2014年9月30日火曜日

輸入物価上昇?

おはようございます。
今日は雲が降りてきたような朝でした。明日からは衣替え。

昨日、安倍首相の所信表明演説でドル円は109円後半へ上昇。デフレ脱却を目指し、経済最優先の政権運営にあたると表明しました。また、来月からは私たち庶民の味方、カップラーメンが値上がりするそうです。安倍政権になりドル高円安は進み、輸入物価が上昇しています。景気が上向くなかでのデフレ脱却が望ましいのですが、足元の景気具合はいったいどうなのでしょうか?

【東京金】
 【東京とうもろこし】
 デフレは脱却しているのでしょうか?これだけドル高円安が進んでいるにもかかわらず、国内商品価格は一向に上向いてきていません。これは当然、日本だけに限ったことではなく世界的に広がっているようです。

毎日、相場を見ている私たちにとって、輸入食品の値上がりは「?」と思います。しかし、この一年以上前からのドル高円安を考えれば、各企業はがまんにがまんを重ねてきて、消費税も上がり、販売価格に反映せざるを得ないというところなのでしょう・・・。

望むのは消費主導による物価の上昇です。日本経済のこれからは?

2014年9月29日月曜日

金木犀

おはようございます。
澄んだ秋の朝、キンモクセイの香りが漂います。
キンモクセイは決まってこの時期に咲き、季節の移ろいを教えてくれます。

お彼岸も明け、今週から10月に入ります。 株高ドル高が進んだ流れは10月にも続くのでしょうか?


【9/26発表 CFTC建玉明細 ~9/23現在~ 】

           ロング     ショート     ネット
CME円先物    28,391   133,813    -105,422
NY金       170,382   106,498    63,884 
NY銀          55,602     46,780      8,822
NY白金       43,553   15,712      27,841
NYパラジウム   26,149       3,964   22,185
NY原油      423,239    127,187    296,052
CBOTコーン   463,639    377,927    85,712
CBOT大豆    202,607   233,727    -31,120


【今週の予定】
9月29日(月) <国内>
臨時国会召集
<海外>
米8月個人所得・消費支出(21:30)
米8月中古住宅販売仮契約(23:00)
9月30日(火) <国内>
8月失業率・有効求人倍率(8:30)
8月家計調査(8:30)
8月鉱工業生産(8:50)
8月毎月勤労統計調査(10:30)
8月自動車生産台数(13:00)
2年国債入札
<海外>
インド準備銀行金融政策決定会合
英4-6月期GDP確報値(17:30)
ユーロ圏8月失業率(18:00)
米7月S&Pケースシラー住宅価格指数(22:00)
米9月シカゴ購買部協会景気指数【シカゴPMI】(22:45)
米9月CB消費者信頼感指数(23:00)
10月1日(水) <国内>
9月調査日銀短観(8:50)
9月新車販売台数(14:00)
<海外>
中国9月製造業PMI(10:00)
米9月ADP雇用統計(21:15)
米9月ISM製造業景況指数(23:00)
米8月建設支出(23:00)
米9月新車販売台数
中国市場休場「国慶節」(1~7日)
香港市場休場
10月2日(木) <国内>
9月マネタリーベース(8:50)
10年国債入札
<海外>
米新規失業保険申請件数(21:30)
米8月製造業受注(23:00)
ECB理事会
ドラギECB総裁記者会見
香港市場休場
10月3日(金) <国内>
<海外>
米8月貿易収支(21:30)
米9月雇用統計(21:30)
米9月ISM非製造業景況指数(23:00)


2014年9月26日金曜日

彼岸明け

おはようございます。
雨上がりの空は心地よく、清清しい朝を迎えています。

昨日、ドル建て貴金属は昨年米FRBが金融緩和縮小を発表したときに下げた安値付近まで値下がりしました。「NY金」で1200ドル割れ目前、「NY白金」では1300ドル割れを示現し、国内では特に「白金」が久しぶりに100円以上の下げを演じています。

本日の入電は先日iphone6を発表した米アップルの新OSの不具合発生などを理由に売り込まれ、NYダウは大幅安。264.26ドル安の16945.80ドルで取引を終了、ドル円は再び108円台へと下落。

【NY金 週足】
週足12本目で、約140ドルの下げ。

【NY白金 週足】
 週足11本目で、約220ドルの下げ。

日本では、今日で彼岸明け。何かと相場の転換しやすい時期ですが、ボラティリティが回復してくれるとチャンスも広がります。

2014年9月24日水曜日

秋のコモフェスとセミナー

おはようございます。
秋晴れの空。今晩からは関東地方も天気が崩れてくるそうです。

昨日、23日に当社は『コモデティフェスティバル2014』に参加いたしました。多くの方々にご来場いただき盛況に終えることが出来ました。参加者の皆様、運営スタッフの皆様お疲れ様でした。


想像以上に好評だった「金の卵」とゴールドバー型USBメモリー。また、アンケートご協力いただいた方に岡地オリジナルQUOカードをプレゼントとさせていただきました。


さて、来月は『小次郎講師』の有料セミナーを、名古屋・東京・大阪の3会場で開催します。会場によってはまだ空きがございますので、参加希望の方はお問い合わせください。
https://www.okachi.jp/information/seminar/201410/index.html
参加希望の方はバナーをクリック!

