2023年4月19日水曜日

金 NY金3日ぶりの反発

 おはようございます。

米株式市場は米主要企業の決算内容が低迷していたことが嫌気され景気後退を意識し小反落。米金融大手ゴールドマンサックスや医薬品・健康用品大手のジョンソン&ジョンソンなどが市場環境の悪化、インフレによるコスト増などから業績不振が示され下落。NYダウは前日比10.55ドル安の33976.63ドル、ナスダックは前日比4.312ポイント安の12153.411、S&P500は前日比3.55ポイント高の4154.87。またFRB関係者の発言ではタカ派で知られるブラード・セントルイス連銀総裁は利上げ継続の必要性を強調、ボスティック・アトランタ連銀総裁はあと1回の利上げを予想しその後は据え置きといった見方で高い水準が維持されるとの見通しを述べています。

【金標準先物 日足】

NY金6月限は長期金利が低下したことを受けて3日ぶりに反発し前日比12.7ドル高の2019.7ドル。安値は2003.3ドルで2000ドルで下値を維持。ドル安を背景とした反発ですが動きも限定的でレンジでの動きにおさまっています。国内OSE金標準先物2月限は今朝の寄付きは前日比6円安の8640円。ここ連日の傾向と同じように朝からは買いが先行し11:40現在前日比15円高の8641円まで上伸しています。夜間立ち会い高値は8650円(00:34)で、時間足では三角持ち合いの中。

【白金標準先物 日足】

今朝のOSE白金標準先物2月限は前日比100円高の4532円で寄付き2日続伸。南アの電力公社エスコムからパワーアラートが出ており現在ステージ6の負荷調整となっており南ア国内での電力供給が削減されています。南ア鉱山への影響も懸念され上昇要因のひとつとなっています。また昨日発表された中国1-3月期GDPでは前年同期比4.5%と市場予想を上回る景気回復が示され工業需要の拡大への思惑が強まっています。年初来高値4558円(1/12)まで一文届かずの4557円(01:31)まで夜間立ち合いで高値をつけていますが、今朝から午前の動きは4520~4540円をコアにしたレンジ内におさまっています。速いペースながらの上昇ですが、国内OSE市場では総取組高が整理され流動性が薄くなっている分、ボラティリティ拡大しているとみられ、値動きはより一層荒くなってくるものと思われます。昨年11月の高値4633円までは一代足10月限でもまだ届かずですが12月限では年初来高値4558円を上抜き4566円まで一時上昇しています。トレンドは継続中…。

 

 

 

 

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