22日本日の東証で日経平均株価は4日ぶりの反発となり、前日比23円12銭高の42633円29銭で取引を終えました。ドル円が1ドル148円台にドル高円安が進み、輸出関連株が買われプラス圏が辛うじて維持されました。
21日から開催されているカンザスシティ連銀主催の年次シンポジウム「ジャクソンホール会合」で米パウエルFRB議長の講演は今晩日本時間23時に予定されており、注目を集めます。インフレ上昇が垣間見える中で雇用が悪化している現在の環境でパウエルFRB議長はどのような認識を示すのか?想定される3つのパターンとすれば、まず1つめは可もなく不可もなく、これまでと変化のないトーンで経済指標データに基づき金融政策運営を判断していくとした場合、現在の市場のコンセンサスとなっている通り、米9月FOMCで0.25%利下げの見通しが続くパターン。2つめとして「雇用の下振れリスク」を強調した場合、昨年のジャクソンホール会合と同様に9月に0.5%の利下げ見通しが強まります。昨年の場合は会合明けの週明けには145円後半から143円後半へと約2円ドル安円高の動きとなりました。3つ目のパターンとすれば、「インフレ上振れ」を強調した場合、9月での早期利下げの見通しが一気に後退。ドル円はドル高円安に振れる可能性が高まります。米トランプ大統領など政権陣営はFRBに強く利下げを求めていますが、中央銀行の独立性を堅持する姿勢で敢えて利下げへの姿勢を見せないという可能性も否定できません。本日時点でのFEDウォッチの9月利下げ0.25%予想は73.3%。
【FEDウォッチ】
【ドル円 日足】
【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】22日のOSE金標準先物6月限は前日比49円高の16022円で2日続伸となり取引を終えました。一時8/14以来の16089円まで値を回復したものの、今晩の米パウエルFRB議長の講演を控え終始手控えムードの展開でした。円建て金価格の場合は当然ドル円の変動に価格が左右されますが、ドル円の変動要因は今回の米金融政策の行方も重要ですが、現在発動されたトランプ関税の影響も大きな影響を与えています。特に日米間では上乗せ関税が15%に抑えられたとはいえ、日本は米国に対し5500億ドル(約80兆円)の投資を約束しています。つまり80兆円がドルに向かうわけでこれはかなりの『ドル高円安』要因に…。
【NY白金 日足】
【OSE白金標準先物 日足】 22日のOSE白金標準先物6月限は前日比46円高の5920円と2日続伸。ドル円の下支えがあり現在の水準を維持しています。注目が集まる米パウエルFRB議長の講演内容を見極めるまでは方向感がつかめず小康状態が続いてきました。今晩、どのように反応するか?
8月30日に日本取引所グループ主催のInvestor & Trader EXPO 先物・オプション36周年記念イベントが開催され、弊社も協賛・ブース出展します。
セミナー 今後の予定
9/20(土)(東京)講師:エミン・ユルマズ
10/18(土)岡地セミナー(東京)
講師:決定済 公開までお待ちください
過去開催の相場セミナー
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【2025年】
8/2(東京) 講師:藤代宏一
7/26(東京) 講師:YEN蔵
6/28(東京) 講師:水上紀行
5/17(東京) 講師:江守哲
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
4/6(東京) 講師:山中康司
以上の講演動画以外にも大阪会場、また昨年以前に開催の講演動画もございます
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