10日のNY株式はロンドンで行われている米中閣僚級協議の進展期待から株価は堅調。NYダウが前日比105.11ドル高の42866.87ドル、ナスダックは前日比123.753ポイント高の19714.989、S&P500は前日比32.93ポイント高の6038.81。日本時間朝方には米国側から「米中協議ではジュネーブ合意実施の枠組みで合意」と伝えられ、進展期待から日本株もその影響から上昇しました。米中の代表団が今回の提案をそれぞれの首脳のために持ち帰り、両国首脳の承認を待つことになります。ただ中国側からは「米中協議に関して提供できる情報はない」とも伝えられており内容については依然不透明。概ね合意に至ったとされていますが、世界最大の経済大国同士の分断を懸念する投資家を安心させ、期待が高まる一方で、詳細には乏しく、この合意も最終的には首脳レベルで覆される可能性があります。今回の協議ではまた、中国の多額の対米貿易黒字や、中国が米国市場で物品のダンピング(不当廉売)を行っているとの米側の認識といった問題の解決にはほとんどつながらなかったようです。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】【OSE金標準先物 日足】本日11日のOSE金標準先物4月限終値は前日比104円高の15676円で3日続伸。昨晩のNY金8月限は前日比11.5ドル安の3343.4ドルと反落での入電でしたが日本時間では3358ドル(15:45)まで戻しており、1ドル145円台への円安の押し上げ効果もあって国内円建て価格は上昇しました。今晩は米5月消費者物価指数(CPI)の発表を控えます。また注目としてきた米国債入札について、昨晩の3年債は低調な入札結果でしたが相場への影響はほぼなかったようです。しかし、今晩には10年債、明日晩には30年債と長期債の入札を控えているだけに予断を許さない状況が続きます。遅行線のタイミングも明日から週末にかけて注視したいところ…、最高値更新に迫るか?【NY白金 日足】【OSE白金標準先物 日足】 <OSE白金標準 総取組高>
11日本日のOSE白金標準先物4月限は前日比141円高の5530円と高値引けで7日続伸。朝方は前日比でマイナス圏での推移だったものの、13時をまわってからドル建て価格の上昇が加速し急騰。日中取引引けの時間には1266.8ドルと昨日の高値を超えました。次の直近の高値目標は2021年2月の1348.2ドルか?円建てOSE白金標準先物4月限はプラス圏を回復すると前日高値5517円を超えるかたちで日中取引を終えました。10日現在の国内白金標準先物の総取組高は25616枚と減少が続いています。4800円を超えるあたりから取組減少の傾向が強まっています。特に個人一般の多くはそれまで高値因果玉だった買玉の値洗いが回復し次々と買玉を整理。残るのは4000円台前半の売り因果玉か…。米中協議が急騰のきっかけになりましたが、遅ればせながらのインフレの影響とも受け取れます。ただ流動性も低下しているため上下波乱は必至の環境です。
セミナー 今後の予定
6/28 岡地セミナー(東京)
講師:水上紀行
過去開催の相場セミナー
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【2025年】
5/17(東京) 講師:江守哲
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
4/6(東京) 講師:山中康司
以上の講演動画以外にも大阪会場、また昨年以前に開催の講演動画もございます
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