2014年9月19日金曜日

株高ドル高進行

おはようございます。
夜明けの空がとてもきれいになってきました。空が澄んでいます。

NYダウは高値更新して17265.99ドルの109.14ドル高で終了。米FOMCを終えて新たなステージへとトレンドを形成し始めたように見えます。ドル円は108円台後半。

スコットランド独立については反対派が優勢のようです。ドル円109円台に。

【ドル円(日銀発表) 日足】
【NY金 日足】
【東京金 日足】
【東京とうもろこし 日足】

2014年9月18日木曜日

NYタイムの予定

*新規失業保険申請件数(13日までの週)21:30
予想 305千件 前回 315千件

*住宅着工件数(8月)21:30
予想 1037千件 前回 1093千件

*住宅建設許可件数(8月)21:30
予想 1040千件 前回 1057千件(1052千件から修正)

21:45 イエレンFRB議長 講演

*フィラデルフィア連銀製造業景況指数(9月)23:00
予想 23.0 前回 28.0

19日
02:00 米10年インフレ連動債入札
06:00 フィッシャー米ダラス連銀総裁 講演

FOMCの後だけに、要人の発言にも注意したい

FOMC金利予測 上方修正

おはようございます。
朝がだんだんと冷え込むようになってきました。半袖では肌寒い・・・。

FOMC声明では「景気は緩やかに拡大」「インフレ目標を下回っている」と指摘し、7会合連続で資産買取規模を月額100億ドル縮小。これで、残り月額150億ドルとなりますが、このままのペースで来月10月に資産買取システムは終了することになります。ただし、緩和縮小を終えても『相当な期間』ゼロ金利政策を維持していく方針を示しています。

また、今回初めての発表となった2017年の政策金利見通しは3.75%で市場予想よりも高めだったことから、ドル高が加速。長期金利の上昇観測から長いスパンでのドル買い方針が旺盛となった模様です。ドル円は108円台へと上昇して2008年9月以来の水準。

【ドル円(日銀発表~9/17) 日足】
【NY金 日足】

【東京金 日足】
「NY金」は5/30の1241.8ドルを下抜け、2013年末の1200ドル割れが視野に入ってきました。一方の東京金は円安のおかげで下値は限定的。ドル円が上昇トレンドを形成することにより110円台へと進むことで、下値は限られます。NY金1200ドルでもドル円110円では換算値は4243円。
ドル円が一方向に進む中で、NY金の下げ止まるところがポイントになりそうです。




2014年9月11日木曜日

OPEC 需要見通し大幅下方修正

おはようございます。
まるで、梅雨のよう・・・。

引き続き、米利上げ観測根強くドル高が進んでいます。ドル高が上値を圧迫して、貴金属、原油が直近安値を更新。NY金は1240ドル台へ、BRENT、NY原油もOPECが来年の需要見通しを大きく下方修正し、年初来安値へと値下がりしました。

【NY金 週足】
【NY原油 週足】
【シカゴとうもろこし 週足】


本日は米農務省需給報告の発表です。

 【 9/11発表 USDA需給報告 事前予想 】

◎米国2014/15生産高予想(単位:100万ブッシェル)

         予想平均(レンジ)    前月発表
コーン     14,310(14,003~14,504)   14,032 
大豆       3,882(3,827~4,035)     3,816       

◎米国2014/15期末在庫(単位:100万ブッシェル)
             
                  予想平均(レンジ)   前月発表 
コーン       2,004(1,811~2,256)    1,808  
大豆        452(353~495)       430 

◎世界全体期末在庫(単位:100万トン)
             
                                予想平均(レンジ)    前月発表
コーン    2013/14      171.54(170.0~173.0)    171.1   
              2014/15     189.39(184.6~193.9)    187.8
大豆     2013/14        67.18(66.50~68.20)    67.10
              2014/15        86.09(82.90~88.20)     85.60



 

