3四半期ぶりに成長が加速し前年比7.5%。中国の景気回復、良好な米企業決算報告を受けてNYダウは17100ドルを超え、17138.20ドル(+77.52ドル)で過去最高値を更新。また米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも12地区全てで個人消費増加、製造業拡大が報告され、早期の利上げ観測が浮上してきています。米長期金利は2.53%でやや低下。

「金」は中国の景気回復やインドの金輸入が前年比65%増加を受け一時1300ドル台を回復しましたが、株価の上昇で頭を押さえられています。

「金」のフロアポジションは売り越しが大幅に減少しました。まだ若干の売り越しです。日柄ではもう少し押し目形成の時間帯でしょうか。



本日の予定

<国内>

月例経済報告
08:50 前週分対外対内証券売買

<海外>

16:45 カンリフ英中銀副総裁講演
18:00 ユーロ圏・6月消費者物価指数改定値(前年比予想:+0.5%、速報値:+0.5%)★
18:00 ユーロ圏・5月建設支出(4月:前月比+0.8%)★
20:00 トルコ中央銀行が政策金利発表(現行8.75%、0.50%利下げの可能性)
21:30 米・6月住宅着工件数(予想:102万戸、5月:100.1万戸)★★
21:30 米・6月住宅建設許可件数(予想:103.5万戸、5月:100.5万戸)★★
21:30 米・前週分新規失業保険申請件数(予想:31万件、前回:30.4万件)★
23:00 米・7月フィラデルフィア連銀景況指数(予想:16.0、6月:17.8)★★
02:35 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(米経済・金融政策)★

南ア中銀が政策金利発表(現行5.50%、0.125%の利上げ予想)
欧州連合(EU)財務相理事会(ブリュッセル)
米企業決算:グーグル、IBM、モルガン・スタンレー、ブラックストーン・グループなど

2014年7月16日水曜日

「金」3日続落

おはようございます。
南風が夏を運んできています。

私の出身県の高校野球地方予選では、今年春の選抜優勝校、浦和学院がノーシード校に敗れるという番狂わせがありました。有名校とはいえ、プロとアマではなく同じ高校生同士の戦いなので、こういったことが起きるのは当然といえば当然です。勝った高校、敗れた浦和学院、両校の健闘を称えます。

注目のイエレンFRB議長の議会証言は低金利政策の継続を強調する内容。しかし、労働市場の早いペースでの改善が見られれば、利上げのタイミングが早まる可能性があることを示唆し、ドル高が進行しました。米長期金利は2.55%にやや上昇。

「NY金」は1300ドルを割り込む場面でストップロスを巻き込み、1292.6ドルまで下落。
イエレンFRB議長の証言内容には目新しいものはなく、基本姿勢は今までと変わらない内容でしたが、先月半ばから急騰し市場が利入れの時期をはかっていたところにタイミングが重なり今回の下げに至ったと考えられます。ETF保有残高は7/15現在808.73トンで6月より増加傾向で、長期保有の「金」への資金流入は引き続き継続される可能性もあり、1300ドル割れは押し目として考えます。

【NY金 日足】
 基準線1298.5ドルを割り込んでいます。次の支持線は先行スパン2の1285.8ドル。

【東京金 日足】
3日続落で基準線4255円を割った状態。

2014年7月15日火曜日

「金」急落は押し目

おはようございます。
涼しい朝を迎えていますが、日中は暑くなりそうです。全国各地の高校野球地方予選で熱戦が繰り広げられていますが、皆さんの母校はいかがですか?

