2021年11月10日水曜日

金 インフレヘッジの潮流

 おはようございます。

米株式は利益確定売りに押されて反落。米10月卸売物価指数(PPI)の発表がありましたが概ね予想通りの内容。長期金利低下を嫌気する金融株などの売りや、またイーロンマスク氏の持ち株売却観測によるテスラ株の下落が全体の利益確定を促した様子。NYダウは前日比112.24ドル安の36319.98ドル、ナスダックは前日比95.814ポイント安の15886.543、S&P500も16.45ポイント安の4685.25で主要3指数反落となっています。 債券市場ではPPIの発表後インフレ長期化懸念からインフレ連動債(TIPS)に買いが集まり、投機筋によるインフレヘッジの動きが強まっているようです。10年インフレ連動債利回りは-1.11%。米10年国債利回りも通常とは逆パターンの動きで1.439%と金利低下。


【金標準先物 日足】

<NY金 総取組高>

昨日の日中立ち合いでは円高ドル安の動きに見舞われ6600円割れまで反落。現FRB理事のブレイナード氏がバイデン大統領と面談をおこなったとの報道で、パウエル議長よりハト派とみられているブレイナード氏が新たにFRB議長となった場合が想定され金利低下、ドル安が進んだ模様。欧米時間に入り水準は戻りましたが前日高値6640円は上抜けずにいます。ただドル建て価格は堅調に推移し昨晩高値は1834.8ドルと直近高値の1836.9ドル(9/3)に迫る水準に達してきています。週末から増加傾向にあるNY総取組高も11/8時点で561,324枚とさらに増加しエネルギーが膨らみながらの上昇となっています。インフレヘッジの動きが債券市場のインフレ連動債(TIPS)にもみられることから、金市場にも投機的な動きが入ってきているものと推測されます。今晩の米10月消費者物価指数(CPI)発表後の動きは果たして?

 

【白金標準先物 日足】

ドル建て価格は前日とほぼ同水準の1060ドル台での推移。株価は利益確定売りに押されましたが他の貴金属同様に堅調な動きを見せています。半導体のボトムネックはピークを過ぎたという安心感からか将来的な自動車生産の増加を見込みが市場を占めてきているようです。決定的なファンダメンタルズ要因も限られますが、米インフラ投資法案が週末大統領署名で成立する運びとなり、ESG投資への動きが活発になってくると今年2月のような動きが再来する可能性も出てきます。国内相場では3900円を上回ると200日移動平均線を上回ることになりテクニカル上は大きな転換となります。NY相場ではそれが1110ドルのラインとなりますが、インフレヘッジの動きがPGM(白金族)にも波及する可能性も否定できず…。

 

 

 

 

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