本日の予定

本日は、東京時間に、オバマ大統領の対イラク戦略の演説や、
安部首相と、黒田日銀総裁の会談が予定されている
要人の発言にも、注意したい

<国内>
08:50 法人企業景気予測調査(7-9月)
08:50 対外対内証券売買(先週)
08:50 日本銀行、マネタリーサーベイ(7月)
11:00 オフィス空室状況(8月末)
ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>が東証マザーズに新規上場
<海外>
08:01 英・住宅価格指数RICS(8月)
10:30 豪・失業率(8月)
10:30 中・消費者物価指数(8月)
10:30 中・生産者物価指数(8月)
15:00 独・消費者物価指数改定値(8月)
15:45 仏・消費者物価指数(8月)
17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(週次)(9月7日まで1カ月間)
17:00 欧・ECB月報
20:30 ブ・COPOM議事録
21:00 ブ・小売売上高(7月)
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)
22:45 米・消費者信頼感(先週)
27:00 米・財政収支(8月)

2014年9月10日水曜日

日経平均5日陰線の後は・・・

おはようございます。
まるで梅雨時期のような天気。ただ気温はもう秋の訪れを窺わせています。

早期利上げの観測が米国株式市場にも圧し掛かってきました。NYダウは-97.55の17013.87ドル。かろうじて17000ドルを維持していますが、ここ半月の抵抗ラインになっていますので、このラインを下回ると相応の下げが出てきそうです。
国内株価は5日連続で陰線。高値維持ですが本日下げてくると、嫌な感じ。

【日経平均株価 日足】
【NY金 日足】
【東京金 日足】
 「東京金」は円安で下支えられ横ばいを続けていますが、「NY金」は完全に下向き。6/3の1240.2ドルに向かっている下げ道中。CFTC建玉明細を見ると、ショートポジションが取組増加とともに増えてきています。NYでは一度下値トライをしてからの動きになりそうです。
国内は為替で下げは限定的と思われますが、4250円辺りの安値はちょこちょこ示現しそうですので、そこを狙って買い方針。

本日の予定

<国内>
08:50 7月機械受注(前月比予想:+4.0%、6月:+8.8%)
08:50 8月企業物価指数(前年比予想:+4.1%、7月:+4.3%)
10:30 岩田日銀副総裁が金融経済懇談会で講演(金沢)
14:00 岩田日銀副総裁会見
<海外>
16:00 トルコ・4-6月期国内総生産(前年比予想:+3.0%、1-3月期:+4.4%)
20:00 米・前週分MBA住宅ローン申請指数(前回:+0.2%)
23:00 米・7月卸売在庫(前月比:+0.5%、6月:+0.3%)
02:00 米財務省10年債入札(210億ドル、リオープン)
06:00 NZ準備銀行が政策金利発表(3.50%に据え置き予想)
世界経済フォーラム、夏季ダボス会議(中国・天津で、12日まで)

2014年9月8日月曜日

雇用拡大ペース鈍化

おはようございます。
朝は肌寒く、庭先の草木には朝露が見られます。先ほどから雨が・・・。

米雇用統計は事前予想を大幅に下回り、雇用拡大のペースが鈍化しました。失業率は予想通り6.1%でしたが、非農業部門雇用者数は+14万2000人の増加に留まりました。ただ、市場では一時的にブレたものの大勢に大きな影響はないとの見方のようです。

今週は、今日・明日は中国市場が休場ですが、諸々の経済指標が中国から発表されます。また、9日には米アップルがイベントを開催しておそらく新型iPhoneが発表される見込みです。

【ドル円(日銀発表) 日足】
【NY金 日足】
【東京金 日足】

今回の米雇用統計でテーパリングは終了しても、利上げまでのタイミングはかなり時間がかかるのでは?との見方が広がりました。FRBは利上げを急ぐ必要に迫れることなくじっくりと労働市場を見ることができるようになりました。この繰り返しが出口戦略にとっては理想的なのか・・・?


2014年9月5日金曜日

米8月雇用統計

失業率 6.1% (市場予想 6.1%)
非農業部門雇用者数 +14万2000人 (事前予想 +23万人)

ECB動く

おはようございます。
遠くの空に雨雲がそびえています。蒸し暑い朝です。

ECBが政策金利、中銀預金金利の利下げを断行し、資産担保証券(ABS)とカバード債の購入の開始を発表。ただ国債購入などの量的緩和(QE)までには至らず。理事会内では反対意見もあったようですが、ドラギ総裁は実体経済への融資促進を目指してABS市場を活性化させる方針を示しました。
ECBの利下げがややサプライズであり、ユーロ安ドル高が進行。ドル円も昨日の黒田日銀総裁の円安容認ともとれる発言内容に輪をかけてドル高円安が進行し、今朝再び105円台を回復。

