おはようございます。
本日9日(日本時間午後1時)に米国の相互関税が全面的に発動されます。先日の相互関税発表後、主要同盟国とは米トランプ大統領が電話会談などで交渉準備の動きもみられ貿易戦争の拡大は回避されるとの期待もありますが、ただ中国に対してはトランプ大統領は104%の関税率を賦課する姿勢は貫く方針を示しており、また中国も報復関税で対抗し譲歩する姿勢を一切見せておらず、米中間において貿易戦争が後退する兆しが見えません。
昨晩の米株式は相互関税による貿易摩擦の悪化を懸念され、ダウは4営業日続落。NYダウが前日比320.01ドル安の37645.59ドル、ナスダックは前日比335.350ポイント安の15267.912、S&P500は前日比79.48ポイント安の4982.77。ドル円はリスク回避姿勢が再び強まったことでドル売り円買いが進み、1ドル145.45円(9:21)とドル安円高となっています。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】【OSDE金標準先物 日足】NY金6月限は4日ぶりに反発し前日比16.6ドル高の2990.2ドル。昨日お伝えしたようにNY金の総取組高は週末の4日に467,059枚まで減少し、換金売りによって86ドル安と大幅に値下がりしてポジション整理を余儀なくされました。ただ7日には473,354枚と取組減少の動きは続かず、下落の勢いは一旦止まったように見えます。ただトランプ相互関税による警戒は続いており株価が続落しているなか切り返すきっかけも掴めずといった印象。国内OSE金標準先物2月限は前日比253円安の14104円で夜間取引を終え、今朝の日中取引寄付きも前日比330円安の14027円でスタートして、13988円(9:38)まで安値を更新しています。今日の値下がりについてはドル円の円高が強く影響しています。円建て金では13816円(3/11終値)まで、瞬間的な株安や円高によって下値警戒が必要かもしれませんが、7日のように3000ドル以下でアジア時間で下支えられたことからすればドル建て価格の下値も限定的とみられます。トランプ関税への過度な警戒が後退するかどうか…?本日の中国にも注目?
セミナー 今後の予定
5/17 岡地セミナー(東京)
講師:江守哲
過去開催の相場セミナー
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【2025年】
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
4/6(東京) 講師:山中康司
以上の講演動画以外にも大阪会場、また昨年以前に開催の講演動画もございます
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