イエレンFRB議長の上院銀行委員会での証言を今晩に控えていますが、株式市場では四半期決算報告から楽観ムードが強くNYダウは一時最高値を更新し、終値は17055.42ドルと再び17000ドル台を回復してきました。米長期金利は2.54%に上昇。

市場はポルトガル大手行の影響を織り込み、株価は上昇。「金」は利益確定売りに押されて下落。また、GSは金の弱気見通しを据え置き圧迫要因となったようですが、中心限月8月限は1302.2ドルで安値をつけ、1300ドルを維持しています。

【NY金 日足】

【東京金 日足】

 国内外ともに基準線まで押しを入れてきています。上昇相場を維持するにはこのあたりで下げ止まらないといけません。ここまでなら押し目の範疇。売り買い交錯する価格帯です。
ETF保有残高は808.73トンに増加。

また、コメックス金・銀の証拠金が昨日より引き下げられています。



 【7/14発表 USDAクロッププログレス】

トウモロコシ(7/13現在)    今週発表(前週比)   前年同期    過去5年平均
シルキング率           34%( +19ポイント )    15%       33% 
作柄「優」「良」        76%( +1ポイント )     66% 

大豆(7/13現在)      今週発表(前週比)    前年同期    過去5年平均
開花率            41%( +17ポイント)    24%        37% 
作柄「優」「良」        72%(変わらず)     65%   



本日の予定

<国内>
08:30 閣議後、閣僚会見予定
09:00 参議院予算委員会集中審議(集団的自衛権、外交安全保障)
09:00 日銀金融政策決定会合(2日目)★★
15:30 黒田日銀総裁、記者会見★★
イグニス<3689>が東証マザーズに新規上場(公開価格:1900円)
<海外>
10:30 豪準備銀行理事会議事録
17:30 英・6月消費者物価指数(前年比予想:+1.6%、5月:+1.5%)
17:30 英・6月生産者物価指数・産出(前年比予想:+0.5%、5月:+0.5%)
18:00 カーニー英国中央銀行総裁などが議会証言予定
18:00 ユーロ圏・7月ZEW調査・景気期待指数(6月:58.4)
18:00 独・7月ZEW調査・景気期待指数(予想:28.2、6月:29.8)★
21:30 米・6月小売売上高(前月比予想:+0.6%、5月:+0.3%)★★
21:30 米・7月NY連銀製造業景気指数(予想:17.00、6月:19.28)★★
21:30 米・6月輸入物価指数(前月比予想:+0.4%、5月:+0.1%)★★
23:00 米・5月企業在庫(前月比予想:+0.6%、4月:+0.6%)
23:00 イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が上院銀行委員会で証言★★★
BRICS首脳会議(16日まで)
米企業決算:JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、インテル、ヤフーなど

2014年7月14日月曜日

「金」CFTC投機玉買い越し5週連続増加

【7/11発表 CFTC建玉明細 ~7/8現在~ 】

           ロング     ショート     ネット
CME円先物    11,174    77,549     -66,375
NY金       203,464    53,443   150,021 
NY銀        67,029   19,148       47,881
NY白金      55,887    5,735    50,152
NYパラジウム  30,392      6,294    24,098
NY原油     514,431     89,544   424,887
CBOTコーン  427,939    304,247   123,692
CBOT大豆   190,437    185,959    4,478

「金」は5週連続で買い越し増加。「コーン」は8週ぶりに買い越し減少がストップ。


 【 7/11発表 USDA需給報告 】

◎米国2014/15生産高予想(単位:100万ブッシェル)

       今月発表     予想平均(レンジ)    前月発表
コーン      13,860    13,935(13,842~14,122)   13,935 
大豆       3,800     3,785(3,542~3,871)     3,635       

◎米国2014/15期末在庫(単位:100万ブッシェル)
             
                 今月発表     予想平均(レンジ)   前月発表 
コーン       1,801     1,773(1,535~2,309)    1,726  
大豆        415       408(234~570)       325 

◎世界全体期末在庫(単位:100万トン)
             
                              今月発表  予想平均(レンジ)    前月発表
コーン    2013/14      173.42  170.1(167.7~171.1)    169.1   
              2014/15     188.05    183.9(181.9~185.2)    182.7
 大豆     2013/14       67.24   67.44(66.70~68.50)    67.17
               2014/15       85.31   84.62(83.00~86.00)     82.88


