2023年10月4日水曜日

金 ドル円150円 政府・日銀介入か?

おはようございます。

昨晩NY市場ではドル円相場が大波乱。米8月雇用動態調査(JOLTS)の求人件数が市場予想(883.1万人)を大幅に上回る961万人となったことで金融引き締めの長期化観測が強まり米10年国債利回りは4.8%を超える上昇、ドル円は昨年10月以来の1ドル150.10円までドル高円安が進みました。しかし直後にドル円は147.25円まで急速にドル安円高に下振れ。政府日銀による為替介入への警戒が強い中で、まとまった円買いが入り、政府日銀の介入か?との憶測が浮上し売買が交錯したようです。今朝になり日本の鈴木財務相、神田財務官は為替介入の実施については言及せず、従来通りの市場の急激な動きをけん制する発言にとどめています。
米株式は金融引き締めの長期化や原油高、自動車労組(UAW)のストライキ拡大などの不安材料から続落。NYダウは前日比430.97ドル安の33002.38ドル、ナスダックは前日比248.306ポイント安の13059.466、S&P500は前日比58.94ポイント安の4229.45。

【金標準先物 日足】

NY金12月限は前日比5.7ドル安の1841.5ドル。安値は時間外の日本時間中につけた1830.9ドル。年初来の安値1810.8ドル(2/28)が意識されるところです。今年の2月とパターンは似ており、利上げ打ち止めとの市場観測からFOMCでタカ派姿勢が示され1975.2ドル(2/2)から1810.8ドル(2/28)まで大幅に下落。高値から安値まで164.4ドルの下げ幅となりましたが、約50万枚から約42万枚まで取組が減少しており買い方が失望売りを出した典型的な下げ相場。今回も直近では1968.9ドル(9/20)から1830.9ドル(10/3)まで138ドルの下げ幅。FOMCで2024年の利下げ予想が4回から2回にタカ派寄り修正となり金利上昇が加速しここまで低下しましたが、総取組高は44万枚台から43万枚台まで取組枚数はわずか1万枚程度の減少です。相場が崩れたというよりは短期売買で投機的に相場を崩された印象を持ちます。国内OSE金標準先物8月限は9233円(9/21)から8700円(10/4)まで10営業日で533円下落しましたが、総取組高は今年最大の取組枚数だった57,426枚(2/24)とほぼ同水準の57,396枚(10/2)まで増加しています。これまでも急落時に買い下がった一般玉がどのような結果を出してきたか?現在の金取組にはマグマが溜まっています。

【白金標準先物 日足】

にNY白金中心限月1月限は前日比7.2ドル安の879.6ドルと900ドルを割り込んでいる水準。OSE白金標準先物8月限は安値4121円(10:42)まで下落していますが7月、8月安値に面合わせ。金急落に連動した面が否めませんが、レンジ相場での下限を確認した下げに留まります。




 

 

 

 

 

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