2014年12月10日水曜日

ドル円 乱高下

おはようございます。
朝は布団からなかなか出られなくなる寒さとなってきました。

中国が高リスク債を担保として利用できなくなるとのことから、昨日は中国市場が失速。中国の景気減速懸念が強まり世界的に株価失速。

ドル円もリスク回避の動きから一時117円台までドル安円高が進み、上下2円以上の乱高下となっています。先日から指摘しているとおり、投機筋のドル買い円売りのポジションがかなり 膨らんでいることからポジション調整の動きも入り混じり思惑が右往左往しているようです。

本日、中国からの経済指標の発表がありますが、最近の景気減速傾向から金融緩和を望む声もあり、中国の金融政策の動向には一層注意が必要となります。

【NY金 日足】
ドル安の動きから上昇し、高値1239ドルまで伸びています。中国経済の不安から金融緩和の期待が高まってきています。日足では雲を抜けかけてきているため、目先は強いチャートになっています。調整入りしたドル円相場の動きからするとまだ今週いっぱいは上向きか。週足での抵抗は1238ドルにあります。

【東京金 日足】
持ち合いからまた一段上昇。しばらく低迷していた出来高も本日は増えそうです。本日は朝から売り建ちの方針で考えています。4600円を越えてからの持ち合いの日数からすると上昇の力はまだ限定的と考えています。

【東京白金 日足】
 押しを待ちながら「買い維持」。4700円前半を狙うか、高値更新に追随していくかで、今のところは推移を見守っています。

【東京原油 日足】
あくまで弱い相場ですが、売り込み過ぎるとしっぺ返しを食らうかも知れません。戻りの日数は浅く目先の突っ込みは追いかけるのではなく逆張りのほうが、効果ありと考えていますが・・・。仮に中国が景気減速に対する対策を実施してくるとリスクは高いと思われます。

【東京とうもろこし 日足】
 為替に振り回されているようなここ数日ですが、昨晩26000円を割れるもすぐに切り返しています。シカゴはまだ高値を取っておらず大きな上伸ではありませんが、下値を切り上げてきておりベクトルは横ばいから上を向きだしてきていると判断しています。

今晩には米USDA需給報告の発表があります、事前予想は下記のとおり。

                予想平均              予想レンジ              11月発表
コーン   期末在庫  20億1800万bus  19億3800万~20億8100万bus  20億800万bus