コーンの生産高は下方修正となりましたが、期末在庫は上方修正。また、世界全体期末在庫も上方修正され、上値を押さえられています。

本日の予定

<国内>
13:30 3月鉱工業生産確報
14:00 日銀金融政策決定会合(15日まで)
<海外>
09:00 シンガポール・4-6月期国内総生産速報値(前年比予想:+3.1%、1-3月期:+4.9%)
18:00 ユーロ圏・5月鉱工業生産(前月比予想:-1.2%、4月:+0.8%)★
21:00 インド・6月消費者物価指数(前年比予想:+7.7%、5月:+8.2%)
02:30 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が欧州議会で証言★★
米・企業決算 シティグループ

今週の予定

14日(月)
ドラギECB総裁、議会証言

15日(火)
日銀会合・黒田日銀総裁、記者会見
独ZEW景況感指数(7月)
英消費者物価・生産者物価・小売物価(6月)
米小売売上高(6月)
米NY連銀景況指数(7月)
カーニー英中銀総裁、証言
イエレンFRB議長、上院銀行委員会で半期に一度の議会証言
BRICS首脳会議

16日(水)
日銀月報
中国GDP(第2四半期)
中国鉱工業生産・小売売上高(6月)
米生産者物価・鉱工業生産(6月)
EU首脳会議
ダラス連銀総裁、講演
地区連銀経済報告(ベージュブック)
イエレンFRB議長、下院金融サービス委員会で半期に一度の議会証言

17日(木)
ユーロ圏消費者物価(6月)
米住宅着工件・建設許可(6月)
米フィラデルフィア連銀景況指数(7月)
米新規失業保険申請件数(12日までの週)
EU財務相理事会
セントルイス連銀総裁、講演

18日(金)
日銀議事録
米景気先行指数(6月)
米ミシガン大学消費者信頼感・速報(7月)

2014年7月11日金曜日

7月USDA

今晩は米農務省(USDA)需給報告 です。
コーンは米国の単収(イールド)・期末在庫の上方修正、大豆は生産高・期末在庫の上方修正が見込まれています。また、世界全体期末在庫も上方修正の事前予想です。


【 7/11発表 USDA需給報告 】

◎米国2014/15生産高予想(単位:100万ブッシェル)

       今月発表     予想平均(レンジ)    前月発表
コーン         ?       13,935(13,842~14,122)   13,935 
大豆         ?        3,785(3,542~3,871)     3,635       

◎米国2014/15期末在庫(単位:100万ブッシェル)
             
                 今月発表     予想平均(レンジ)   前月発表 
コーン          ?       1,773(1,535~2,309)    1,726  
大豆          ?        408(234~570)       325 

◎世界全体期末在庫(単位:100万トン)
             
                              今月発表  予想平均(レンジ)    前月発表
コーン    2013/14          ?    170.1(167.7~171.1)    169.1   
              2014/15       ?       183.9(181.9~185.2)    182.7
 大豆     2013/14         ?     67.44(66.70~68.50)    67.17
               2014/15         ?     84.62(83.00~86.00)     82.88

「金」もち合い上抜け

おはようございます。
台風の影響は今のところありません。フェーン現象から気温がだいぶ上がるようです。

昨日は夜間立会い序盤に貴金属が上昇。前日のFOMC議事録から早期利上げ観測の後退に加え、ポルトガル大手行の株式・債券取引の停止を受け周辺各国の株価が下落、「NY金」が金融不安から買われ1346.8ドルまで上昇、「東京金」は4,382円まで直近高値を更新しました。
米長期金利は2.53%に低下しましたが、一時は2.49%まで低下。ETF保有残高は800.05トン。

【NY金 日足】

【東京金 日足】
 6/20の大陽線から15営業日のもち合いを上抜け、高値を更新しました。価格は順調に転換線に沿って上昇。本日の上げにより基準線は先行スパン2を上抜くことになり雲を抜け出します。先行スパン1、2の転換日は7/31になり、強気方針を継続していくところです。
南欧の金融不安の話題が浮上しましたが、ファンダメンタルズでも新しい材料が取り上げられてきていますので、やはり今月に入り資金の流れが変化してきています。


