今朝未明の米FOMC声明で米経済の強さから引き続き緩やかな利上げペースを継続していく姿勢が確認されました。米株式はこれを好感し小幅続伸。NYダウは前日比10.92ドル高の26191.22ドル。ハイテク中心のナスダックは3日ぶりの反落で39.86ﾎﾟｲﾝﾄ安の7530.89。オールドエコノミーが強い動き。ドル円はリスク選好の動きからドル高寄りの動きとなり114円台に乗せました。米10年国債利回りは3.24％。
国際決済銀行(BIS)が算出したドルの名目実効レートでは1985年以来33年ぶりの強さ。1985年はご存知のとおりプラザ合意のあった年。当時のレーガン政権下米国は国際収支と財政赤字（双子の赤字）が大幅に拡大しており、対日貿易赤字が大きかったため、先進5カ国蔵相・中央銀行総裁会議（G5）で実質円高ドル安に誘導するプラザ合意で双子の赤字を解消していくこととなりました。現在の米国では対日ではなく対中貿易赤字が拡大していますが、月末のG20で果たして・・・？
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