本日はジャクソンホール会議でウォーシュ米FRB議長の基調講演が実施されます。ウォーシュ氏は就任当初からFRBの組織改変に注力する姿勢を示す一方で、市場との対話について、フォワードガイダンスを示さず、自身の金利見通しも示さない方針と自身は述べてきています。
ウォーシュ氏はトランプ大統領が選んだ人材であり、パウエル氏とは違った面がありますが、現在、『中銀の独立性』に関する圧力にさらされている状況のなか、米FRBの二大使命であるインフレと雇用の両立について、どのような判断を示すかが注目されています。
さらに事態を複雑にしているのが、ベッセント米財務長官が打ち出した米長期債買戻し倍増方針。いわゆるイールドカーブ操作ともいえる手法で、長期債利回りの上昇を抑制する手法ですが、市場操作との批判もあり、巨額の政府債務を抱えるなかで、利回り抑制効果には疑問も広がっています。このような状況下で、今回の講演でウォーシュ氏が明確な金融政策姿勢を示した場合は、市場の反応が大きくなりそうです。
鍵となるのがインフレに対する認識。足元のインフレを伸び鈍化傾向と捉えるのか(早急な利上げには慎重)、水準自体の高さをインフレの粘着性と捉えるのか(利上げの必要性)。この点が明言されると、インフレ伸び鈍化でドル売り、インフレ粘着性でドル買いの反応が広がることが想定されます。また、政府との関係性もあってお茶を濁してきた場合には、事前にドル買いに傾いているマーケットに調整の反応が広がる可能性もでてきます。
基調講演は日本時間午後11時に始まる予定。
また、米労働省労働統計局(BLS)雇用統計年次基準改定(速報値)も発表されます。市場予想は18.3万人の上方改定となっており、昨年の91.1万人の下方改定ほどのインパクトはなさそうですが、労働市場の動向も今後の金融政策運営を左右することとなります。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】
セミナー 今後の予定
↑クリックしてお申し込みください。
お電話でのご相談は 0120-988-528
備考欄に「切り札をさがせ」とコメントを添えてお申込みください