本日の予定

<国内>
08:30 閣議後、閣僚会見予定
08:50 5月マネタリーサーベイ
<海外>
10:30 豪・5月住宅ローン(前月比:-0.5%、4月:0.0%)
15:00 独・6月消費者物価指数改定値(前年比予想:+1.0%、速報値:+1.0%)
21:30 カナダ・6月失業率(予想:7.0%、5月:7.0%)
21:30 カナダ・6月雇用者数増減(予想:+2万人、5月:+2.58万人)
24:15 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁がパネル討論会司会(起業関連)
03:00 米・6月財政収支(予想:+795億ドル、13年6月:+1165億ドル)★★
03:45 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演★
04:00 エバンス米シカゴ連銀総裁、ロックハート米アトランタ連銀総裁がパネル討議参加★

2014年7月10日木曜日

ETF増加の意味

おはようございます。
今朝は今にも降り出しそうな曇り空。西日本から台風が接近してきています。

米FOMC議事録公表では、市場の過度な楽観ムードに警告を発しましたが、早期利上げなどの金融政策の変更に関するものは示されていませんでした。公表後には決算報告に対する期待感から株価は上昇し、NYダウは16985.61ドルで終了。ドル円は101.80円台から101.50円台へとドル安円高に振れ、米長期金利は2.55%とほぼ変わらず。

「NY金」は議事録公表後、1328ドルまで買われ堅調な動き。SPDR保有残高は800.28トン。

【NY金 日足】

【東京金 日足】

金融緩和縮小が発表されてからもう1年が経過しました。「金」にとって金融政策の転換は大きな転換ポイントになりましたが、1年を経過し緩和縮小・利上げに向けての動きは市場では十分織り込まれているように考えられます。ETFの保有残高が増加し始めた背景には何らかの意味があり、中長期のシナリオを再構築する必要があるのではないでしょうか。


本日の予定

<国内>
08:50 機械受注(5月)
08:50 国内企業物価指数(6月)
08:50 対外対内証券売買(前週分)
08:50 第3次産業活動指数(5月)
10:00 ビール、発泡酒出荷数量(6月)
11:00 中古車販売台数(6月)
11:00 オフィス空室状況(6月末)
14:00 消費動向調査(6月)
15:00 ファーストリテイリング<9983>が決算発表
16:30 フェイルの発生状況(6月)
鳥貴族<3193>が東証ジャスダックに新規上場(公開価格:2800円)
<海外>
08:01 英・住宅価格指数RICS(6月)
10:30 豪・失業率(6月)
11:00 中・貿易収支(6月)★★
15:45 仏・消費者物価指数(6月)
15:45 仏・鉱工業生産指数(5月)
17:30 英・貿易収支(5月)
20:00 英・英中央銀行(BOE)政策金利発表(7月)
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)★
22:45 米・消費者信頼感指数(先週)★
23:00 米・卸売在庫(5月)★
米・カンザスシティー連銀総裁が講演★
欧・欧州中央銀行(ECB)月報★

2014年7月9日水曜日

「金」ETF増加道中

おはようございます。
晴れ間は昨日だけで、今朝はまたどんよりとした雨模様です。

NYダウは四半期決算報告を前にして利益確定の動きに押され117.59ドル安。取引終了後に発表されたアルミ精錬大手アルコアの決算は予想を上回るものでしたが、17000ドルを超えた水準では高値警戒感も強い様子が見てとれます。
ドル円は株価の下げによりドル安となり101.50円台、米長期金利は2.55%に低下。

「NY金」も株式取引開始時間に株価同様に大きく下げた場面もありましたが、安値1314.3ドルまで下げた後はやや戻して1316.5ドルで取引を終えています。昨日お伝えしたとおり、「金」のCFTC建玉明細での投機玉ポジションは今年の高値をつけた3月時点を上回る水準になっていますが、今月7月に入り増加し始めた金ETFのSPDR保有残高は7/8時点でまだ800.28トンであり、3月末時点の821.46トンまでは達していません。7月から増加し始めたということから、6月四半期末を乗り切ったことで、新たな資金の流れが生まれている可能性が考えられます。今後インフレリスクが高まっていくことになると金融緩和縮小開始発表から減少してきた保有残高が、また長期に増加傾向となる可能性もあり、引き続き「金」強気方針で考えています。

