今週は米雇用統計の発表で労働市場の成長鈍化が示され米国株価は続落。またトランプ大統領の発言、関税政策を巡りカナダ、欧州との報復合戦の様相も市場では不安視の見方が強まる一週間でした。ドル円は年初来の最大の円高となる1ドル146.55円まで進み、年初から10円以上円高に振れています。3/7発表のCFTC建玉報告ではCME円先物のロングが過去最大水準まで膨らんでおり、来週19日の日銀金融政策決定会合において追加利上げ観測が強まっており、植田日銀総裁も13日の参院財政金融委員会において「賃上げ傾向が続いている」と利上げをおこなう土壌が整っているとも受け取れる発言で市場では利上げがほぼ確実視されている状況です。来週は19日に日銀金融政策決定会合、米FOMCが控えており金融政策が発表されます。利上げ・利下げの実施云々よりもそれ以降の政策見通しがどうなるかが注目となります。またトランプ大統領の関税政策やウクライナへの軍事支援を巡る発言など、一挙手一投足にも注目せざるを得ません。
【ドル円 週足】
《 CFTC建玉報告 CME円 》【NY金 週足】
【OSE金標準先物 週足】今週13日米国時間でNY金が3000ドルを突破し、NY時間外の日本時間14日13:22に3005.9ドル史上最高値をつけました。貿易戦争激化による先行き不透明感、世界経済の景気後退を懸念した安全資産への逃避買いが進んでいるとみられます。国内は11日13673円をボトムに反発し14日終値14368円まで切り返しをみせていますが、来週の日銀追加利上げ観測も強くまだ円高リスクが残っていることから史上最高値(14522円)更新には至っていません。ただNY金が2月中のポジション調整が一巡し再び買い直されている兆候が取組高増減から読み取ることができるため、国内の円建て金価格は円高リスクが後退した際、切り返しの円安による押し上げが上昇の勢いを強めるかもしれません。昨年、一昨年は3月から4月にかけて大きく上昇しました。今年はどうなるか…?
【NY白金 週足】
【OSE白金標準先物 週足】
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5/17 岡地セミナー(東京)
講師:江守哲
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【2025年】
1/25岡地セミナー(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19岡地セミナー(東京) 講師:水上紀行
9/21岡地セミナー(東京) 講師:三次理加
9/7岡地セミナー(東京) 講師:高野やすのり
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7/6岡地セミナー(東京) 講師:YEN蔵
4/6岡地セミナー(東京) 講師:山中康司
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