【NY金 日足】
【東京金 日足】
「金」はNY安値更新。東京は結局、持ち合いの中。こちらにもサプライズの景気刺激策が欲しい。

本日は米雇用統計の発表。市場予想は、失業率6.1%、非農業部門雇用者数+23万人。昨日発表された民間のADP米全国雇用者数は+20万4000人で事前予想を下回っていました。昨日示されたISM非製造業景況指数が59.6と前月比でプラス。今年の4月以降、米国の景況指数は右肩上がりであり、雇用の回復もさらに改善されている見方は強いです。米国・ユーロ圏・日本の景気の先行きと金融政策の方向感の違いが浮き彫りになってきています。

本日の予定

昨夜は、ECBのサプライズの利下げにユーロ安
ドル建ての取引は、当然、軟調になる本日は、米雇用統計他に、
要人の発言のも、注意したい
ウクライナ関連のニュースの目が離せない
<国内>
08:50 日本銀行の対政府取引(8月)
08:50 マネタリーベースと日本銀行の取引(8月)
14:00 景気動向指数(7月)
14:00 日本銀行、金融経済月報(9月)★
14:00 家計消費状況調査(7月)
<海外>
07:15 米・パウエルFRB理事がニューヨークで講演★
10:00 米・ミネアポリス連銀コチャラコタ総裁がモンタナ州で講演★
15:00 独・鉱工業生産指数(7月)
18:00 欧・ユーロ圏GDP改定値(4-6月)★★
21:30 米・失業率(8月)★★★
21:30 米・非農業部門雇用者数(8月)★★★
28:45 米・ボストン連銀ローゼングレン総裁がボストンで講演

2014年9月4日木曜日

EU、日本の追加緩和は?

おはようございます。
少しジメっとした朝です。

ECB理事会、米雇用統計を控え小休止の入電。安倍新内閣の組閣人事が発表されて、一旦の材料出尽くし感から株高、円安は一服といった様子。
昨日の夕方にはウクライナ・ロシアの停戦合意を受けて貴金属は一時下落、原油は需要回復が見込まれ上昇しました。

【NY金 日足】
【東京金 日足】

本日のECB理事会では追加緩和の期待もありますが、大方の見方は金利・政策とも据え置かれるとの予想。追加緩和の観測でユーロ参加国の平均国債利回りは過去最低まで低下していましたので、据え置きとなると一時的には利回り上昇も考えられます。ドラギ総裁の会見の内容にも注目が集まります。
また、国内でも昨日からおこなわれている日銀金融政策決定会合の結果が出て黒田日銀総裁の会見が予定されています。消費増税による景気低迷に対して追加緩和策の期待もありますが、新内閣誕生のタイミングで何かサプライズがあるか?こちらも注目です。

2014年9月3日水曜日

ドル円 105円台に

おはようございます。
今朝は少し気温も高く、また暑い一日になりそうです。

連休明け米国市場はドル高が進行。日本時間で安倍内閣の組閣人事により株高、円安が進み、米国時間でもその流れを引き継いでいます。8月米ISM製造業景況指数も2011年以来の高水準となりドル高に拍車がかかり、ドル円は105円台乗せ。
一方、欧州ではユーロ圏PMIで景気の弱さが露呈し、ECB理事会での追加緩和への観測も強まっています。
日本、欧州、米国の金融政策の方向性の違いが浮き彫りになった一日でした。

【NY金 日足】
【東京金 日足】
為替分の違いからNY、東京では異なる形の罫線となっています。NYでは直近安値を更新、東京は持ち合いのなかの動きです。
今の流れでは一段のドル高・円安の動きが想定され、NYではどうしても頭の重い展開は否めませんが、一方の東京では円安で下値は限定的と思われます。やはり東京の下げ局面は逆張り買い方針でいいのでは・・・。
昨日の白金など他貴金属も国内は逆張り買い方針でみています。





2014年9月2日火曜日

「白金」取組増加

おはようございます。
久々に朝から快晴。一味違う月になりそうです。

昨日は、レーバーデーで米国市場は休場。
今週は各中央銀行関連の行事が目白押し。特に、4日のECB理事会では追加の金融緩和が期待されています。経済の建て直しが遅れているユーロ圏の動向が、今後の株式市況、商品市況に与える影響は大きなものになると考えられます。

【NY白金 日足】
【東京白金 日足】
「NY白金」ではRSIが30%以下から切り返してきており、「東京白金」は今日明日にはMACDがゴールデンクロスしてくるものと思われます。「金」のボラティリティが先月低下し、「白金」の取組高が増加して「金」を上回っています。上下どちらに振れようとも増加した取組高が潜在的な相場のエネルギーになることは間違いありません。