本日の予定

<国内>
08:50 マネーストック(M3、6月) 
13:30 特定サービス産業動態統計(5月、経済産業省)
15:00 工作機械受注(6月)
<海外>
10:30 中・消費者物価指数(6月)★★
10:30 中・生産者物価指数(6月)★★
10:30 中・PPI(6月)★★
20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)
27:00 米・連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(6月17-18日会合分)★★★
米中戦略・経済対話(北京、10日まで)
英中央銀行金融政策委員会(10日まで)
インドネシア、大統領選挙
ブラジル・株式市場は祝日のため休場

2014年7月8日火曜日

CFTC 「金」今年一番の買い越しに

おはようございます。
今朝はピーカン!久々に澄み切った青空です。

米三連休明けからさっそく四半期決算報告が始まります。NYダウは44.05ドル安。ドル円も小動きで101.80円台。米長期金利は2.61%にやや低下。

CFTCは米独立記念日で休日のため一日遅れの発表です。

【7/7発表 CFTC建玉明細 ~7/1現在~ 】

           ロング     ショート     ネット
CME円先物    18,739    77,425     -58,686
NY金       201,287    55,262   146,025 
NY銀        60,392   20,093       40,299
NY白金      53,078    6,824    46,254
NYパラジウム  29,569      6,196    23,373
NY原油     535,712     89,872   445,840
CBOTコーン  413,772    293,291   120,481
CBOT大豆   195,373    178,252   17,121

「金」は4週連続で買い越し増加。今年一番の買い越し幅で2013年1月以来の水準です。上昇相場で買い越し増加は必要不可欠なもの。ここで止まるか、2012年から2013年の上昇時のように更に買い越し幅を拡大していくか注目です。「原油」「コーン」は買い越しが減少しています。

【NY金 週足】


【東京金 週足】



 【7/7発表 USDAクロッププログレス】

トウモロコシ(7/6現在)    今週発表(前週比)   前年同期    過去5年平均
シルキング率           15%( +10ポイント )    6%         18% 
作柄「優」「良」        75%( 変わらず )     68% 

大豆(7/6現在)      今週発表(前週比)    前年同期    過去5年平均
発芽率            98%( +4ポイント )    94%         97%
開花率            24%( +14ポイント )     9%        21% 
作柄「優」「良」        72%(変わらず)     67%   

作柄は「トウモロコシ」「大豆」ともに良好。『受粉期』を迎え、天候も順調のようです。今週もまだファンダメンタルズから更に売り込まれる様子です。 

2014年7月4日金曜日

「金」インフレヘッジ

おはようございます。
今朝は梅雨空。朝から気温も高く、迫り来る夏の足音が聞こえます。

昨晩発表された6月米雇用統計は前日のADP雇用者数とほぼ同じ内容で、非農業部門雇用者数は28万8000人の増加。失業率も6.1%へと改善されていました。
NY株式市場は米独立記念日前日のため短縮取引でしたが、NYダウは過去最高値を3日連続の更新で初の17000ドル台の17068.26ドルで取引を終えました。雇用統計の内容を受け景気の先行きに強気の見方が出るとともに早期利上げ論もふたたび浮上、10年国債利回りは2.68%まで上昇しドル円も金利差拡大で102.20円までドル高が進んでいます。

「NY金」は前日のADP雇用者数発表時と同じく、取引開始直後から売りが先行し1309.4ドルまで値下がりしましたが、その後はまた買い戻され1320.6ドルで本セッション終了。雇用統計からすれば利上げの時期が早まることで「金」にとっては圧迫材料となりますが、一方ではETF保有残高が増加しています。大勢で見れば景気が上向くことで当然経済が活発となり、物価の上昇(インフレ)基調になるわけで、「金」について単なる『金利上昇=「金」価格下落』といった評価から本来の『インフレヘッジ』の対象として見直されてきている段階に入ってきたように考えられます。

【NY金 週足】

【東京金 週足】

2014年7月3日木曜日

6月米雇用統計

失業率 6.1% 事前予想 6.3%
非農業部門雇用者数 28万8000人増加 事前予想 21万5000人

現在 NY金 1316.10ドル  ドル円102.12円

7月ラリー

おはようございます。
気候的には、今が一番チョウドイイ頃合ではないでしょうか。

米ADP全国雇用者数は2012年11月以降で最大の伸びとなり、28万1000人の増加となりました。事前予想の20万5000人を大きく上回っており本日発表される米雇用統計に大きな期待がかかる内容となります。特に中小企業での増加が目立ち、数字以上に景気回復の底堅さを表しています。
今晩発表される6月米雇用統計の事前予想は失業率6.3%、非農業部門雇用者数は21万5000人となっていますが、株式市場だけではなく商品市場も6月四半期末を乗り切ったことでリスク選好ムードが高まってきているように感じます。

NYダウは+20.17ドルの16976.24ドル。S&P500とともに過去最高値を更新している水準で雇用統計への期待は強いようです。米長期金利も大幅に上昇して10年物国債利回りは2.62%。

「NY金」は米ADPの発表直後、一時1322ドルまで売り込まれた場面もありましたが下げも続かず、引き続きイラク・ウクライナの地政学リスク、またETFの保有残高の増加から買い戻されています。

【NY金 日足】

【東京金 日足】

NY、東京ともに先行スパンは上向きとなっており、本日雲を抜ける形になってきました。チャート上でも値上がりを期待できる動きになってきています。

今晩は注目の米雇用統計です。
内容のお問い合わせは下記まで。(同業の方はご遠慮ください)

投資相談部 後藤

TEL  《平日AM8:00~PM7:00》
    03-3249-8882 (2F代表)
    0120-988-528 (直通)
    03-3639-0538 (直通) 
    
    《上記時間外》
     090-1623-3464 (携帯 何時でもOK) 

MAIL  oracle@wf6.so-net.ne.jp (PC)
     pukupuku-pooh@i.softbank.jp (携帯) 

本日の予定

アジアタイムは、中国の指標、NYタイムは、米雇用統計と、
ドラギ会見に注意したい

<国内>
08:50 前週分対外対内証券売買
12:45 10年国債入札の結果発表
<海外>
10:00 中国・6月非製造業PMI(5月:55.5)★
10:30 豪・5月小売売上高(前月比予想:0.0%、4月:+0.2%)
10:30 豪・5月住宅建設許可件数(前月比予想:+3.2%、4月:-5.6%)
10:30 スティーブンス豪準備銀行総裁講演
10:45 中国・6月HSBCサービス業PMI(5月:50.7)★★
17:00 ユーロ圏・6月総合PMI改定値(予想:52.8、速報値:52.8)★★
17:00 ユーロ圏・6月サービス業PMI改定値(予想:52.8、速報値:52.8)★★
17:30 英・6月サービス業PMI(予想:58.3、5月:58.6)
18:00 ユーロ圏・5月小売売上高(前月比予想:+0.3%、4月:+0.4%★★
20:45 欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表(0.15%で現状維持の予想)★★
21:30 ドラギECB総裁会見★★★
21:30 米・5月貿易収支(予想:-450億ドル、4月:-472億ドル)★★
21:30 米・6月非農業部門雇用者数(予想:+21.5万人、5月:+21.7万人)★★★
21:30 米・6月失業率(予想:6.3%、5月:6.3%)★★
21:30 米・前週分新規失業保険申請件数(予想:31.3万件、前回:31.2万件)★
21:30 カナダ・5月貿易収支(予想:-3億加ドル、4月:-6.4億加ドル)
23:00 米・6月ISM非製造業景況指数(予想:56.3、5月:56.3)★★
米株式市場は短縮取引

2014年7月2日水曜日

中国の景気回復?

おはようございます。
昨日まで上空を覆っていた雨雲は雲散霧消。今朝は肌を焦がす真夏の太陽が顔を出してきています。しかし、明日からはまた雨模様とのこと・・・。

NY株価は上昇。昨日の中国製造業PMIは予想通りでしたが回復の兆しが見え始め、それを交換してか、昨日の日本の株価上昇とともにリスク選好ムードが出てきています。米長期金利も大きく上昇して2.56%。ドル円は101.50円台を回復。

「金」は米長期金利の上昇から、ドル建ては横ばい。また今日は「白金」が大きく値上がりしてきており、「NY白金」は1,500ドルを突破し、昨年9月以来の水準。今年に入ってからの下値切り上げ型のペナントを上抜けました。国内でも先限は高値4,965円をつけています。
南アAMCUとは別の労組のスト突入の報道があったようですが、チャートではNYダウと連動した動きになっています。米新車販売台数の増加、中国の景気回復期待が要因になっていると考えられます。

中国が回復基調になると、商品市況は活況となってきますので、期待しています。



2014年7月1日火曜日

穀物 豊作人気

こんにちは。
雨も晩のうちにあがり、真夏の暑さになっています。

昨晩に全米四半期在庫・作付け面積が発表されています。

《四半期在庫》
トウモロコシ 38億5368万5000ブッシェル(前年同期比+39%) 事前予想 37億2200万ブッシェル
大豆    4億0518万3000ブッシェル(前年同期比 -7%)  事前予想  3億7800万ブッシェル 

《作付面積》
トウモロコシ 9164万1000エーカー 事前予想 9172万5000エーカー
大豆    8483万9000エーカー 事前予想 8215万4000エーカー

トウモロコシは作付け面積は予想を下回りましたが、在庫は予想以上に拡大。大豆は作付面積、在庫ともに予想以上の拡大となりました。
トウモロコシ・大豆はいずれも豊作観測から大幅に売り込まれています。

【シカゴトウモロコシ】

【東京トウモロコシ】

独立記念日明けには天候相場のクライマックス『受粉期』が控えています。今年は5月のUSDA需給報告以降、先般ご指摘したとおり、豊作期待からファンドの売り建てが増えてきています。先週末のCFTC建玉報告から更に、売り建ては増加していると思われます。『受粉期』は生産高を大きく左右させる重要な時期となりますので、この期間でほぼ豊作が確定することになります。

ここから、みなさんはどう狙いますでしょうか?


 【6/30発表 USDAクロッププログレス】

トウモロコシ(6/29現在)    今週発表(前週比)   前年同期    過去5年平均
シルキング率           5%( -----  )     3%         9% 
作柄「優」「良」        75%( +1ポイント )     67% 

大豆(6/29現在)      今週発表(前週比)    前年同期    過去5年平均
発芽率            90%( +7ポイント )    79%         87%
開花率            10%( ------  )     3%        10% 
作柄「優」「良」        72%(変わらず)     67%     


      

本日の予定

<国内>
08:50 日銀短観(DI)(4-6月)★
08:50 貸出約定平均金利(5月)
10:30 毎月勤労統計(5月)
11:00 2014年分の路線価
13:30 長谷川閑史経済同友会代表幹事(武田薬品工業社長)が定例記者会見
14:00 自動車販売(5月)
16:30 稲野和利日本証券業協会会長が定例記者会見
閣議(終了後に麻生太郎財務相、甘利明経済再生担当相らが記者会見)
ソニー<6758>、VAIO新会社記者会見
<海外>
10:00 中・製造業PMI(政府版)(6月)★
10:45 中・HSBC製造業PMI(確定値)(6月)★★
13:30 豪・準備銀行(中央銀行)が政策金利発表
14:00 印・HSBC製造業PMI(6月)
16:55 独・失業率(6月)
17:00 欧・製造業PMI改定値(6月)★★
17:30 英・製造業PMI(6月)
18:00 欧・失業率(5月)
20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(6月30日まで1カ月間)
20:45 米・週間チェーンストア売上高
22:00 ブ・HSBC製造業PMI(6月)
23:00 米・建設支出(5月)
23:00 米・ISM製造業PMI(6月)★★★
27:00 ブ・貿易収支(6月)
香港市場、カナダ市場は、休場